数学Ⅰ

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 数学Ⅰ
科目番号 0054 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 6
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 6
教科書/教材 新編高専の数学1 田代嘉宏・難波莞爾編 森北出版  新編高専の数学1 問題集 森北出版  基礎数学 ドリルと演習シリーズ 電気書院
担当教員 高橋 正郎

到達目標

1.工業技術者としての基礎的な数学的リテラシーの習得。
2.数学的な考え方(思考方法)に親しみ、計算技術や公式の運用に習熟し、問題解決能力を高める。
3.授業の中や自学自習の中で数学的事実の発見の体験を持つ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 計算整式の計算や,方程式・不等式の計算が自在にできる.基本的な整式,方程式・不等式の計算ができる.基本的な計算問題ができない.
評価項目2 関数初等関数を理解し,グラフが描ける.基本的な関数の定義を理解し,グラフが描ける.関数とは何かがわかっていない.
評価項目3 図形三角関数や図形の性質を駆使して,さまざまな問題に対応できる.基本的な図形の性質がわかり,使える.図形の性質が身についていない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
自然科学、工学の基礎となる数学の内容を学ぶ。これは、普通科高校の1、2年生が学ぶ数学の内容である。微分・積分の基礎となる、様々な関数を中心に学ぶ。同時に、学んだ知識を応用して問題解決能力を高めることを目指す。
授業の進め方・方法:
授業は教科書に沿った分かりやすい講義を目指す。しかし中学校に比べてかなり抽象的な数学になることは覚悟してほしい。イメージをつかんで内容を理解すること、学んだことを応用して問題を解決することを心掛けてほしい。
授業を実りあるものにするために、数学に興味を持って、前向きに受講することを期待する。
注意点:

計4回の定期試験の平均点を7割,授業中の試験の平均点を3割とする.
60点以上を合格とする.
年度末の再試験は行わない.
    

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実数とその性質
2週 式の計算
3週 2次関数
4週 2次方程式の解の公式
5週 複素数
6週 2次方程式の解の判別式
7週 2次方程式の解と係数の関係
8週 2次関数のグラフと2次方程式の解
2ndQ
9週 1次、2次不等式
10週 集合と命題
11週 恒等式
12週 因数定理
13週 高次方程式
14週 高次の不等式
15週 等式、不等式の証明
16週
後期
3rdQ
1週 平行、対称移動
2週 いろいろな関数
3週 逆関数
4週 累乗と累乗根
5週 指数関数とその性質
6週 対数
7週 対数関数とその性質
8週 三角関数とその性質
4thQ
9週 加法定理とその応用
10週 三角形の性質
11週 点と直線
12週 円と2次曲線
13週 不等式の表す領域
14週 場合の数と順列
15週 組合せと二項定理
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力5000002070
専門的能力2000001030
分野横断的能力0000000