概要:
本教科は機械設計分野で4年次の機械設計法1に続いて実施する科目である。ここでは、機械システムを構築するに際して必要な各種機械要素に関する基本知識を設計の実際問題に応用する能力を養うことを目的とした講義を行うが、本学期では伝動要素、制御・制動要素および緩衝要素について取り上げる。
実務経験のある教員による授業科目:この科目は、企業で機器設計を担当していた教員がその経験を活かし、機械要素について講義を行う授業である。
授業の進め方・方法:
教科書に記載された内容を中心に、上記学習内容の各項目について講義で説明する。
必要に応じて内容の理解度を問うレポートの提出を求める。
関連科目 機械設計製図、トライボロジー、材料力学、流体力学
注意点:
評価方法:中間試験50%、期末試験50%で評価する。
評価基準:60点以上を合格とする。
再試験は必要に応じて実施する。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 機械設計 | 機械設計の方法を理解できる。 | 2 | |
標準規格の意義を説明できる。 | 4 | 前1,前2,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
標準規格を機械設計に適用できる。 | 4 | 前1,前2,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。 | 4 | 前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
歯車の種類、各部の名称、歯型曲線、歯の大きさの表し方を説明できる。 | 4 | 前3 |
すべり率、歯の切下げ、かみあい率を説明できる。 | 4 | 前4,前7 |
標準平歯車と転位歯車の違いを説明できる。 | 4 | 前4 |
標準平歯車について、歯の曲げ強さおよび歯面強さを計算できる。 | 4 | 前5,前6 |
歯車列の速度伝達比を計算できる。 | 4 | 前3 |