東洋文学史

Course Information

College Kurume College Year 2017
Course Title 東洋文学史
Course Code 0201 Course Category General / Elective
Class Format Lecture Credits School Credit: 1
Department Department of Mechanical Engineering Student Grade 5th
Term Second Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 講義中に資料(講義ノート、史料)を配布する。参考図書などは講義中に紹介する。漢和辞典を必ず持参すること。
Instructor 木本 拓哉

Course Objectives

東洋文化圏の思考方法の特色を知る。
日本の文化の領域を学ぶ。
日本の多様な思想と文化活動を知る。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本文化の特色に理解を深められた。日本文化について知ることができた。 日本文化について意欲的に学ぶことができなかった。
評価項目2日本の文化について理解が深められた。 日中両国の文化について理解が得られた。日本文化について、明確な理解が得られなかった。
評価項目3日中両国の文化の違いや影響関係を掴めた。日中両国の文化を影響関係が検討できた。日中両国の文化影響関係について理解が得られなかった。

Assigned Department Objectives

JABEE A-1 See Hide

Teaching Method

Outline:
・東洋文化がどのようにして成り立ったのか、文学や美学の領域から考察することが本講義の目的である。
・考察するにあたり国宝を題材として取り上げ、ついて講義する。
Style:
・配布した資料をもとに講義を進めていく。
・講義中に発言を求める場合は、自分の意見を積極的に述べるようにすること。
・何事にも興味を持ち、探究する心を忘れないようにすること。
Notice:
・レポートを課す。
・満点を100点とし、60点以上を合格とする。
・50点以上の者に対して再提出を課す場合もある。

Course Plan

Theme Goals
2nd Semester
3rd Quarter
1st 講義ガイダンス
国宝とは何か
「国宝」の概念について理解する
2nd 国宝の歴史 「国宝」認定までの手順、「国宝」制度の成立などを理解する
3rd 風神雷神の意匠
「風神雷神図屏風」を読み説く
風神雷神の意匠の歴史について学び、その意義を理解する
4th インド神話と興福寺「阿修羅像」 インド神話世界から阿修羅像の背景を理解する
5th 「金印」の美学 印字の歴史や印の存在意義を理解する
6th 最古の漫画「鳥獣戯画図」 「鳥獣戯画図」を通して、「戯画」「擬人化」の意味を探り、印の意義を理解する。
7th 文学的カキツバタ
「燕子花図屏風」
「燕子花図屏風」を通して、「カキツバタ」の文学・文化的な意味を理解する。
8th 器の宇宙
「曜変天目」
茶道文化の深遠さと器の魅力を理解する
4th Quarter
9th 『源氏物語』と「源氏物語絵巻」 「源氏物語絵巻」を題材として、『源氏物語』の背景や内容を理解する
10th 奇抜な中世
「洛中洛外図屏風 上杉本」
「洛中洛外図屏風」を鑑賞し、中世人の世界観を理解する
11th 二つの松
「松林図屏風」と「雪松図屏風」
文化的意匠としての松のイメージを理解する
12th あの世を垣間見る
「地獄草子」
「地獄草子」を鑑賞し、仏教的世界観を理解する
13th 「伴大納言絵巻」の謎 「伴大納言絵巻」を鑑賞し、平安陰謀譚を理解する
14th 密教と「曼荼羅」世界 「東寺 立体曼荼羅」を鑑賞し、曼荼羅世界を理解する
15th 東洋的美と日本の美 これまでの講義を振り返り、美術を通して東洋的文化世界を考える
16th

Evaluation Method and Weight (%)

課題レポートTotal
Subtotal100100
基礎的能力8080
専門的能力2020