Applied Physics 1

Course Information

College Kurume College Year 2024
Course Title Applied Physics 1
Course Code 3A08 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 2
Department Department of Mechanical Engineering Student Grade 3rd
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 教科書:総合物理1, 2(数研出版検定教科書) 演習書:リードα物理基礎・ 物理(数研出版問題集)
Instructor 山﨑 有司

Course Objectives

1.波特有の現象について説明できる。屈折、反射の法則等重要な法則を導出でき、説明することができる。
2.力のモーメントや慣性モーメントが理解できている。剛体にはたらく力のモーメントを計算し、剛体の回転運動に関る運動方程式が立てることができる。剛体の回転運動に関する方程式を解き、剛体の回転運動について説明できる。
3.光の粒子性や量子論に基づく原子モデルを理解し、放射線についての基礎知識を習得する。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 波動波特有の現象を説明でき、重要な法則を導出できる。波特有の現象と重要な法則を理解している。波特有の現象と重要な法則を説明できない。
評価項目2 剛体の運動剛体の運動方程式を立て、それを解くことで剛体の運動が理解できる。力のモーメントについて説明でき、剛体の運動方程式をつくることができる。力のモーメントの概念が理解できていない。
評価項目3 原子物理量子論的な観点から自然現象を説明できる。電子、光子の二重性について理解している。電子、光子の二重性について理解していない。

Assigned Department Objectives

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Teaching Method

Outline:
自然現象を把握し、数式を導入することでその理解を深めて一般化する。そのような自然現象の物理的な理解の方法・考え方を学ぶ。専門科目を学ぶための基礎知識・学力・思考力を身につける。
Style:
指定した教科書を参考にして授業は行うが、前から教科書通りに進めるということはない。学習項目ごとに総合物理1, 2(数研出版検定教科書)の2冊の教科書を適宜組み合わせ、総合的に学習する。教科書範囲外の項目に学習項目についてはプリント等を配布する。
Notice:
【評価方法】:前期と後期それぞれに中間試験と期末試験、年間で4回の定期試験を行う。それらの定期試験の結果と、適宜行う小テストや課題レポート等課題の評価とを併せ総合的に評価する。試験の結果と課題は、それぞれ、概ね85%、15%の割合で考慮し、総合成績を評価する。必要であれば、再試験を適宜行う。定期試験で優秀な解答と認められたもの、及び提出された課題で優秀な内容と認められたものについては、特別な評価を行う場合がある。
【評価基準】:評価60点以上を合格とする。
次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。

Characteristics of Class / Division in Learning

Active Learning
Aided by ICT
Applicable to Remote Class
Instructor Professionally Experienced

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 波動 (1) 反射と定常波 自由端反射、固定端反射の性質、および、端点がある場合の定常波の形成過程を説明できる。
2nd 波動 (2) 波の干渉 2次元における2つの波の干渉条件について説明できる。
3rd 波動 (3) 反射と屈折 屈折の法則について説明できる。
4th 波動 (4) ホイヘンスの原理と波の回折

・ホイヘンスの原理について説明できる。
・回折について説明できる。
5th 波動 (5) 波に関する総合問題 問題演習により波動現象について理解を深める
6th 音の性質(1)弦、弦にできる定常波、固有振動、弦を伝わる波の速さ 弦を伝わる波について説明できる。
7th 音の性質(2)音の速さ、音の干渉(強め合い・弱め合い・うなり) ・音波について説明できる。
・音の干渉について説明できる。
8th 音の性質(3)気柱(開管・閉管)、気柱にできる定常波、気柱の固有振動 気柱の共鳴現象について説明できる。
2nd Quarter
9th 音の性質(4)ドップラー効果、音源、観測者が動いた場合、壁、風がある場合 ドップラー効果について説明できる。音源、観測者の関係で、聞こえる音の振動数が変化することを数式を使って理解できる。
10th 音の性質(5)音に関する総合問題 問題演習により、音波についての理解を深める
11th 光の性質(1)反射、屈折の法則、散乱 光の反射、屈折現象を説明でき、光の反射、屈折の法則を説明できる。
12th 光の性質(2)回折 光の回折現象について説明できる。
13th 光の性質(3)干渉 光の干渉現象について説明できる。
14th 光の性質(4)くさび形空間、薄膜による干渉 具体的ないくつかの光学素子による光の干渉について、明線となるための条件を導出できる。
15th 光の性質(5)レンズと球面鏡(作図) レンズと球面鏡による像が作図できる。
16th 光に関する総合問題 問題演習により、光についての理解を深める。
2nd Semester
3rd Quarter
1st 剛体の力学(1)力のモーメント ・力のモーメントについて説明できる。
・剛体にはたらく力のモーメントを計算することができる。
2nd 剛体の力学(2)剛体のつり合い ・剛体のつり合いについて説明できる。
3rd 剛体の力学(3)重心 ・剛体の重心の位置を計算することができる。
4th 剛体の力学(4)回転の運動方程式 ・回転の運動方程式を立式できる。
5th 剛体の力学(5)慣性モーメント ・剛体の慣性モーメントを計算することができる。
6th 剛体の力学(6)回転運動の保存則 ・剛体の慣性モーメントについて説明できる。
・回転の運動エネルギーも含めた力学的エネルギー保存則を立式できる。
・角運動量保存則を立式できる。
7th 剛体の力学(7)回転運動の問題演習 ・並進および回転の運動方程式を両方用いて剛体の運動を解析できる。
8th 学習到達度試験
4th Quarter
9th 原子物理(1)電子の発見 ・トムソンの実験について説明できる。
・ミリカンの油滴実験について説明できる。
10th 原子物理(2)光の粒子性 ・光電効果について説明できる。
11th 原子物理(3)物質波 ・物質波について説明できる。
・粒子と波の二重性について説明できる。
12th 原子物理(4)水素原子のスペクトル① ・水素原子の軌道半径とエネルギー準位を計算できる。
13th 原子物理(5)水素原子のスペクトル② ・水素原子のスペクトルを求めることができる。
14th 原子物理(6)放射線 ・放射線と半減期について説明できる。
15th 原子物理(7)核反応 ・核反応と核エネルギーについて説明できる。
16th

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal85000015100
基礎的能力85000015100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000