到達目標
【到達目標】
1.物質の状態変化,化学平衡,酸化還元,反応速度論などの環境化学の基礎を理解し説明できる。
2.微生物の酵素反応速度,比増殖速度などの環境微生物の基礎を理解し説明できる。
3.凝集,沈殿,ろ過,混合特性,酸素溶解効率などの環境物理の基礎を理解し説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 物質の状態変化,化学平衡,酸化還元,反応速度論などが説明できる。 | 物質の状態変化,化学平衡,酸化還元,反応速度論などがある程度説明できる。 | 物質の状態変化,化学平衡,酸化還元,反応速度論が説明できない。 |
評価項目2 | 微生物の酵素反応速度,比増殖速度などが説明できる。 | 微生物の酵素反応速度,比増殖速度などがある程度説明できる。 | 微生物の酵素反応速度,比増殖速度などが説明できない。 |
評価項目3 | 凝集,沈殿,ろ過,混合特性,酸素溶解効率などが説明できる。 | 凝集,沈殿,ろ過,混合特性,酸素溶解効率などがある程度説明できる。 | 凝集,沈殿,ろ過,混合特性,酸素溶解効率などが説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義では,水環境の状態を工学的に評価・管理する場合や,上下水道などの水処理装置を設計・運転する場合に,必要となる化学,物理,微生物の基礎知識を習得する。本科で学習した環境に関する基礎知識をさらに深く理解し,実務に応用できる専門的基礎知識を身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
毎回の講義の後に演習レポートを行って,内容の理解度・到達度を評価する。前学期末試験を行う。
注意点:
試験の成績60%,平素の学習状況等(演習レポート)を40%の割合で総合的に評価する。実務に応用できる専門基礎知識として,水環境や水処理に関する化学,物理,微生物の理解の程度を試験等において評価する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
環境化学 [1]:原子構造,イオンと分子構造,物質の状態変化,気体の性質を理解する。 |
原子構造,イオンと分子構造,物質の状態変化,気体の性質が理解できる。
|
2週 |
〃 [2]:溶液の性質,溶液の濃度,沸点上昇と凝固点降下,浸透圧,界面活性剤を理解する。 |
溶液の性質,溶液の濃度,沸点上昇と凝固点降下,浸透圧,界面活性剤が理解できる。
|
3週 |
〃 [3]:温度と熱運動,化学反応熱,ヘスの法則,化学反応の速度を理解する。 |
温度と熱運動,化学反応熱,ヘスの法則,化学反応の速度が理解できる。
|
4週 |
〃 [4]:化学平衡,化学平衡の移動,塩の溶解平衡,化学反応式を理解する。 |
化学平衡,化学平衡の移動,塩の溶解平衡,化学反応式が理解できる。
|
5週 |
〃 [5]:酸と塩基,pH,中和と緩衝作用を理解する。 |
酸と塩基,pH,中和と緩衝作用が理解できる。
|
6週 |
〃 [6]:酸化と還元(酸化数,金属のイオン化傾向)を理解する。 |
酸化と還元(酸化数,金属のイオン化傾向)が理解できる。
|
7週 |
〃 [7]:反応の速度(0次反応,1次反応,連続反応)を理解する。 |
反応の速度(0次反応,1次反応,連続反応)が理解できる。
|
8週 |
環境微生物 [8]:バイオテクノロジーの歴史,微生物学の基礎(細胞構造,代謝様式)を理解する。 |
バイオテクノロジーの歴史,微生物学の基礎(細胞構造,代謝様式)が理解できる。
|
2ndQ |
9週 |
〃 [9]:生体内での酵素反応,酵素反応の速度を理解する。 |
生体内での酵素反応,酵素反応の速度が理解できる。
|
10週 |
〃 [10]:微生物の増殖,増殖収率,単槽連続反応槽における物質収支を理解する。 |
微生物の増殖,増殖収率,単槽連続反応槽における物質収支が理解できる。
|
11週 |
生物学的排水処理 [11]:標準活性汚泥法のしくみを 理解する。 |
標準活性汚泥法のしくみが理解できる。
|
12週 |
生物学的排水処理 [12]:標準活性汚泥法の設計・管理指標を理解する。 |
標準活性汚泥法の設計・管理指標が理解できる。
|
13週 |
生物学的排水処理 [13]:曝気槽の供給空気量を理解する。 |
曝気槽の供給空気量が理解できる。
|
14週 |
生物学的排水処理 [14]:曝気槽内の混合特性を理解する。 |
曝気槽内の混合特性が理解できる。
|
15週 |
物理化学的的排水処理 [15]:凝集,沈殿,ろ過,オゾン処理,活性炭吸着を理解する。 |
凝集,沈殿,ろ過,オゾン処理,活性炭吸着が理解できる。
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | - | - | - | - | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
専門的能力 | 40 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |