到達目標
1.都市や地域を計画することの意義について理解し,説明できる。
2.近現代から現代までの都市計画の流れについて理解し、説明できる。
3. 我が国の都市計画の制度について基本的事項を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 都市や地域を計画することの意義について深く理解し,しっかりと説明できる。 | 都市や地域を計画することの意義について理解し,説明できる。 | 都市や地域を計画することの意義について理解しておらず,説明できない。 |
評価項目2 | 近現代から現代までの都市計画の流れについて深く理解し、しっかりと説明できる。 | 近現代から現代までの都市計画の流れについて理解し,説明できる。 | 近現代から現代までの都市計画の流れについて理解しておらず,説明できない。 |
評価項目3 | 我が国の都市計画の制度について基本的事項を深く理解し、しっかりと説明できる。 | 我が国の都市計画の制度について基本的事項を理解し,説明できる。 | 我が国の都市計画の制度について基本的事項を理解しておらず,説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達目標 (C)
説明
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基準1(2)の知識・能力 基準1(2)(d)(3)
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教育方法等
概要:
都市は、オフィスや住宅などの建築や道路などの社会基盤、オープンスペースをも含んだ、社会生活を営む空間単位である。本科目では、都市空間を制御する手法としての都市計画について、その基本事項を学ぶ。住みやすいまち、住みたいと思えるまちとはどのようなものであろうか。本講義では、都市の起源や近現代の都市計画論から、現代の我が国における都市計画制度の基礎、及び、持続可能な都市、住民参加のまちづくりの意義などを、「理論」と「事例」から理解し習得することを目指す。
授業の進め方・方法:
資料やパワーポイント,板書による講義形式で授業を進める。設定したテーマや内容についてメモをとり、レポートやプリントの回答を作成して提出する。インターネットで詳しく調べたり班ごとに話会いや教え会いを行う(アクティブラーニング)。詳細は授業計画のとおり。
注意点:
【成績評価の基準・方法】
試験の成績を60%,平素の学習状況等(課題・小テスト・レポート等を含む)を40%の割合で総合的に評価する。前学期の評価は中間と期末の各期間の評価の平均とする。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
【事前・事後学習】
事前学習として、次回の授業内容をあらかじめ提示するので、教科書の該当部分に通すこと。事後学習として、授業内で指示した課題を提出すること。
【履修上の注意】
この科目を履修するにあたり、まちづくり・防災概論、建設社会学、防災工学Ⅰ・Ⅱの内容を十分に理解しておくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション :都市歴史マンダラづくりを通して都市とは何か、計画とは何かを理解する。 |
都市の姿とその変容を都市計画との関係都市・都市計画とは何かを説明できる。
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2週 |
近代以前の日本の都市計画について学ぶ。 |
近世以前の日本の都市計画について説明できる。
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3週 |
近代以降の日本の都市計画について学ぶ。 |
近代以降の日本の都市計画について説明できる。
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4週 |
近代以前のギリシャ・ローマの都市計画について学ぶ。 |
近代以前のギリシャ・ローマの都市計画について説明できる。
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5週 |
近代の都市計画理論( 田園都市、近隣住区論、パタン・ランゲージ、都市のイメージ等)について学ぶ。 |
近代の都市計画理論( 田園都市、近隣住区論、パタン・ランゲージ、都市のイメージ等)について説明できる。
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6週 |
近代の都市計画理論( 田園都市、近隣住区論、パタン・ランゲージ、都市のイメージ等)について学ぶ。 |
近代の都市計画理論( 田園都市、近隣住区論、パタン・ランゲージ、都市のイメージ等)について説明できる。
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7週 |
都市計画学習かるたづくり |
都市計画の専門知識の要点について理解し、イラストと短文で表現できる。
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8週 |
都市計画制度の構成、都市計画区域の指定、都市計画決定の流れを学ぶ。 |
都市計画制度の構成、都市計画区域の指定、都市計画決定の流れについて説明できる。
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2ndQ |
9週 |
都市計画マスタープランと立地適正化計画についてプロセスと実例を学ぶ。 |
都市計画マスタープランと立地適正化計画について、プロセスと実例を説明できる。
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10週 |
都市計画マスタープランと立地適正化計画についてプロセスと実例を学ぶ。 |
都市計画マスタープランと立地適正化計画について、プロセスと実例を説明できる。
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11週 |
土地利用計画(都市計画区域・順都市計画区域)について学ぶ。 |
都市計画区域、準都市計画区域について説明できる。
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12週 |
土地利用計画(区域区分・用途地域制)について学ぶ。 |
区域区分の意義や考え方、用途地域制の意義や内容について説明できる。
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13週 |
土地利用計画(地区計画制度・開発許可制度)について学ぶ。 |
地区計画制度、開発許可制度について説明できる。
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14週 |
都市施設の整備(都市交通計画・交通施設)について学ぶ。 |
都市交通計画、交通施設の整備について、考え方と実例を説明できる。
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15週 |
都市施設の整備(公園・緑地・下水道施設等供給施設)について学ぶ。 |
公園・緑地等の意義や計画、下水道施設等供給施設の整備について説明できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 計画 | 国土と地域の定義を説明できる。 | 3 | 前1 |
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5 |
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。 | 3 | 前7 |
土地利用計画と交通計画について、説明できる。 | 3 | 前5,前13,前14 |
総合計画とマスタープランについて、説明できる。 | 3 | 前8,前9 |
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。 | 3 | 前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。 | 2 | 前15 |
建築系分野 | 計画・歴史 | 現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。 | 2 | 前6 |
近現代都市の特質と課題について説明できる。 | 2 | 前3,前4,前5 |
近代の都市計画論について説明できる。 | 2 | 前3,前4,前5 |
現代にいたる都市計画論について説明できる。 | 2 | 前3,前4,前5 |
市街地形成と都市交通のあり方について説明できる。 | 2 | 前13,前14 |
街路計画の手法と理念について説明できる。 | 2 | 前13,前14 |
日本の土地利用計画の仕組みについて説明できる。 | 2 | 前10,前11,前12 |
方法・制度の変遷について説明できる。 | 2 | |
景観形成・風景計画、用途・形態規制の仕組みについて説明できる。 | 2 | |
市街地を開発する仕組みについて説明できる。 | 2 | |
土地区画整理事業について説明できる。 | 2 | |
市街地再開発事業について説明できる。 | 2 | |
地区計画制度について説明できる。 | 2 | |
建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。 | 2 | |
都市と農村の計画について説明できる。 | 2 | 前6 |
都市・地区・地域・建築物の規模に応じた防災に関する計画、手法などを説明できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 提出物 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 30 | 80 |
分野横断的能力 | 10 | 10 | 20 |