概要:
現在の通信ネットワークにおいて最も多く利用されている通信手段(プロトコル)はTCP/IPである。
本講義ではTCP/IPの中でも重要な役割を持つIPを中心に通信ネットワークに関する基礎技術を理解する。
授業の進め方・方法:
授業は教科書「マスタリングTCP/IP 入門編」およびプリントを主にし、スライドを併用した講義とする。
講義で学習した知識を定着させるために、毎週小テストを行う。
注意点:
【成績評価の基準・方法】
試験の成績80 %、平素の学習状況等(小テスト・課題レポート)を20 %の割合で総合的に評価する。学年の評価は後学期末の評価とする。技術者が身につけるべき専門基礎として、上記の到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
【事前・事後学習】
事前学習として教科書の該当部分をよく読み込むこと。また、事後学習として自身が作成したノートの見直しを行い、講義内容をよく復習すること。
【履修上の注意】
この科目を履修するにあたり、1年生科目の「情報処理」の内容を十分に理解しておくこと。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 後2 |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 4 | 後1,後2,後3,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後14 |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 2 | 後2 |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 2 | 後2 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 2 | 後2 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 2 | 後2 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 情報通信ネットワーク | プロトコルの概念を説明できる。 | 4 | 後3,後4 |
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。 | 4 | 後3,後4 |
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。 | 4 | 後2,後11,後12,後13,後14 |
インターネットの概念を説明できる。 | 4 | 後2 |
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。 | 4 | 後4 |
無線通信の仕組みと規格について説明できる。 | 2 | 後2 |
有線通信の仕組みと規格について説明できる。 | 3 | 後2,後11,後12,後13,後14 |
基本的なルーティング技術について説明できる。 | 3 | 後9,後10,後13 |