有機化学Ⅱ

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 有機化学Ⅱ
科目番号 T4065 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 SD 新素材・生命コース 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書: J. McMurry 著 マクマリー 有機化学概説 (第7版),GoogleClassRoom
担当教員 前田 公夫

到達目標

【到達目標】
1.有機ハロゲン化物の命名,製法,反応が説明できる。
2.アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体の命名,性質,合成,反応が説明できる。
3.アルデヒドとケトン:求核付加反応の命名,性質,合成,反応が説明できる。
4.カルボン酸とその誘導体:求核アシル置換反応の命名、性質・合成・反応が説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
有機ハロゲン化物有機ハロゲン化物の命名,製法,反応が説明でき,応用できる。有機ハロゲン化物の命名,製法,反応が説明できる。有機ハロゲン化物の命名,製法,反応が説明できない。
アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体の命名,性質,合成,反応が説明でき,応用できる。アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体の命名,性質,合成,反応が説明できる。アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体の命名,性質,合成,反応が説明できない。
アルデヒドとケトン:求核付加反応アルデヒドとケトン:求核付加反応の命名,性質,合成,反応が説明でき,応用できる。アルデヒドとケトン:求核付加反応の命名,性質,合成,反応が説明できる。アルデヒドとケトン:求核付加反応の命名,性質,合成,反応が説明できない。
カルボン酸とその誘導体:求核アシル置換反応 カルボン酸とその誘導体:求核アシル置換反応の命名,製法,反応が説明でき,応用できる。カルボン酸とその誘導体:求核アシル置換反応の命名,製法,反応が説明できる。カルボン酸とその誘導体:求核アシル置換反応の命名,製法,反応が説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
有機化学は炭素を含む化合物の化学であり、その用途は高分子材料、香料、医薬品など多岐に渡る。有機化合物は身の回りに溢れており、それらを扱う有機化学はモノづくりの根幹をなす化学である。本講義では有機化学Iに引き続き、有機化合物の分類、命名法、物理的化学的性質、反応性などを中心に、有機化学の基礎知識を習得する。
授業の進め方・方法:
演習問題を取り入れながら講義をおこなう。グーグルクラスルームを利用する.
注意点:
【成績評価の基準・方法】試験の成績を80%、課題の成績を20%の割合で併せて評価する。学期毎の評価は中間と期末の各期間の評価の平均、学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。なお、通年科目における後学期中間の評価は前学期中間、前学期末、後学期中間の平均とする。
【履修上の注意】この科目を履修するにあたり,3年生の有機化学Iの内容を十分に理解しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 7章:有機ハロゲン化物:求核置換と脱離:ハロゲン化アルキルの命名法,製法,反応,求核置換反応,SN2反応,SN1反応,E2反応,E1反応について学ぶ。 ハロゲン化アルキルの反応について理解できる。
2週 7章:有機ハロゲン化物:求核置換と脱離:ハロゲン化アルキルの命名法,製法,反応,求核置換反応,SN2反応,SN1反応,E2反応,E1反応について学ぶ。 ハロゲン化アルキルの反応について理解できる。
3週 7章:有機ハロゲン化物:求核置換と脱離:ハロゲン化アルキルの命名法,製法,反応,求核置換反応,SN2反応,SN1反応,E2反応,E1反応について学ぶ。 ハロゲン化アルキルの反応について理解できる。
4週 7章:有機ハロゲン化物:求核置換と脱離:ハロゲン化アルキルの命名法,製法,反応,求核置換反応,SN2反応,SN1反応,E2反応,E1反応について学ぶ。 ハロゲン化アルキルの反応について理解できる。
5週 7章:有機ハロゲン化物:求核置換と脱離:ハロゲン化アルキルの命名法,製法,反応,求核置換反応,SN2反応,SN1反応,E2反応,E1反応について学ぶ。 ハロゲン化アルキルの反応について理解できる。
6週 7章:有機ハロゲン化物:求核置換と脱離:ハロゲン化アルキルの命名法,製法,反応,求核置換反応,SN2反応,SN1反応,E2反応,E1反応について学ぶ。 ハロゲン化アルキルの反応について理解できる。
7週 7章:有機ハロゲン化物:求核置換と脱離:ハロゲン化アルキルの命名法,製法,反応,求核置換反応,SN2反応,SN1反応,E2反応,E1反応について学ぶ。 ハロゲン化アルキルの反応について理解できる。
8週 7章:有機ハロゲン化物:求核置換と脱離:ハロゲン化アルキルの命名法,製法,反応,求核置換反応,SN2反応,SN1反応,E2反応,E1反応について学ぶ。 ハロゲン化アルキルの反応について理解できる。
2ndQ
9週 8章:アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体について理解できる。
10週 8章:アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体について理解できる。
11週 8章:アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体について理解できる。
12週 8章:アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体について理解できる。
13週 8章:アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体について理解できる。
14週 8章:アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体について理解できる。
15週 8章:アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 アルコール,フェノール,エーテル,および硫黄類似体について理解できる。
16週
後期
3rdQ
1週 9章:アルデヒドとケトン,求核付加反応:アルデヒドとケトン,求核付加反応の命名法,製法,反応について学ぶ。 アルデヒドとケトン,求核付加反応について理解できる。
2週 9章:アルデヒドとケトン,求核付加反応:アルデヒドとケトン,求核付加反応の命名法,製法,反応について学ぶ。 アルデヒドとケトン,求核付加反応について理解できる。
3週 9章:アルデヒドとケトン,求核付加反応:アルデヒドとケトン,求核付加反応の命名法,製法,反応について学ぶ。 アルデヒドとケトン,求核付加反応について理解できる。
4週 9章:アルデヒドとケトン,求核付加反応:アルデヒドとケトン,求核付加反応の命名法,製法,反応について学ぶ。 アルデヒドとケトン,求核付加反応について理解できる。
5週 9章:アルデヒドとケトン,求核付加反応:アルデヒドとケトン,求核付加反応の命名法,製法,反応について学ぶ。 アルデヒドとケトン,求核付加反応について理解できる。
6週 9章:アルデヒドとケトン,求核付加反応:アルデヒドとケトン,求核付加反応の命名法,製法,反応について学ぶ。 アルデヒドとケトン,求核付加反応について理解できる。
7週 9章:アルデヒドとケトン,求核付加反応:アルデヒドとケトン,求核付加反応の命名法,製法,反応について学ぶ。 アルデヒドとケトン,求核付加反応について理解できる。
8週 9章:アルデヒドとケトン,求核付加反応:アルデヒドとケトン,求核付加反応の命名法,製法,反応について学ぶ。 アルデヒドとケトン,求核付加反応について理解できる。
4thQ
9週 10章:カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応について理解できる。
10週 10章:カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応について理解できる。
11週 10章:カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応について理解できる。
12週 10章:カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応について理解できる。
13週 10章:カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応について理解できる。
14週 10章:カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応について理解できる。
15週 10章:カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応:命名法,性質,合成,反応について学ぶ。 カルボン酸とその誘導体,求核アシル置換反応について理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野有機化学有機物が炭素骨格を持つ化合物であることを説明できる。4前4,前5,前6,前8,前12,後1,後5,後10,後13
代表的な官能基を有する化合物を含み、IUPACの命名法に基づき、構造から名前、名前から構造の変換ができる。4前4,前5,前6,前8,前12,後1,後5,後10,後13
σ結合とπ結合について説明できる。4前8,前12,後3,後13
混成軌道を用い物質の形を説明できる。4前8,前12,後3,後13
誘起効果と共鳴効果を理解し、結合の分極を予測できる。4前8,前12,後3,後13
σ結合とπ結合の違いを分子軌道を使い説明できる。4前8,前12,後3,後13
ルイス構造を書くことができ、それを利用して反応に結びつけることができる。4前8,前12,後3,後13
共鳴構造について説明できる。4前8,前12,後3,後13
炭化水素の種類と、それらに関する性質および代表的な反応を説明できる。4
芳香族性についてヒュッケル則に基づき説明できる。4後1,後2,後3,後4
分子の三次元的な構造がイメージでき、異性体について説明できる。4前1,前2,前3
構造異性体、シスートランス異性体、鏡像異性体などを説明できる。4前1,前2,前3
化合物の立体化学に関して、その表記法により正しく表示できる。4前1,前2,前3
代表的な官能基に関して、その構造および性質を説明できる。4前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
それらの官能基を含む化合物の合成法およびその反応を説明できる。4前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
代表的な反応に関して、その反応機構を説明できる。4前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
電子論に立脚し、構造と反応性の関係が予測できる。4前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
反応機構に基づき、生成物が予測できる。4前4,前5,前6,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験小テスト等合計
総合評価割合8020100
基礎的能力401050
専門的能力401050