1. 引張、圧縮を受ける部材に生じる内力と変形を解析することができる。
2. 応力とひずみ、フックの法則について説明することができる。
3. 応力変換、ひずみ変換、主応力、最大せん断応力を計算することができる。
概要:
引張・圧縮を受ける部材に生じる内力および変形の解析方法を習得する。その中で、サンブナンの原理について理解する。また、応力とひずみ、フックの法則について概念と意義を理解する。そして、応力変換、ひずみ変換、主応力、最大せん断応力について計算方法を習得する。
授業の進め方・方法:
できるだけ図を用いて概念を視覚的に理解しやすいように実施する。私語が多いなど他の学生の妨げとなる受講態度の場合は退出させる。
注意点:
定期試験で評価する(中間試験を実施する場合、期末試験と均等に評価)。課題レポートを実施する場合、定期試験80%、課題レポート20%の割合で評価する。定期試験はFE試験と同等のレベルで出題する。再試験は必要に応じて行なう。再試験は原則として1回とする。教材のミスを見つけた場合、定期試験評価に加味することがある。 評価基準:60点以上を合格とする。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。 | 4 | |
一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。 | 4 | |
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。 | 4 | |
力のモーメントの意味を理解し、計算できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。 | 4 | |
運動の第一法則(慣性の法則)を説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
運動の第三法則(作用反作用の法則)を説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
仕事の意味を理解し、計算できる。 | 4 | 後8 |
エネルギーの意味と種類、エネルギー保存の法則を説明できる。 | 4 | |
位置エネルギーと運動エネルギーを計算できる。 | 4 | |
荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。 | 4 | 後4,後5,後6,後9 |
応力とひずみを説明できる。 | 4 | 後4,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。 | 4 | 後4,後10,後11,後14,後15 |
引張荷重や圧縮荷重が作用する棒の応力や変形を計算できる。 | 4 | 後4,後5,後6 |
両端固定棒や組合せ棒などの不静定問題について、応力を計算できる。 | 4 | 後7 |
二軸応力について、任意の斜面上に作用する応力、主応力と主せん断応力をモールの応力円を用いて計算できる。 | 4 | 後13,後14,後15 |
部材が引張や圧縮を受ける場合のひずみエネルギーを計算できる。 | 4 | 後8,後9 |