到達目標
1.機械製図に関する基礎知識の習得
2.機械製図に関する描画力の習得
3.機械製図に関する物体の形状認識力の習得
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 物体の形状・寸法を図面に描き示すことができる | 図面から物体の形状・寸法を読み取ることができる | 図面から物体の形状・寸法を読み取ることができない |
評価項目2 | 作図線を正しく使い分け図形を描画できる | 製図道具を適切に用いて図形を描画できる | 製図道具を適切に用いて図形を描画できない |
評価項目3 | 適切な視座を選択し物体を第三角法により描画できる | 物体を第三角法により描画できる | 物体を第三角法によって描画できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
JISの機械製図の描き方に基づいた機械製図の基本的な表現法を習得し、製図規則に従った正確な機械図面を描けるようになることを目的とする。
授業の進め方・方法:
各回ごとに、JISの機械製図の描き方に基づいた機械製図の表現法について解説する。また、講義内容に対応した演習を適宜行う。文字の描き方や各線種の描き方等の細かな点まで指導するので、十分に注意して製図を描くこと。
注意点:
前期・後期に実施する定期試験2回分の総得点を50%、演習の評点合計を50%として評価を行い、60点以上を合格とする。演習は各課題ごとに重点項目を設定し(文字の丁寧さ、線の太さと濃さ、図の正確さ、作図の早さ、仕上がり程度等)、評価を行う。再試験は必要に応じて行う。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
機械製図の重要性 |
機械製図の重要性について理解する
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2週 |
製図道具の基本的な使い方 |
製図道具を適切に使うことができる
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3週 |
文字および数字 |
JIS Z 8313に従った文字および数字の記入ができる
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4週 |
線の種類、用途および名称 |
機械製図に必要な線の描き分けができる
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5週 |
投影法と第三角法 |
第三角法の概要について理解する
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6週 |
図面の種類 |
機械製図において必要とされる図面の種類について理解する
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7週 |
尺度 |
図面の縮尺について理解する
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8週 |
図形の表し方 |
第三角法によって物体を描画できる
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2ndQ |
9週 |
主投影図 |
物体の形状や加工法に合わせて主投影図を選択できる
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10週 |
図形の省略 |
JISに則った図形の省略ができる
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11週 |
断面法 |
断面図によって物体を表現できる
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12週 |
ハッチング |
図面にハッチングを施すことができる
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13週 |
寸法記入法1 |
直線要素の寸法記入ができる
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14週 |
寸法記入法2 |
円形状の寸法記入ができる
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15週 |
寸法記入法3 |
角部や穴の寸法記入ができる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
寸法公差、面の粗さ |
寸法公差を規格から読み取れる 表面粗さを図面に記入できる
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2週 |
ねじ製図の概要 |
ねじの種類について理解する
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3週 |
ねじの表し方 |
基本的なおねじ・めねじの図示法について理解する
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4週 |
ねじの図示法 |
ねじを組み合わせた場合の図示法について理解する
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5週 |
六角ボルト、六角ナット |
ボルト・ナットについて理解する
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6週 |
Vブロックのスケッチ1 |
スケッチについて理解する
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7週 |
Vブロックのスケッチ2 |
Vブロックのスケッチを描くことができる
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8週 |
Vブロックの製図1 |
期限に合わせ計画的に作業をすすめられる
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4thQ |
9週 |
Vブロックの製図2 |
Vブロックの製図を正しく描くことができる
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10週 |
すべり軸受のスケッチ1 |
期限に合わせ計画的に作業をすすめられる
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11週 |
すべり軸受のスケッチ2 |
期限に合わせ計画的に作業をすすめられる
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12週 |
すべり軸受のスケッチ3 |
すべり軸受のスケッチを描くことができる
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13週 |
すべり軸受の製図1 |
期限に合わせ計画的に作業をすすめられる
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14週 |
すべり軸受の製図2 |
期限に合わせ計画的に作業をすすめられる
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15週 |
すべり軸受の製図3 |
すべり軸受の製図を正しく描くことができる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | 図面の役割と種類を適用できる。 | 2 | 前1,前6 |
製図用具を正しく使うことができる。 | 3 | 前2 |
線の種類と用途を説明できる。 | 3 | 前4 |
物体の投影図を正確にかくことができる。 | 3 | 前5 |
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。 | 2 | 後8,後9,後13,後14,後15 |
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。 | 2 | 後1 |
部品のスケッチ図を書くことができる。 | 3 | 後6,後7,後10,後11,後12 |
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。 | 2 | 後5,後13,後14,後15 |
機械設計 | 標準規格の意義を説明できる。 | 1 | 後5 |
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。 | 2 | 後2,後3,後4,後5 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 60 |
専門的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 40 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |