到達目標
1.地域環境や地球環境の問題を説明できる。
2.環境倫理の基本概念を説明できる。
3.持続可能な社会の構築について討議できる。
4.ISO14001やSDGsを説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 地域環境や地球環境の問題を説明できる。 | 地域環境や地球環境の問題をある程度説明できる。 | 地域環境や地球環境の問題を説明できない。 |
評価項目2 | 環境倫理の基本概念を説明できる。 | 環境倫理の基本概念をある程度説明できる。 | 環境倫理の基本概念を説明できない。 |
評価項目3 | 持続可能な社会の構築について討議できる。 | 持続可能な社会の構築についてある程度討議できる。 | 持続可能な社会の構築について討議できない。 |
評価項目4 | ISO14001やSDGsを説明できる。 | ISO14001やSDGsをある程度説明できる。 | ISO14001やSDGsを説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
我々の経済活動や産業活動は身近な生活や自然環境に悪影響を与え、その結果として深刻な地球環境問題を引き起こしている。この迫り来る人類存続の危機に対して、持続可能な社会の構築は世界的な重要課題であり、環境方針や目標を設定し、その達成に向けて取り組む環境マネジメントが望まれている。この講義では、まず様々な環境問題の歴史、地球環境問題と国際的な取り組み、エネルギー問題と持続可能な社会における環境倫理の重要性について学ぶ。また、持続可能な社会を構築するための環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001のしくみ、環境へのインパクトを評価するライフサイクルアセスメント手法、2015年の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)に関する取り組みについて理解し、企業運営に必要な環境マネジメントの基礎知識を身につけることをめざす。
授業の進め方・方法:
下記の授業計画に従って講義を行う。授業は配付プリントやスライドを使って説明したり、課題の自主学習やグループ討議を行って知識の向上を図る。欠課した時間に配布する課題や資料は各自の机に入れておくので提出期日までに提出すること。前学期末に試験を行う。
注意点:
【成績評価の基準・方法】
試験の成績を60%,平素の学習状況等(課題やグループ討議)を40%の割合で総合的に評価する。技術者が身につけるべき専門基礎として,上記の到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
【事前・事後学習】
事前・事後学習として課題を手書きで提出する。課題はSNSで調べたり(出典を明記)、周囲の学生とディスカッションをしても構わないが、自分で考えた解答を書くこと(他人の解答を写してはいけない)。
【学修単位科目(授業時間外の学習時間等)】
本科目は学修単位のため、以下の標準学習時間を設定した自主学習を累計45時間分以上実施して提出しなければ、成績が60点を超えた場合でも59点として扱い単位を認定しない。
・全15回の授業に対して、2.5時間の事前・事後学習。計37.5時間分。
・期末試験勉強のための課題学習7.5時間。
【履修上の注意】
この科目を履修するにあたり、5年前学期の環境工学の内容を理解しておくことが望ましい。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
地球と人類の歴史について学ぶ。 |
生物の誕生,物質循環,人類とエネルギーの関係などが説明できる。
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2週 |
地球環境問題と国際的な取り組みについて学ぶ。 |
様々な地球規模の環境問題を理解し,その具体的な取り組みについて説明できる。
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3週 |
エネルギー問題と持続可能な社会について学ぶ。 |
将来のエネルギー問題に対する持続可能な社会の構築について説明できる。
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4週 |
公害問題と環境政策について学ぶ。 |
高度経済成長期以降の公害問題を理解し,行政や地域社会の責任を説明できる。
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5週 |
水質汚濁と富栄養化について学ぶ。 |
各種水質指標の意味を理解でき,水質汚濁問題の原因やその対策について説明できる。
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6週 |
上水道と下水道のしくみについて学ぶ。 |
上下水道の歴史,役割,種類が理解でき,普及状況や課題を説明できる。
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7週 |
廃棄物の処理とリサイクルについて学ぶ。 |
廃棄物問題の歴史,区分,発生状況,廃棄物の処理と処分,中間処理及び最終処分の方法を説明できる。
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8週 |
循環型社会への取り組みについて学ぶ。 |
廃棄物の不法投棄と不適正処理,循環型社会形成のための法体系を説明できる。
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4thQ |
9週 |
生態系と生物多様性の保全について学ぶ。 |
生態系の構造や機能、生物多様性などが説明できる。
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10週 |
環境保全への国際的な取り組みについて学ぶ。 |
生態系と生物多様性の保全施策が説明できる。
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11週 |
環境アセスメントとミティゲーションについて学ぶ。 |
環境アセスメントの目的,現状,リスクアセスメントが説明できる。
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12週 |
環境マネジメントとLCAについて学ぶ。 |
ISO9001,ISO14001,LCAが説明できる。
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13週 |
SDGsと取り組みの現状について学ぶ。 |
SDGs,プラネタリーバウンダリーが説明できる。
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14週 |
企業のSDGsの取り組みについて学ぶ。 |
SDGsの取り組みの進捗が説明できる。
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15週 |
サプライチェーンとESG投資について学ぶ。 |
企業の取り組み,サプライチェーンマネジメント,ESG投資が説明できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 電気 | 導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。 | 3 | |
クーロンの法則が説明できる。 | 3 | |
クーロンの法則から、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。 | 3 | |
電場・電位について説明できる。 | 3 | |
オームの法則から、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。 | 3 | |
抵抗を直列接続、及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。 | 3 | |
ジュール熱や電力を求めることができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 課題や発表内容 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
専門的能力 | 40 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |