機械工学実験

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 機械工学実験
科目番号 0152 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 前後期の実験テーマを各1冊にまとめた実験説明書。  実験テーマに関連する教科書・参考書、ガイダンスまたは各自で収集した資料
担当教員 原田 豊満,和泉 直志,中武 靖仁,石丸 良平,青野 雄太,谷野 忠和,中尾 哲也,田中 大,細野 高史,南山 靖博

到達目標

1.実験で用いる各種の機械や計測機器の操作ができる。
2.実験結果を整理することができる。
3.実験結果を工学的に解析・考察して報告書を作成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験で用いる各種の機械や計測機器の操作ができる。実験で用いる各種の機械や計測機器の操作がある程度できる。実験で用いる各種の機械や計測機器の操作ができない。
評価項目2実験結果を整理することができる。実験結果を整理することがある程度できる。実験結果を整理することができない。
評価項目3実験結果を工学的に解析・考察して報告書を作成することができる。実験結果を工学的に解析・考察して報告書を作成することがある程度できる。実験結果を工学的に解析・考察して報告書を作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械工学において主要な分野に関連する実験を行い、実験テーマの現象や理論について理解を深める。
各実験において、目的・内容・方法の理解、結果の整理・解析・考察能力、チームによる共同作業・調査・レポート作成能力を修得する。
授業の進め方・方法:
実験テーマについて、目的と方法を明確に理解・把握させる。グループ作業により実験を行い、データ整理や考察を各自行う。
実験結果に基づき、実験後の調査も含めて各自報告書を様式に従って作成し、期限内に提出する。
注意点:
各テーマ毎に、実験内容とレポート内容に基づいて評価し、それら全部の平均点で成績評価する。
各テーマのレポート未提出者は不合格とする。再試験は行わない。
評価基準:60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 FEM(有限要素法)による弾性解析 FEM(有限要素法)の簡単な原理と有用性、結果の不確かさとその原因を理解できる。
3週 歯車の歯厚測定
4週 CNC旋盤による軸加工
5週 水の熱物性の測定
6週 種々のセンサー計測
7週 マイクロ水平軸風車の性能実験
8週 切削力の測定
2ndQ
9週 熱交換器内の流動と伝熱
10週 硬さ試験
11週 企画書の作成1
12週 企画書の作成2
13週 ジャーナル軸受の実験
14週 レポートまとめ1
15週 レポートまとめ2
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2週 DCモータの駆動実験
3週 円孔を有する帯板の応力集中の計測
4週 遠心送風機の性能試験
5週 円柱からの対流熱伝達の測定と解析
6週 歯車の精度測定
7週 ねじの測定
8週 流れの数値実験
4thQ
9週 シーケンス制御の基礎
10週 シーケンス制御の応用
11週 軟鋼の引張試験
12週 フェログラフィによる潤滑油中の磨耗粉の観察
13週 工具損傷の測定
14週 レポートまとめ1
15週 レポートまとめ2
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力060000060
専門的能力040000040
分野横断的能力0000000