プログラミングⅡ

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 プログラミングⅡ
科目番号 I3017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 SD 情報セキュリティコース 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 西内 悠祐

到達目標

実際のOS上で稼働するアプリケーションについて、記述内容や動作を理解する。
実際のOS上で稼働するアプリケーションを設計の段階から構築し、開発を行う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1複雑なアプリケーションを開発できる。簡単なアプリケーションを開発できる。簡単なアプリケーションを開発できない。
評価項目2複雑なアプリケーションのソース文や動作を理解できる。簡単なアプリケーションのソース文や動作を理解できる。簡単なアプリケーションのソース文や動作を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
実際にOS上で実用可能なアプリケーションソフトウェアの開発に関し、ソフトウェアの設計や実装、マニュアルの作成を行うことでコンピュータの仕組みや動作についての理解やアルゴリズムの構築について考える力を養う。
授業の進め方・方法:
アプリケーションの開発方法や言語についての基礎についての学習、簡単なアプリケーション開発の練習、オリジナルアプリケーションの設計と開発を行う。言語基礎や簡単なアプリケーション開発については、解説後に実習を行う。
注意点:
試験の成績40 %,課題の評価(相互評価等を含む)を60 %の割合で総合的に評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 開発環境[1-2]:開発ツールの使い方や開発言語の基礎について学ぶ。 開発ツールの使い方や開発言語の基礎について理解する。
2週 開発環境[1-2]:開発ツールの使い方や開発言語の基礎について学ぶ。 開発ツールの使い方や開発言語の基礎について理解する。
3週 アプリケーションの動作[3-5]:簡単なアプリケーションの構造や動作について学ぶ。 簡単なアプリケーションの構造や動作について理解する。
4週 アプリケーションの動作[3-5]:簡単なアプリケーションの構造や動作について学ぶ。 簡単なアプリケーションの構造や動作について理解する。
5週 アプリケーションの動作[3-5]:簡単なアプリケーションの構造や動作について学ぶ。 簡単なアプリケーションの構造や動作について理解する。
6週 簡単なアプリケーション開発[6-8]:簡単なアプリケーションの開発方法について学ぶ。 簡単なアプリケーションの開発を行う。
7週 簡単なアプリケーション開発[6-8]:簡単なアプリケーションの開発方法について学ぶ。 簡単なアプリケーションの開発を行う。
8週 簡単なアプリケーション開発[6-8]:簡単なアプリケーションの開発方法について学ぶ。 簡単なアプリケーションの開発を行う。
4thQ
9週 オリジナルアプリケーション開発[9-14]:オリジナルのアプリケーション開発について学ぶ。 オリジナルのアプリケーション開発を行う。
10週 オリジナルアプリケーション開発[9-14]:オリジナルのアプリケーション開発について学ぶ。 オリジナルのアプリケーション開発を行う。
11週 オリジナルアプリケーション開発[9-14]:オリジナルのアプリケーション開発について学ぶ。 オリジナルのアプリケーション開発を行う。
12週 オリジナルアプリケーション開発[9-14]:オリジナルのアプリケーション開発について学ぶ。 オリジナルのアプリケーション開発を行う。
13週 オリジナルアプリケーション開発[9-14]:オリジナルのアプリケーション開発について学ぶ。 オリジナルのアプリケーション開発を行う。
14週 オリジナルアプリケーション開発[9-14]:オリジナルのアプリケーション開発について学ぶ。 オリジナルのアプリケーション開発を行う。
15週 相互評価[15-16]:開発したオリジナルアプリケーションの相互評価を行う。 開発したオリジナルアプリケーションを公開し相互評価する。
16週 相互評価[15-16]:開発したオリジナルアプリケーションの相互評価を行う。 開発したオリジナルアプリケーションを公開し相互評価する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。4後1,後2
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。4後1,後2
変数の概念を説明できる。4後1,後2
データ型の概念を説明できる。4後1,後2
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。4後1,後2
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。4後1,後2
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。4後3,後4,後5,後6,後7,後8
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4後3,後4,後5,後6,後7,後8
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。4後3,後4,後5,後6,後7,後8
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。2後1,後2
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。3後1,後2
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。2後1,後2
主要な計算モデルを説明できる。2後1,後2
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。4後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。4後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。4後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。4後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
ソフトウェアアルゴリズムの概念を説明できる。4後3,後4,後5
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。4後3,後4,後5
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。4後3,後4,後5
整列、探索など、基本的なアルゴリズムについて説明できる。4後3,後4,後5
時間計算量によってアルゴリズムを比較・評価できることを説明できる。4後3,後4,後5
領域計算量などによってアルゴリズムを比較・評価できることを説明できる。4後3,後4,後5
コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。4後3,後4,後5
同一の問題に対し、選択したデータ構造によってアルゴリズムが変化しうることを説明できる。4後3,後4,後5
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造の概念と操作を説明できる。4後3,後4,後5
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造を実装することができる。4後3,後4,後5
ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。2後1,後2,後6,後7,後8
ソースプログラムを解析することにより、計算量等のさまざまな観点から評価できる。3後6,後7,後8
同じ問題を解決する複数のプログラムを計算量等の観点から比較できる。3後6,後7,後8
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。4後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。4後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。4後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。4後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。4後1,後2
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。4後1,後2
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。4後6,後7,後8

評価割合

試験課題相互評価合計
総合評価割合405010100
基礎的能力2020545
専門的能力2030555
分野横断的能力0000