到達目標
1. パケット通信技術,インターネットの運用形態を理解し,説明できる。
2. インターネット・プロトコルの基本を理解し,説明できる。
3. Wiresharkを用いて,代表的なプロトコルのパケットの内容を確認することができる。
4. インターネットを構成する主要な機器の特徴を理解し,説明できる。
5. ネットワーク関連コマンドを操作し,実行結果を理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | パケット通信技術,インターネットの運用形態を理解し,説明できる。 | パケット通信技術,インターネットの運用形態を理解している。 | パケット通信技術,インターネットの運用形態を理解していない。 |
評価項目2 | インターネット・プロトコルの基本を理解し,説明できる。 | インターネット・プロトコルの基本を理解している。 | インターネット・プロトコルの基本を理解していない。 |
評価項目3 | Wiresharkを用いて,代表的なプロトコルのパケットの内容を確認することができる。 | Wiresharkを用いることができる。 | Wiresharkを用いることができない。 |
評価項目4 | インターネットを構成する主要な機器の特徴を理解し,説明できる。 | インターネットを構成する主要な機器の特徴を理解している。 | インターネットを構成する主要な機器の特徴を理解していない。 |
評価項目5 | ネットワーク関連コマンドを操作し,実行結果を理解できる。 | ネットワーク関連コマンドを操作できる。 | ネットワーク関連コマンドをできない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
インターネットを構成する通信技術,運用形態,代表的なプロトコルについて学習し,Wiresharkを用いてパケットの内容を確認する。インターネットを構成する主要な機器の特徴を理解し,基本的なネットワーク関連コマンドの操作法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義と演習を組み合わせた授業形態とする。教科書は用いずスライドで説明する。学習の理解を深めるため,適宜,課題を与える。
注意点:
試験の成績を70%,平素の学習状況(課題等)を30%とし,総合的に評価する。成績評価は中間と期末の各期間の評価の平均とする。理解できない内容は,質問するなどして,理解するための努力を怠らないこと。システムの操作中は他の学生と相談してもよいが,各自が主体的に取り組むことが重要である。指定された期日までに課題が提出されなかった場合,減点することがある。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス Linuxの基本操作
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授業の進め方や評価方法を理解する。 ファイル操作に関する基本命令を実行できる。
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2週 |
情報セキュリティ |
情報セキュリティの基本概念を理解し,説明できる。
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3週 |
通信技術 |
パケット交換による通信の特徴を理解し,説明できる。
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4週 |
インターネットの運用形態 |
インターネットの運用形態を理解し,説明できる。
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5週 |
インターネットを構成する主要な機器 |
ハブ,ルータなどの機器の機能を理解し,説明できる。
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6週 |
TCP/IP(1) |
TCP/IPの階層構造およびリンク層の特徴を理解し,説明できる。
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7週 |
TCP/IP(2) |
TCP/IPのインターネット層,トランスポート層,アプリケーション層の特徴を理解し,説明できる。
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8週 |
Wiresharkによるパケットキャプチャ(1) |
Ethenetフレームを確認し,設定内容を説明できる。
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4thQ |
9週 |
Wiresharkによるパケットキャプチャ(2) |
IP,ICMPを確認し,設定内容を説明できる。
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10週 |
Wiresharkによるパケットキャプチャ(3) |
ARPを確認し,設定内容を説明できる。
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11週 |
ネットワーク関連コマンド(1) |
pingを実行し,実行結果を説明できる。
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12週 |
ネットワーク関連コマンド(2) |
ipconfigを実行し,実行結果を説明できる。
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13週 |
ネットワーク関連コマンド(3) |
tracert,nslookupを実行し,実行結果を説明できる。
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14週 |
名前解決(1) |
名前解決の仕組みを理解し,説明できる。
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15週 |
名前解決(2) |
名前解決の仕組みを理解し,説明できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 3 | 後8,後9 |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 3 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 平素の学習状況 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 70 |
専門的能力 | 20 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
分野横断的的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |