科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 地理
科目番号 0053 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『標準 高等地図』帝国書院 『図説 地理資料 世界の諸地域Now』帝国書院  その他適宜プリントを配布します
担当教員 藍澤 光晴

到達目標

①グローバル化した現代社会を生きていくために必要な知識を身につける。
②世界規模で生起している民族紛争、宗教対立などの背景を学び、それらの原因を理解し、問題解決のために考えようとする力を身につける。
③フィールドワークの実施およびレポートの作成と発表を通して、コミュニケーション能力の向上と自分の考えを主張する能力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地誌的に世界を理解し各地域が抱える諸問題について述べることができる地誌的に世界が抱える問題を把握できる地誌的に世界を考える
評価項目2さまざまな地図を使用できるさまざまな地図をインターネットで調べることができる地図にはさまざまな種類があることを知っている
評価項目3経済活動の特徴を地理的に説明できる経済活動の原理を地理的な要因から把握できる経済活動が地理的要因に影響を受けていることが理解できる

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地理は国際社会を理解する上で最適な科目です。
世界各地域や国の自然地理および人文社会地理を学び、現代の国際社会で生起している諸問題に対する基本的な知識・ものの見方・問題解決のための思考方法を涵養していきます。
授業の進め方・方法:
地理で学ぶ知識はグローバル社会を生き抜くために必要なものとなります。楽しみながら世界の出来事を学んでください。またアフリカや東南アジアのフィールドワークで担当教員が得た経験もみなさんに積極的に還元したいと考えいます。なお授業はPCを使用しながら進めていきたいと思います。
注意点:
積極的に授業に参加してもらうためにPCを使用し、毎回授業終了時にレポートを提出してもらいます。さらに夏休みにフィールドワークをしてまらいます。
成績評価はレポート(50%)、フィールドワーク(50%)の割合で、点数化して算出します。なお60点未満の学生には再試を実施します。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション
2週 第1編 さまざまな地図と地理的技能 さまざまな地図の種類と特性を学ぶ
3週 地球儀を活用する 地球儀の活用方法を考える
4週 さまざまな世界地図 統計資料に使用される地図について学ぶ
5週 地理情報を地図化する ハザードマップなどを利用しよう
6週 第2編 現代世界の系統的地理 小テスト 確認テスト
7週 世界の地形と気候 天気を決定する要因について学ぶ
8週 世界の産業発展と産業地域の変容 産業の特性を地理的視点から考える
2ndQ
9週 世界の農業および工業の立地とそれらの地域の変容 農業の特性を地理的視点から考える
10週 消費行動と消費関連産業 消費活動を地理的特性から考える
11週 食糧問題 世界の食糧事情について考える
12週 民族問題と領土問題 民族紛争の原因について考える
13週 第3編 久留米およびその近郊の産業 フィールドにでかけよう 地域を学ぶ
14週 久留米の歴史と発展について(産業の発展を中心に)報告① 地域を調べる
15週 久留米の歴史と発展について(産業の発展を中心に)報告② フィールドワークについて 地域を歩く
16週
後期
3rdQ
1週 フィールドワーク報告① 報告の仕方を工夫する
2週 フィールドワーク報告② 同上
3週 フィールドワーク報告③ 同上
4週 第4編 現代世界の地誌的考察 小テスト 確認テスト
5週 中国・韓国そして日本 東アジアを地誌的に把握する
6週 東南アジア 東南アジアを地誌的に把握する
7週 インド インドを地誌的に把握する
8週 西アジア、北アフリカ 中東を地誌的に把握する
4thQ
9週 サハラ以南アフリカ アフリカを地誌的に把握する
10週 ヨーロッパ ヨーロッパを地誌的に把握する
11週 ロシアとその周辺 ロシアとその周辺を地誌的に把握する
12週 南北アメリカ アメリカ大陸を地誌的に把握する
13週 オーストラリア オセアニアを地誌的に把握する
14週 日本が抱える諸課題 これからの日本について考える
15週 まとめ 復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。4
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。1
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合05000050100
基礎的能力05000050100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000