到達目標
1.生体材料の現状について理解し、説明できる。
2.生体材料に用いられる種々の人工材料(金属・セラミックス・高分子)の概要について理解し、説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 生体材料の現状について十分に理解し、応用できる。 | 生体材料の現状について理解する。 | 生体材料の現状について理解できない。 |
評価項目2
| 生体材料に用いられる種々の人工材料の概要について理解し、応用できる。 | 生体材料に用いられる種々の人工材料の概要について理解する。 | 生体材料に用いられる種々の人工材料の概要について理解できない。 |
| | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
生体材料(バイオマテリアル)は、「生体(生きている細胞も含む)に直接接触する材料」のことであり、人が作り出した金属・無機・有機材料の中で人体の局所的な部位に生じた欠損部分の修復、あるいはその機能の正常化の回復のために使用できるものである。本授業では、生体材料として使用されている金属材料、無機材料、有機材料の種類や特徴を知り、それらの材料の機能性に関する知識を身に付ける。
授業の進め方・方法:
教科書は使用せず、配布プリントあるいはスライドを使用して講義を行う。また授業内容に沿った調査事項の課題を課す。
課題については、生体材料()に関する学術論文を読み、緒言・実験方法・結果と考察(図表を含む)・結論を簡単にまとめることについて評価する。
注意点:
【成績評価の基準・方法】
試験の成績を70%,課題を30%の割合で総合的に評価する。学年の評価は後学期中間及び学年末の各期間の評価を平均する。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
【履修上の注意】
この科目を履修するにあたり,4年次の無機材料学,有機材料学や5年次の金属材料の内容を十分に理解しておくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
1. 生体機能材料の概論:バイオマテリアルの現状とその応用を学習する。 |
バイオマテリアルについて概説できる。
|
2週 |
2. 医療用金属材料[1]:生体材料としての金属の種類や機能、その役割を学習する。 |
生体材料として用いられる金属(チタン系金属や合金など)について説明できる。
|
3週 |
2. 医療用金属材料[2]:生体材料としての金属の種類や機能、その役割を学習する。 |
生体材料として用いられる金属(チタン系金属や合金など)について説明できる。
|
4週 |
2. 医療用金属材料[3]:生体材料としての金属の種類や機能、その役割を学習する。 |
生体材料として用いられる金属(チタン系金属や合金など)について説明できる。
|
5週 |
2. 医療用金属材料[4]:生体材料としての金属の種類や機能、その役割を学習する。 |
生体材料として用いられる金属(チタン系金属や合金など)について説明できる。
|
6週 |
3. 医療用無機材料[1]:生体材料としてのセラミックスの種類や機能、その役割を学習する。 |
生体材料として用いられるセラミックス(ハイドロキシアパタイトなど)について説明できる。
|
7週 |
3. 医療用無機材料[2]:生体材料としてのセラミックスの種類や機能、その役割を学習する。 |
生体材料として用いられるセラミックス(ハイドロキシアパタイトなど)について説明できる。
|
8週 |
中間試験 |
第1週から第7週までの理解度について確かめる。
|
4thQ |
9週 |
3. 医療用無機材料[3]:生体材料としてのセラミックスの種類や機能、その役割を学習する。 |
生体材料として用いられるセラミックス(ハイドロキシアパタイトなど)について説明できる。
|
10週 |
3. 医療用無機材料[4]:生体材料としてのセラミックスの種類や機能、その役割を学習する。 |
生体材料として用いられるセラミックス(ハイドロキシアパタイトなど)について説明できる。
|
11週 |
4. 医療用有機材料[1]:生体材料としての高分子の種類や機能、その役割を学習する。 |
生体材料として用いられる高分子(プラスチックなど)について説明できる。
|
12週 |
4. 医療用有機材料[2]:生体材料としての高分子の種類や機能、その役割を学習する。 |
生体材料として用いられる高分子(プラスチックなど)について説明できる。
|
13週 |
4. 医療用有機材料[3]:生体材料としての高分子の種類や機能、その役割を学習する。 |
生体材料として用いられる高分子(プラスチックなど)について説明できる。
|
14週 |
4. 医療用有機材料[4]:生体材料としての高分子の種類や機能、その役割を学習する。 |
生体材料として用いられる高分子(プラスチックなど)について説明できる。
|
15週 |
4. 医療用有機材料[5]:生体材料としての高分子の種類や機能、その役割を学習する。 |
生体材料として用いられる高分子(プラスチックなど)について説明できる。
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 材料 | 金属材料、非金属材料、複合材料、機能性材料の性質と用途を説明できる。 | 3 | |
材料系分野 | 物理化学 | 代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |