概要:
機械工学分野の技術者を目指すにあたり、機械工学の全体像を把握させ、それぞれの専門分野の概要を理解させる。メイド・イン・ジャパンの代名詞でもあり、今日の日本の技術力の象徴でもある『自動車』は、機械・情報・生産・デザイン・販売戦略などの技術が結集した産業である。総合的な技術が集積した商品として『自動車』を取り上げ、新しい技術開発の動向を取り入れつつ、各専門分野への興味を高める。また『自動車』を通して、技術の持つ効果と影響を常に意識する、倫理性の高い技術者の考え方を養う。
授業の進め方・方法:
各回レポートを課す
注意点:
各回レポート5×13 65% 課題レポート35%(手書き)
レポート未提出者には合格点を与えない。
評価基準:60点以上を合格とする。
再試験は行わない。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション(機械工学分野の概説/評価方法等のガイダンス) |
授業の全体像を把握する。
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2週 |
自動車の加工技術 |
自動車の各部品、部分を形作るために様々な加工法が使われていることを説明できる。
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3週 |
設計から製造・販売へのプロセス(CAD/CAE/CAM/CAI) |
自動車の設計から製造・販売へのプロセスが理解できる。
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4週 |
動力エネルギー |
エンジンの歴史、エンジンの構造について理解できる。
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5週 |
環境対策技術(熱工学・ハイブリッド/燃料電池/電気自動車) |
環境対策技術について理解できる。
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6週 |
ボディの形状と空気抵抗(流れの力学への導入) |
自動車における流体力学に関わる走行抵抗および制動技術について説明できる。
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7週 |
エンジンの冷却と伝熱(伝熱工学への導入) |
エンジンの冷却と伝熱について理解できる。
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8週 |
自動車における摩擦と潤滑 |
自動車における摩擦の功罪を説明することができる。
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2ndQ |
9週 |
安全性と強度(ボディとシャーシ・フレーム) |
部材形状と比強度の高い材料を使用することで、軽くても必要な強度、剛性を確保できることを理解する。
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10週 |
駆動系とサスペンション(機械要素技術への導入) |
機械要素について説明できる。
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11週 |
生産技術(TOYOTAシステム・製造ライン) |
KAIZENの基礎を実施できる。
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12週 |
安全工学 |
自動車のフェイルセーフについて理解できる。
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13週 |
制御情報技術(制御工学・情報工学への導入) |
クルマに使われている制御制御情報技術の基礎体得し,説明できる.
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14週 |
自動車に関わるデザイン(自動車のデザイン・プロセスと都市のデザイン) |
自動車に関わるデザインについて理解できる。
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15週 |
課題レポート |
自動車に関連する機械工学について理解できる
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術史 | 技術史 | 歴史の大きな流れの中で、科学技術が社会に与えた影響を理解し、自らの果たしていく役割や責任を理解できる。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | 世界の歴史、交通・通信の発達から生じる地域間の経済、文化、政治、社会問題を理解し、技術者として、それぞれの国や地域の持続的発展を視野においた、経済的、社会的、環境的な進歩に貢献する資質を持ち、将来技術者の役割、責任と行動について考えることができる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |