生命機能材料

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 生命機能材料
科目番号 T5023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 SD 新素材・生命コース 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント  参考書:河本邦仁「無機機能材料」(東京化学同人)
担当教員 三嶋 尚史

到達目標

1.無機材料の基本的な合成プロセスについて理解し、説明できる。
2.無機材料の構造解析・キャラクタリゼーションについて理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1生体材料の現状について十分に理し、応用できる。生体材料の現状について理解する。生体材料の現状について理解できない。
評価項目2 生体材料に用いられる種々の材料の概要について理解し、応用できる。生体材料に用いられる種々の材料の概要について理解する。生体材料に用いられる種々の材料の概要について理解できない。
評価項目3再生医療や診断用材料の役割について理解し、応用できる。再生医療や診断用材料の役割について理解する。再生医療や診断用材料の役割について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
生体材料(バイオマテリアル)は、「生体(生きている細胞も含む)に直接接触する材料」のことであり、人が作り出した金属・無機・有機材料の中で人体の局所的な部位に生じた欠損部分の修復、あるいはその機能の正常化の回復のために使用できるものである。本授業では、生体材料として使用されている金属材料、無機材料、有機材料の種類や特徴を知り、それらの材料の機能性に関する知識を身に付ける。
授業の進め方・方法:
教科書は使用せず、配付プリントあるいはスライドを使用して講義を行う。また授業内容に沿った調査事項の課題を課す。
注意点:
【成績評価の基準・方法】
試験の成績を70%,課題を30%の割合で総合的に評価する。学年の評価は後学期中間及び学年末の各期間の評価を平均する。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
【履修上の注意】
この科目を履修するにあたり,2年次の材料学基礎の内容を十分に理解しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1. 生体機能材料の概論:バイオマテリアルの現状とその応用を学習する。 バイオマテリアルについて概説できる。
2週 2. 医療用金属材料[1]:生体材料としての金属の種類や機能、その役割を学習する。 生体材料として用いられる金属(チタン系金属や合金など)について説明できる。
3週 2. 医療用金属材料[2]:生体材料としての金属の種類や機能、その役割を学習する。 生体材料として用いられる金属(チタン系金属や合金など)について説明できる。
4週 2. 医療用金属材料[3]:生体材料としての金属の種類や機能、その役割を学習する。 生体材料として用いられる金属(チタン系金属や合金など)について説明できる。
5週 2. 医療用金属材料[4]:生体材料としての金属の種類や機能、その役割を学習する。 生体材料として用いられる金属(チタン系金属や合金など)について説明できる。
6週 3. 医療用無機材料[1]:生体材料としてのセラミックスの種類や機能、その役割を学習する。 生体材料として用いられるセラミックス(ハイドロキシアパタイトなど)について説明できる。
7週 3. 医療用有機材料[2]:生体材料としての高分子の種類や機能、その役割を学習する。 生体材料として用いられるセラミックス(ハイドロキシアパタイトなど)について説明できる。
8週 3. 医療用有機材料[3]:生体材料としての高分子の種類や機能、その役割を学習する。 生体材料として用いられるセラミックス(ハイドロキシアパタイトなど)について説明できる。
4thQ
9週 3. 医療用有機材料[4]:生体材料としての高分子の種類や機能、その役割を学習する 生体材料として用いられるセラミックス(ハイドロキシアパタイトなど)について説明できる。
10週 3. 医療用有機材料[4]:生体材料としての高分子の種類や機能、その役割を学習する 生体材料として用いられるセラミックス(ハイドロキシアパタイトなど)について説明できる。
11週 4. 医療用有機材料[1]:生体材料としての高分子の種類や機能、その役割を学習する。 生体材料として用いられる高分子(プラスチックなど)について説明できる。
12週 4. 医療用有機材料[2]:生体材料としての高分子の種類や機能、その役割を学習する。 生体材料として用いられる高分子(プラスチックなど)について説明できる。
13週 4. 医療用有機材料[3]:生体材料としての高分子の種類や機能、その役割を学習する。 生体材料として用いられる高分子(プラスチックなど)について説明できる。
14週 4. 医療用有機材料[4]:生体材料としての高分子の種類や機能、その役割を学習する。 生体材料として用いられる高分子(プラスチックなど)について説明できる。
15週 5. 生体機能材料の応用[1]:再生医療や診断用材料について学習する。 再生医療や診断用材料に用いられる足場材料、iPS細胞やSSDなどについて説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000