概要:
偏微分,重積分,微分方程式,確率分布,推定と検定の基本的な考え方を理解し、理工学に関する問題を解くことができる力を養う.
授業の進め方・方法:
原則として講義形式で行う.適宜,レポート課題を課す.
注意点:
【成績評価の基準・方法】
試験の成績を70%の割合で,また平素の学習状況としてレポート課題の提出状況や内容を30%の割合で総合的に評価する.
学年の評価は前学期中間,前学期末,後学期中間,学年末の4つの期間の評価の平均とする.また,各期間ごとの評価はそれまでの期間の評価の平均とする.
技術者が身につけるべき専門基礎能力として,到達目標に対する達成度を試験等によって評価する.
【事前・事後学習】
事前学習として,1~3年次に学習した数学の内容の中で本講義に関連する内容を適宜復習しておくことが望ましい.
また,事後学習としてレポート課題に取り組み,内容の理解度を高める.
【履修上の注意】
特になし.ただし,主体的に学習に取り組むことを望む.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 2変数関数の定義域を理解し、不等式やグラフで表すことができる。 | 3 | 前1 |
合成関数の偏微分法を利用して、偏導関数を求めることができる。 | 3 | 前3,前4 |
簡単な関数について、2次までの偏導関数を求めることができる。 | 3 | 前2 |
偏導関数を用いて、基本的な2変数関数の極値を求めることができる。 | 3 | 前5,前6 |
2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。 | 3 | 前7,前8,前9,前10 |
極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。 | 3 | 前11,前12 |
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。 | 3 | 前9,前10 |
微分方程式の意味を理解し、簡単な変数分離形の微分方程式を解くことができる。 | 3 | 前13,前14 |
簡単な1階線形微分方程式を解くことができる。 | 3 | 前15,前16 |
定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4 |
独立試行の確率、余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解し、簡単な場合について、確率を求めることができる。 | 3 | 後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
条件付き確率、確率の乗法定理、独立事象の確率を理解し、簡単な場合について確率を求めることができる。 | 3 | 後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。 | 3 | 後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
2次元のデータを整理して散布図を作成し、相関係数・回帰直線を求めることができる。 | 3 | 後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |