流体機械

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 流体機械
科目番号 0148 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:ターボ機械-入門編-、ターボ機械協会編、日本工業出版。参考書:流体機械(SI単位版)、原田幸夫、朝倉書店
担当教員 谷野 忠和

到達目標

1.流体機械と流体関連機器を理解することができる。
2.流体機械と流体関連機器の設計・製作、開発を担当することができる。
3.流体機械と流体関連機器の運転・保守を担当することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1流体機械と流体関連機器を理解することができる。流体機械と流体関連機器を理解することができる。流体機械と流体関連機器を理解することができる。
評価項目2流体機械と流体関連機器の設計・製作、開発を担当することができる。流体機械と流体関連機器の設計・製作、開発を担当することができる。
評価項目3流体機械と流体関連機器の運転・保守を担当することができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
流体を用いてエネルギー変換を行う機械を流体機械という。流体にエネルギーを与えるものにポンプ,送風機などがあり、流体からエネルギーをもらうものに水車、風車などがある。これら流体機械の作動原理、構造、特性などに関する基礎知識を修得し、流体機械の設計・製作、運転・保守をすることができる基礎能力を養う。
授業の進め方・方法:
教科書を読み進めながら、内容の要点を解説する。その際に、具体的な事例の紹介も行う。
例題および演習問題の解説をとおして、考え方、解き方を学ばせる。必要に応じて課題レポートを提出させる。自ら教科書を熟読し、演習問題に取り組むなど、予習復習をして授業内容の理解に努めること。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 流体機械の定義、流体機械の分類、流体エネルギー・動力
2週 流体と羽根車の間のエネルギー変換、損失と効率、以上の例題
3週 遠心羽根車、軸流羽根車、固定流路、軸封装置、以上の例題
4週 相似則と比速度、特性曲線
5週 運転、キャビテーション
6週 サージング、水撃作用、以上の例題
7週 ポンプの形式・性能
8週 ポンプの構造、特徴、スラスト、以上の例題
2ndQ
9週 送風機・圧縮機の形式・分類・理論圧力上昇・効率
10週 遠心送風機・圧縮機および軸流送風機・圧縮機など、以上の例題
11週 水車の出力と性能曲線
12週 水車の形式と構造、ポンプ水車、以上の例題
13週 流体継手、トルクコンバータ、ターボチャージャ
14週 風車の理論と特性
15週 風車の分類、種類と特徴、風車に関する例題
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力300000030
専門的能力700000070
分野横断的能力0000000