数学ⅡA

Course Information

College Kurume College Year 2017
Course Title 数学ⅡA
Course Code 0137 Course Category General / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 4
Department Department of Mechanical Engineering Student Grade 2nd
Term Year-round Classes per Week 4
Textbook and/or Teaching Materials 1.田代 嘉宏・難波 完爾 編 新編 高専の数学2(森北出版株式会社)2.田代 嘉宏 編 新編 高専の数学2問題集(第2版)(森北出版株式会社)3.日本数学教育学会高専・大学部会教材研究グループ(TAMS)編集 ドリルと演習シリーズ 微分積分(電気書院)
Instructor 高橋 正郎

Course Objectives

1.積・商・合成関数の微分公式を利用して、標準的な問題を解くことができる。
2.指数、対数、三角関数に関する微分の標準的な問題を解くことができる。
3.分数、無理、指数、対数、三角関数の積分に関する標準的な問題を解くことができる。
4.部分積分や置換積分を用いて、標準的な問題を解くことができる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1積、商、合成関数の微分公式を利用して、発展的な問題を解くことができる。積・商・合成関数の微分公式を利用して、標準的な問題を解くことができる。積・商・合成関数の微分公式を利用して、標準的な問題を解くことができない。
評価項目2指数、対数、三角関数に関する微分の発展的な問題を解くことができる。指数、対数、三角関数に関する微分の標準的な問題を解くことができる。指数、対数、三角関数に関する微分の標準的な問題を解くことができない。
評価項目3分数、無理、指数、対数、三角関数の積分に関する発展的な問題を解くことができる。分数、無理、指数、対数、三角関数の積分に関する標準的な問題を解くことができる。分数、無理、指数、対数、三角関数の積分に関する標準的な問題を解くことができない。
評価項目4部分積分や置換積分を用いて、発展的な問題を解くことができる。部分積分や置換積分を用いて、標準的な問題を解くことができる。部分積分や置換積分を用いて、標準的な問題を解くことができない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
一年生で学習した様々な関数を基に、一変数関数の微分・積分を学ぶ。これは、自然科学、工学を理解するために必要となる重要な内容である。極限や一変数関数の微分・積分概念の理解および初等的な関数の微分・積分の計算能力を養成する。そして、微分・積分を使っ様々な問題を解決できるようになることを目指す。
Style:
授業は教科書に沿った分かりやすい講義を目指す。しかし1年生で学んだことを踏まえた内容であり、また極限の概念など、より抽象的で高度な数学を学ぶことになる。イメージをつかんで内容を理解すること、学んだことを応用して問題を解決することを心掛けてほしい。
授業を実りあるものにするために、数学に興味を持って、前向きに受講することを期待する。
Notice:
計4回の定期試験の平均点を7割,授業中の試験の平均点を3割とする.
60点以上を合格とする.
年度末の再試験は行わない.
    

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 数列 数列の概念を理解している。
2nd 等差数列・等比数列 等差数列・等比数列の一般項やその和を求めることができる。
3rd いろいろな数列 総和記号を用いた基本的な数列の和を計算することができる。
4th 数学的帰納法 数学的帰納法を用いた命題の証明ができる。
5th 無限数列の極限 いろいろな数列の極限を求めることができる(不定形の意味も理解している)。
6th 無限数列とその和 無限等比級数等の基本的な級数の収束・発散を調べ、その和を求めることができる。
7th 関数の極限値 いろいろな関数の極限を求めることができる。
8th 微分係数・導関数 微分係数の意味を理解し、求めることができる。
導関数の定義を理解している。
2nd Quarter
9th 導関数の計算(I) 和・差と定数倍の導関数の公式を使うことができる。
10th 接線と速度 基本的な関数の接線の方程式を求めることができる。
11th 関数の極大・極小 関数の増減表をかいて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。
12th 関数の極大・極小 及び 最大値・最小値 関数の最大値・最小値を求めることができる。
13th いろいろな変化率 導関数を用いて、様々な変化率を求めることができる。
14th 関数の極限 いろいろな関数の極限を求めることができる。
15th 関数の連続性 中間値の定理や、微分可能性との関係を理解している。
16th 期末試験
2nd Semester
3rd Quarter
1st 導関数の計算(II) 積・商の導関数の公式を使うことができる。
合成関数の導関数を求めることができる。
2nd 対数関数・指数関数の導関数 三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。
3rd 三角関数の導関数 三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。
4th 関数の増減と極大・極小 関数の増減表をかいて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。
関数の最大値・最小値を求めることができる。
5th 方程式・不等式への応用 関数の増減を用いて、方程式の実数解の個数や不等式の証明をすることができる。
6th 接線・法線と近似値 基本的な関数の接線の方程式を求めることができる。
7th 速度・加速度 導関数を用いて、速度や加速度を求めることができる。
8th 不定積分 不定積分の定義を理解している。
4th Quarter
9th 不定積分の置換積分法 置換積分および部分積分を用いて、不定積分を求めることができる。
10th 不定積分の部分積分法 置換積分および部分積分を用いて、不定積分を求めることができる。
11th いろいろな関数の不定積分 数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分の計算ができる。
12th 定積分 微積分の基本定理を理解している。
定積分の基本的な計算ができる。
13th 定積分の置換積分法 置換積分および部分積分を用いて、定積分を求めることができる。
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分の計算ができる。
14th 定積分の部分積分法 置換積分および部分積分を用いて、定積分を求めることができる。
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分の計算ができる。
15th 面積・体積 基本的な曲線で囲まれた図形の面積を求めることができる。
基本的な立体の体積を求めることができる。
16th 期末試験

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他(課題)Total
Subtotal70000030100
基礎的能力5000002070
専門的能力2000001030
分野横断的能力0000000