概要:
身の回りに存在する有機材料はどのように合成されているか、またその種類と性質、解析法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
配布資料をもとに、授業計画に従い講義を行う。
注意点:
【成績評価の基準・方法】
試験の成績を90%,課題・小テスト・レポート等を10%の割合で総合的に評価する。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
【事前・事後学習】
事後学習として授業内で指示した課題を実施すること。
【履修上の注意】
本科目は特に有機化学IおよびIIに関連する科目となる
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 有機材料 | 代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。 | 4 | 後1 |
化学・生物系分野 | 有機化学 | 分子の三次元的な構造がイメージでき、異性体について説明できる。 | 3 | |
構造異性体、シスートランス異性体、鏡像異性体などを説明できる。 | 3 | |
化合物の立体化学に関して、その表記法により正しく表示できる。 | 3 | |
代表的な官能基に関して、その構造および性質を説明できる。 | 3 | |
それらの官能基を含む化合物の合成法およびその反応を説明できる。 | 3 | |
代表的な反応に関して、その反応機構を説明できる。 | 3 | |
高分子化合物がどのようなものか説明できる。 | 4 | 後1 |
代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。 | 4 | 後2,後3,後4 |
高分子の分子量、一次構造から高次構造、および構造から発現する性質を説明できる。 | 4 | 後4,後14 |
高分子の熱的性質を説明できる。 | 4 | 後14,後15 |
重合反応について説明できる。 | 4 | 後5,後6,後7,後8,後9 |
重縮合・付加重合・重付加・開環重合などの代表的な高分子合成反応を説明でき、どのような高分子がこの反応によりできているか区別できる。 | 4 | 後5,後6,後7,後8,後9 |
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の反応を説明できる。 | 4 | 後10,後11,後12,後13 |
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の特徴を説明できる。 | 4 | 後10,後11,後12,後13 |
電子論に立脚し、構造と反応性の関係が予測できる。 | 3 | |
反応機構に基づき、生成物が予測できる。 | 3 | |