概要:
本科目は、外国人留学生が、本校での機械工学に関する教科の履修に支障がないように、本校で2年生までに習得する内容について、外国人留学生を対象として、講義と実習を行うものである。
授業の進め方・方法:
学生の知識・技能に合わせて、内容を厳選して進める。課せられたレポートや課題に対しては、積極的に取り組み、必ず期限までに提出すること
注意点:
各科目ごとに課題の提出や試験を行い、機械製図30%、加工実習30%、数学20%、物理20%の割合で評価する。
評価基準:60点以上を合格とする。
再試験は必要に応じて行う。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | 図面の役割と種類を適用できる。 | 4 | 前1 |
製図用具を正しく使うことができる。 | 4 | 前1 |
線の種類と用途を説明できる。 | 4 | 前2 |
物体の投影図を正確にかくことができる。 | 4 | 前3 |
図形を正しく描くことができる。 | 3 | 前4,前5,前6 |
図形に寸法を記入することができる。 | 3 | 前7,前8,前9 |
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。 | 4 | 前4,前5,前6 |
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。 | 4 | 前10 |
部品のスケッチ図を書くことができる。 | 4 | 前7,前8,前9 |
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。 | 4 | |
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。 | 4 | |
力学 | 力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。 | 2 | 後11 |
一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。 | 2 | 後11 |
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。 | 2 | 後11 |
速度の意味を理解し、等速直線運動における時間と変位の関係を説明できる。 | 2 | 後11 |
加速度の意味を理解し、等加速度運動における時間と速度・変位の関係を説明できる。 | 2 | 後11 |
運動の第一法則(慣性の法則)を説明できる。 | 2 | 後12,後13 |
運動の第二法則を説明でき、力、質量および加速度の関係を運動方程式で表すことができる。 | 2 | 後12,後13 |
運動の第三法則(作用反作用の法則)を説明できる。 | 2 | 後12,後13 |
周速度、角速度、回転速度の意味を理解し、計算できる。 | 3 | 後14 |
向心加速度、向心力、遠心力の意味を理解し、計算できる。 | 3 | 後14 |
仕事の意味を理解し、計算できる。 | 3 | 後12 |
てこ、滑車、斜面などを用いる場合の仕事を説明できる。 | 3 | 後12 |
エネルギーの意味と種類、エネルギー保存の法則を説明できる。 | 2 | 後12 |
位置エネルギーと運動エネルギーを計算できる。 | 3 | 後12 |
動力の意味を理解し、計算できる。 | 3 | 後12 |
振動の種類および調和振動を説明できる。 | 2 | |
工作 | 鋳型の要件、構造および種類を説明できる。 | 2 | 前13,前14,前15 |
鋳物の作り方、鋳型の要件、構造および種類を説明できる。 | 3 | 前13,前14,前15 |
精密鋳造法、ダイカスト法およびその他の鋳造法における鋳物の作り方を説明できる。 | 2 | 前13,前14,前15 |
鋳物の欠陥について説明できる。 | 2 | 前13,前14,前15 |
切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。 | 3 | 後4,後5 |
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。 | 2 | 後4,後5 |
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。 | 2 | 後4,後5 |
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。 | 2 | 後4,後5 |
切削工具材料の条件と種類を説明できる。 | 2 | 後4,後5 |
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。 | 3 | 後4,後5 |
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。 | 2 | 後4,後5 |