テクニカルライティングⅡ

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 テクニカルライティングⅡ
科目番号 R5006 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 SD ロボティクスコース 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 参考書:日本工業英語協会編「工業英語3級対策」(日本工業英語協会) 参考書:酒井聡樹「これから論文を書く若者のために」(共立出版)参考書:メアリ・K・マカスキル「NASAに学ぶ英語論文・レポートの書き方」(共立出版)参考書:ヒラリー・グラスマン−ディール「アカデミックライティング」(東京図書)参考書:片山晶子「英語科学論文の書き方(IMRaDでわかる科学論文の構造)」(中山書店)
担当教員 武内 秀樹,宮田 剛

到達目標

1.科学技術英語論文の構成を理解し、説明できる。
2.一般的な科学技術の専門の英語文章を作成できる。
3.各自の卒業研究について,簡単な英文概要を作成し,発表できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1科学技術英語論文の構成を理解し、説明できる。科学技術英語論文の構成を理解できる。科学技術英語論文の構成を理解できない。
評価項目2一般的な科学技術の専門の英語文章を作成できる。専門用語を用いた英語文章を作成できる。一般的な科学技術の専門の英語文章を作成できない。
評価項目3各自の卒業研究について,簡単な英文概要を作成し,発表できる。各自の卒業研究について,簡単な英文概要を作成できる。各自の卒業研究について,簡単な英文概要を作成できず,また発表できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
技術者,科学者として,専門的な科学技術英語を読み理解し,理解した内容を他者に説明できる。さらに,科学技術英語について理解し,英語での論文執筆を目標とする。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。講義中の課題に加え,工業英語3級レベルの問題も解く。
注意点:
試験の成績70%,平素の学習状況等(課題・小テスト・レポート等を含む)を30%の割合で総合的に評価する。技術者,科学者が身につけるべき科学技術英語の素養について,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 講義の内容について説明する。科学技術英語の必要性について学ぶ。 科学技術英語の必要性について説明できる。
2週 科学技術英語と一般の英語の違いについて学ぶ。5文型の復習を行う。 科学技術英語と一般の英語の違いについて説明できる。
3週 数式や単位の英語表現,読み方について学ぶ。 数式や単位の英語表現,読み方についてわかる。
4週 論文の種類や書式,基本的な構成,論文作成に必要な要件について学ぶ。 論文の種類や書式,基本的な構成(IMRaD),論文作成に必要な要件について説明できる。
5週 論文の構成要素について学ぶ。 アブストラクトや序論等の書き方がわかる。
6週 論文の構成要素について学ぶ。 方法論等の書き方がわかる。
7週 論文の構成要素について学ぶ。 結果等の書き方がわかる。
8週 論文の構成要素について学ぶ。 議論,結論等の書き方がわかる。
2ndQ
9週 論文の構成要素について学ぶ。 概要,標題等の書き方がわかる。
10週 専門分野の英語論文を調査し,概要の翻訳を行う。 専門分野の英語論文を調査でき,概要を正確に読むことができる。
11週 専門分野の英語論文を調査し,概要の翻訳を行う。 専門分野の英語論文を調査でき,概要を正確に読むことができる。
12週 卒業研究の背景・目的を英語で記述する。 卒業研究の背景・目的を英語で正しく記述できる。(200ワード程度を目標)
13週 卒業研究の背景・目的を英語で記述する。 卒業研究の背景・目的を英語で正しく記述できる。(200ワード程度を目標)
14週 卒業研究の概要を英語で発表する。 卒業研究の概要を英語で発表できる。
15週 卒業研究の概要を英語で発表する。 卒業研究の概要を英語で発表できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3

評価割合

試験課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合7030000100
基礎的能力7030000100
専門的能力000000
分野横断的能力000000