ネットワークセキュリティ特論

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 ネットワークセキュリティ特論
科目番号 7142 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 ソーシャルデザイン工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:なし(Web教材を使用)
担当教員 浦山 康洋

到達目標

1. OSの仕組み・役割を理解する
2. コンピュータネットワークの仕組みを理解する
3. ネットワークセキュリティに対する基礎知識を身に着ける

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1OSの仕組み・役割を理解し、適切なコマンド操作が行えるOSの仕組み・役割を理解しているOSの仕組み・役割を理解できていない
評価項目2コンピュータネットワークの仕組みを深く理解しており、説明できるコンピュータネットワークの仕組みを理解しているコンピュータネットワークの仕組みを理解できていない
評価項目3ネットワークセキュリティに対する深い知識が身についており、自分の言葉で説明ができるネットワークセキュリティに対する基礎知識が身についているネットワークセキュリティに対する基礎知識が身についていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目は以下の内容を含む。
①サイバーセキュリティ分析をサポートするために必要な Windows(Linux)オペレーティングシステムの機能と特性
②ネットワークプロトコルおよびサービス運用の知識
③コンピュータネットワーク、ホスト、およびデータへの悪意のあるアクセス方法とそれを防ぐための方法
④セキュリティインシデントの管理
授業の進め方・方法:
授業は、Ciscoによって提供されているWeb教材「CCNA サイバーセキュリティ運用コース」を用いたeラーニング形式の講義とする。
注意点:
【成績評価の基準・方法】
試験の成績80 %、課題の成績20 %の割合で総合的に評価する。学年の評価は前学期末の評価とする。技術者が身につけるべき専門基礎として、上記の到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
【事前・事後学習】
事前学習としてWeb教材の該当部分をよく読み込むこと。また、事後学習として授業時間内での理解が難しかった内容について復習すること。
【学修単位科目(授業時間外の学習時間等)】
本科目は学修単位のため、以下の標準学習時間を設定した自主学習を累計45時間分以上実施して提出しなければ、成績が60点を超えた場合でも59点として扱い単位を認定しない。
・全15回の授業に対して、0.5時間の事前学習と1.5時間の事後学習。計30時間分。
・授業時間中に提示する課題の学習時間計12時間分
・試験勉強のための学習3時間分。
【履修上の注意】
この科目を履修するにあたり、「Linuxの操作」「OS」「IPネットワーク」に関する基礎知識を身につけていることが望ましい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス CCNAの使い方を理解する
2週 サイバーセキュリティとは? 「第1章 サイバーセキュリティとセキュリティオペレーションセンター」の内容を理解する
3週 OSの基礎知識① 「第2章 Windowsオペレーティングシステム」の内容を理解する
4週 OSの基礎知識② 「第3章 Linuxオペレーティングシステム」の内容を理解する
5週 ネットワークの基礎学習① 「第4章 ネットワークプロトコルとサービス」の内容を理解する
6週 ネットワークの基礎学習② 「第5章 ネットワークインフラストラクチャ」の内容を理解する
7週 ネットワークの基礎学習③ 「第6章 ネットワークセキュリティの原則」の内容を理解する
8週 ネットワークの基礎学習④ 「第7章 ネットワーク攻撃:詳細」の内容を理解する
2ndQ
9週 ネットワークの基礎学習⑤ 「第8章 ネットワークの保護」の内容を理解する
10週 情報セキュリティの学習および演習① 「第9章 暗号化と公開キーインフラストラクチャ」の内容を理解する
11週 情報セキュリティの学習および演習② 「第10章 エンドポイントのセキュリティと分析」の内容を理解する
12週 情報セキュリティの学習および演習③ 「第11章 セキュリティの監視」の内容を理解する
13週 情報セキュリティの学習および演習④ 「第12章 侵入データの分析」の内容を理解する
14週 情報セキュリティの学習および演習⑤ 「第13章 インシデントの対応と処理」の内容を理解する
15週 総合演習 本授業科目で学習した内容の総復習を行う
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力5010000060
専門的能力3010000040
分野横断的能力0000000