到達目標
1.伝熱現象を理論的に理解することができる。
2.基礎的な伝熱計算をすることができる。
3.熱機器の設計、製作を担当することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 伝熱現象を理論的に理解することができる。 | 伝熱現象を理論的にある程度理解することができる。 | 伝熱現象を理論的に理解することができない。 |
評価項目2 | 基礎的な伝熱計算をすることができる。 | 基礎的な伝熱計算をある程度することができる。 | 基礎的な伝熱計算をすることができない。 |
評価項目3 | 熱機器の設計、製作を担当することができる。 | 熱機器の設計、製作をある程度担当することができる。 | 熱機器の設計、製作を担当することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
伝熱工学は温度差の結果として物体間に生じる熱の移動形態と移動速度を取り扱う。熱エネルギーを直接取り扱う熱機器などの工業分野だけではなく、多くのいろいろな分野で伝熱の知識が必要とされており、身の回りの自然現象の理解にも役立つ実用的な学問である。伝熱の各現象を物理的に理解し、基礎的な考え方を身につけ、問題の解き方を習得する。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って内容の要点を板書し、説明を行う。その際に、通常よく遭遇する事例を具体的に紹介する。例題および演習問題の解説をとおして、考え方、解き方を学ばせるとともに、適宜、課題をレポートにして提出させ自分のものとして習得させる。
注意点:
点数配分:中間試験40%、期末試験60%とする。
評価基準:60点以上を合格とする。
再試:期末試験後に再試を行う。
学修単位:本科目は学修単位であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
伝熱工学の意義、熱輸送とその様式 |
伝熱工学の意義、熱輸送とその様式について理解できる。
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2週 |
単位と単位系、熱力学と伝熱との関係 |
単位と単位系、熱力学と伝熱との関係について理解できる。
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3週 |
熱伝導の基礎 |
熱伝導の基礎について理解できる。
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4週 |
平板の定常熱伝導 |
平板の定常熱伝導について理解できる。
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5週 |
円筒の定常熱伝導 |
円筒の定常熱伝導について理解できる。
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6週 |
拡大伝熱面 |
拡大伝熱面について理解できる。
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7週 |
非定常熱伝導 |
非定常熱伝導について理解できる。
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8週 |
以上の復習 |
1~7回までの講義について理解できる。
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2ndQ |
9週 |
対流熱伝達の基礎方程式 |
対流熱伝達の基礎方程式について理解できる。
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10週 |
管内流の層流強制対流 |
管内流の層流強制対流について理解できる。
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11週 |
物体まわりの強制対流層流熱伝達 |
物体まわりの強制対流層流熱伝達について理解できる。
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12週 |
強制対流乱流熱伝達 |
強制対流乱流熱伝達について理解できる。
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13週 |
自然対流熱伝達 |
自然対流熱伝達について理解できる。
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14週 |
自然対流の相関式 |
自然対流の相関式について理解できる。
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15週 |
以上の復習 |
9~14回までの講義について理解できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 熱流体 | 流体の性質を表す各種物理量の定義と単位を理解し、適用できる。 | 4 | |
定常流と非定常流の違いを説明できる。 | 4 | |
層流と乱流の違いを説明できる。 | 4 | |
レイノルズ数と臨界レイノルズ数を理解し、流れの状態に適用できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |