化学工学概論

Course Information

College Kurume College Year 2017
Course Title 化学工学概論
Course Code 0193 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 1
Department Department of Mechanical Engineering Student Grade 5th
Term Second Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 教科書:橋本健治著, べ一シック化学工学(化学同人)。計算に必要な関数電卓
Instructor 松山 清

Course Objectives

1. 化学工業のプロセス、装置の概要を知ることができる。
2. 物質収支、エネルギー収支の計算方法を学ぶことができる。
3. 調湿・乾燥、流体からの粒子の分離に関する基礎理論を理解することができる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1化学工業のプロセス、装置の考え方と活用できる。化学工業のプロセス、装置の考え方を有している。化学工業のプロセス、装置の考え方を有していない。
評価項目2物質収支、エネルギー収支の計算方法を行うことできる。物質収支、エネルギー収支の計算方法の考え方を有している。物質収支、エネルギー収支の計算方法の考え方を有していない。
評価項目3調湿・乾燥、流体からの粒子の分離に関する基礎理論を説明することができる。調湿・乾燥、流体からの粒子の分離に関する基礎理論の考え方を有している。調湿・乾燥、流体からの粒子の分離に関する基礎理論の考え方を有していない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
化学工業は、化学的手段だけではなく、多くの物理的・機械的操作のための装置や機械の総合的な組み合わせからなりたっている。化学工学とは、このような化学工業で使用される装置や機器を合理的に設計し、適切な条件で運転操作するための学問である。化学工学概論では、化学プロセスにおける物質・エネルギー収支、化学反応工程の前後にある調湿・乾燥、流体からの粒子の分離方法について学習する。
Style:
教科書およびプリントを用いて授業を進める。
Notice:
計算に必要な関数電卓を持参すること。中間試験45%、定期試験45%、レポート10%として評価する。60点以上を合格とする。再試を行う。

Course Plan

Theme Goals
2nd Semester
3rd Quarter
1st 化学工学の基礎 化学工学の工学的意義について理解できる
2nd 単位 SI単位系への変換と次元解析ができる
3rd 物質収支の基礎 定常操作における物質の流れと物質収支の計算ができる
4th 非定常状態の物質収支 非定常操作における物質収支の計算ができる
5th 化学反応をともなう場合の物質収支 化学反応をともなう場合の物質収支の計算ができる
6th エネルギー収支の基礎 化学反応をともなう場合のエネルギー収支の計算ができる
7th エネルギー収支の計算 非定常操作におけるエネルギーを収支の計算を行うことができる
8th まとめ(中間試験) 中間試験として与えた計算問題を解くことができる
4th Quarter
9th 調湿操作の基礎 調湿操作の計算に必要となる湿度図表を利用することができる
10th 増湿操作の基礎と計算 湿度図表を用いて増湿操作の計算ができる
11th 減湿操作の基礎と計算 湿度図表を用いて減湿操作の計算ができる
12th 乾燥操作の基礎と計算 乾燥が進む過程を解析することができる
13th 流体からの粒子分離の基礎 重力沈降による流体からの粒子の分離法として終末沈降速度の計算ができる
14th 気体からの粒子の分離 遠心力を用いた気体からの粒子の分離法として、遠心効果を計算することができる
15th 濾過による粒子の分離 ろ過を用いた固液分離法について、Ruthの式を用いて計算ができる
16th

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal90000010100
基礎的能力300000030
専門的能力6000001070
分野横断的能力0000000