モバイルプログラミング

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 モバイルプログラミング
科目番号 I5012 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 SD 情報セキュリティコース 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 岩崎 洋平

到達目標

1. インターネットにおけるアプリケーションについて理解し、それらの構成が説明できる。
2. スマートフォンを代表とする携帯情報端末を対象としたアプリケーションを設計できる。
3. WebおよびUIフレームワークを用いた携帯情報端末向けアプリケーションを実装できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1インターネットにおけるアプリケーションについて理解し、それらの構成が説明できる。インターネットにおけるアプリケーションについて理解できる。インターネットにおけるアプリケーションについて理解できない。
評価項目2スマートフォンを代表とする携帯情報端末を対象としたアプリケーションを最適に設計できる。スマートフォンを代表とする携帯情報端末を対象としたアプリケーションを設計できる。スマートフォンを代表とする携帯情報端末を対象としたアプリケーションを設計できない。
評価項目3WebおよびUIフレームワークを用いた携帯情報端末向けアプリケーションを最適なシステムとして実装できる。WebおよびUIフレームワークを用いた携帯情報端末向けアプリケーションを実装できる。WebおよびUIフレームワークを用いた携帯情報端末向けアプリケーションを実装できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近年、普及・進歩の目覚ましい携帯情報端末(スマートフォンおよびタブレット)上で動作するソフトウェアの作成について学習する。
具体的には、携帯情報端末向けのWebアプリケーション開発を通じて、開発環境の構築方法およびシステムの開発方法、UIデザインを意識したソフトウェア設計方法を学ぶ。
開発プラットフォームとしてAngular、UIフレームワークとしてIonicを使用し、Android端末向けWebアプリケーションを開発する。
授業の進め方・方法:
授業は講義と演習によって行う。
講義では配布資料を用いて開発環境の構築方法・システム開発方法・UIデザインについて解説する。
演習では、講義で学習した内容を各自の環境(Windows10 PCを想定)において、実際にプログラミングを行う演習を実施する。
最終課題として、オリジナルの携帯情報端末向けWebアプリケーションの作成および提出を課す。
注意点:
【成績評価の基準・方法】
中間試験は実施しない。
期末試験の評価を50%、平素の学習状況等(課題・小テスト)を20%、最終課題の評価を30%の割合で総合的に評価する。平素の学習状況等は中間と期末の各期間の評価の平均とする。学年の評価は後学期末の評価とする。上記の到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
【事前・事後学習】
事前学習としては前回学んだ内容とそれに関するプログラミングやソフトウェアデザインについて理解して授業に臨むこと。また,事後学習として授業内で指示した課題を提出すること。
【履修上の注意】
この科目を履修するにあたり,2年生のプログラミング基礎、3年生のプログラミング、4年生のソフトウェア工学の内容を十分に理解しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 携帯情報端末・Web・Webアプリケーションについて 携帯情報端末向けWebアプリケーションシステムの概要について理解できる
2週 UIデザインとUX UIデザインおよびUXについて理解できる
3週 開発環境構築 各自の環境において、携帯情報端末向けWebアプリケーション開発環境を構築できる
4週 HTMLおよびCSS(1) HTMLおよびCSSを用いてWebページを作成(デザイン)できる
5週 HTMLおよびCSS(2) HTMLおよびCSSを用いて動的なWebページを作成できる
6週 JavaScript(1) JavaScriptを用いて動的なWebページを作成できる
7週 JavaScript(2) JavaScriptを用いて動的なWebページを作成できる
8週 TypeScript TypeScriptを用いて動的なWebページを作成できる
4thQ
9週 サンプルアプリ開発(1) Angular+Ionic環境においてアプリケーションを開発できる
10週 サンプルアプリ開発(2) Angular+Ionic環境においてアプリケーションを開発できる
11週 サンプルアプリ開発(3) Angular+Ionic環境においてアプリケーションを開発できる
12週 モバイルアプリ開発(1) Angular+Ionic環境においてスマートフォンの機能を用いたアプリケーションを開発できる
13週 モバイルアプリ開発(2) Angular+Ionic環境においてスマートフォンの機能を用いたアプリケーションを開発できる
14週 最終課題:オリジナルアプリの開発(1) UIデザインを意識したオリジナルの携帯端末向けWebアプリケーションを開発できる
15週 最終課題:オリジナルアプリの開発(2) UIデザインを意識したオリジナルの携帯端末向けWebアプリケーションを開発できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
変数の概念を説明できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
データ型の概念を説明できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。2後3,後6,後7,後8,後9,後12
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。4後3
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
ソフトウェアコンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。2後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
情報通信ネットワークインターネットの概念を説明できる。3後1
情報通信ネットワークを利用したアプリケーションの作成方法を説明できる。4後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験平素の学習状況等(課題・小テスト)最終課題合計
総合評価割合502030100
基礎的能力30101050
専門的能力20102050
分野横断的能力0000