歴史学入門

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 歴史学入門
科目番号 5AG12 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 岡本 和也

到達目標

1. 上述の目的を達成するために、本に書かれている何らかの見解を批判的に検討し、何らかの問題を設定し、その問題について調べ、 その結果得た自分の見解を他人に的確に伝えられるようになること。
2. 他人の見解を理解し、それについて議論できるようになること
3.  自分の見解を論理的に説明したレポートを作成できるようになること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
問題設定と口頭発表批判的に検討し、何らかの問題を設定し、自分の見解を他人に的確に伝えることができる批判的に検討し、何らかの問題を設定することができる批判的に検討し、何らかの問題を設定することができない
議論他人の見解を理解し、それについて議論できる他人の見解を理解することができる他人の見解を理解することができない
レポート作成自分の見解を論理的に説明したレポートを作成できる論理的には不十分であるが、自分の見解を説明したレポートを作成できる自分の見解を論理的に説明したレポートを作成できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 何らかの見解を批判的に検討し、自分の見解を発表することで、自分の意見を他人に伝える方法を学ぶこと。また、他学生の意見を聞くことで、他人の意見を理解し、それについて議論する方法を学ぶこと。そして、それらの経験を生かして、論理的思考力を養い論理的な文章を作成する能力を向上させること。
授業の進め方・方法:
 授業は学生による報告を中心に行う。まず、自分の関心がある歴史にかかわる本を探し、その本に書かれている何らかの見解を紹介する。そして、他の本を用いるなどして、その見解を批判的に検討し、その成果を報告する。これを各学生が行い、その報告について授業で参加する全員で議論する。次にその議論をいかして、各自が調べなおし、その成果を再び授業で発表し、議論する。そして、これらの口頭報告を経て、各学生が自分の見解を論理的に説明したレポートを提出する。
注意点:
評価基準:60点以上を合格とする。再試験は行わない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション  授業の内容を理解する
2週 5分報告…関心がある文献に説明されている見解を紹介し、それについて議論する 関心がある文献に説明されている見解を紹介し、それについて議論する
3週 講評と今後の方針…5分報告後の議論と講評を受けて、今後の方針を報告する 5分報告後の議論と講評を受けて、今後の方針を報告する
4週 15分報告1…5分報告よりも論点を絞った詳細な報告を15分で行い、それについて議論する 5分報告よりも論点を絞った詳細な報告を15分で行い、それについて議論する
5週 15分報告2…5分報告よりも論点を絞った詳細な報告を15分で行い、それについて議論する 5分報告よりも論点を絞った詳細な報告を15分で行い、それについて議論する
6週 講評と今後の方針1…15分報告後の議論と講評を受けて、今後の方針を報告する 15分報告後の議論と講評を受けて、今後の方針を報告する
7週 講評と今後の方針2…15分報告後の議論と講評を受けて、今後の方針を報告する 15分報告後の議論と講評を受けて、今後の方針を報告する
8週 30分発表のリハーサル…司会進行の方法や発表内容を確認する 司会進行の方法や発表内容を確認する
4thQ
9週 30分発表1…制限時間を設け、15分報告よりもより具体的な指摘を伴う発表し、質疑応答を行う 制限時間を設け、15分報告よりもより具体的な指摘を伴う発表し、質疑応答を行う
10週 30分発表2…制限時間を設け、15分報告よりもより具体的な指摘を伴う発表し、質疑応答を行う 制限時間を設け、15分報告よりもより具体的な指摘を伴う発表し、質疑応答を行う
11週 講評と今後の方針1…30分発表の内容について議論し、今後の方針を報告する 30分発表の内容について議論し、今後の方針を報告する
12週 講評と今後の方針2…30分発表の内容について議論し、今後の方針を報告する 30分発表の内容について議論し、今後の方針を報告する
13週 レポート内容の説明…これまでの経過をいかして作成したレポートの内容を説明する これまでの経過をいかして作成したレポートの内容を説明する
14週 レポート批評会1…他学生のレポートを読み、事前に提出した意見をもとに、議論する 他学生のレポートを読み、事前に提出した意見をもとに、議論する
15週 レポート批評会2…他学生のレポートを読み、事前に提出した意見をもとに、議論する 他学生のレポートを読み、事前に提出した意見をもとに、議論する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000