環境微生物学

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 環境微生物学
科目番号 T5014 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 SD 新素材・生命コース 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:微生物学(基礎生物学テキストシリーズ4)、青木健次、化学同人、2007年
担当教員 東岡 由里子

到達目標

1.微生物の分類,分布,環境中での役割を理解している。
2.地球環境と微生物とのかかわりを理解している。
3.環境保全にかける微生物の利用を理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1微生物の分類,分布,環境中での役割を説明できる微生物の分類,分布,環境中での役割を理解している微生物の分類,分布,環境中での役割を理解していない
評価項目2地球環境と微生物とのかかわりを説明できる地球環境と微生物とのかかわりを理解している地球環境と微生物とのかかわりを理解していない
評価項目3環境保全にかける微生物の利用を説明できる環境保全にかける微生物の利用を理解している環境保全にかける微生物の利用を理解していない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
微生物がもつ機能、および地球上で微生物がどのような役割を果たしているのかについて理解する。
授業の進め方・方法:
教科書を用い、授業計画に従って進める。
注意点:
【成績評価の基準・方法】
試験の成績を80%,平素の学習状況等(課題・小テスト・レポート等を含む)を20%の割合で総合的に評価する。成績評価は後学期中間および学年末の評価の平均とする。技術者が身につけるべき専門基礎知識として,上記の到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
【事前・事後学習】
事後学習として授業内で指示した課題を提出すること。
【履修上の注意】
この科目を履修するにあたり,3年生の生化学,4年生の微生物学の内容を十分に理解しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 環境微生物とは 環境微生物とはなにかを理解する
2週 微生物の分布と生育 微生物の分布と生育を理解する
3週 環境微生物の群集構造 環境微生物の群集構造を理解する
4週 環境変化と環境微生物 環境変化と環境微生物を理解する
5週 物質循環と環境微生物 炭素循環と環境微生物を理解する
6週 物質循環と環境微生物 窒素循環と環境微生物を理解する
7週 物質循環と環境微生物 リン循環と環境微生物を理解する
8週 物質循環と環境微生物 硫黄循環と環境微生物を理解する
4thQ
9週 陸圏環境中での環境微生物 陸圏環境中での環境微生物を理解する
10週 水圏環境中での環境微生物 水圏環境中での環境微生物を理解する
11週 気圏環境中での環境微生物 気圏環境中での環境微生物を理解する
12週 極限環境微生物 極限環境微生物を理解する
13週 微生物の環境保全への利用 微生物の環境保全への利用を理解する
14週 微生物の環境保全への利用 微生物の環境保全への利用を理解する
15週 バイオエネルギーと微生物 バイオエネルギーと微生物を理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野生物工学原核微生物の種類と特徴について説明できる。4
真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。4
微生物の増殖(増殖曲線)について説明できる。4
微生物の育種方法について説明できる。4
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。4
抗生物質や生理活性物質の例を挙げ、微生物を用いたそれらの生産方法について説明できる。4
微生物を用いた廃水処理・バイオレメディエーションについて説明できる。4

評価割合

試験課題・小テスト合計
総合評価割合8020100
基礎的能力601070
専門的能力201030