Course Objectives
1.技術の哲学が、他の学問分野と極めて密接に結びついた学問分野であることを理解する。
2.久留米を中心とした九州全域において、近代化・産業遺産が点在していることを、その歴史的背景まで含め理解できる。
3.社会における技術と技術者の役割について、独力で考察を行うことができる。
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 技術の哲学と他の学問分野との結びつきや関連性を理解し、さらに他者に対して自身が理解している内容を簡潔かつ正確に説明することができる。 | 技術の哲学と他の学問分野との結びつきや関連性が理解できる。 | 技術の哲学と他の学問分野との結びつきや関連性が理解できていない。あるいは理解度が不十分である。 |
評価項目2 | 久留米を中心とした九州全域において、近代化・産業遺産が点在していることを、その歴史的背景まで含め理解できる。 | 久留米を中心とした九州全域において、近代化・産業遺産が点在しているという知識を備えている。 | 久留米を中心とした九州全域において、近代化・産業遺産が点在していることを認識できていない。 |
評価項目3 | 社会における技術と技術者の役割について、あるべき理想像に関する考察を、独力で自律的に行うことができる。 | 社会における技術と技術者の役割について、他者によって提供されたモデル(倫理綱領、法律、事例等)をもとに理解できる。 | 社会における技術と技術者の役割について、考察するための知識・能力が備わっていない。 |
Assigned Department Objectives
JABEE A-2
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JABEE A-3
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Teaching Method
Outline:
技術哲学分野における古典的文献の精読や、特に九州を中心とした近代化・産業遺産の調査・探訪を通じて、「技術とはなにか」という問いに対する先哲の思索の足跡を追い、最終的に「技術」という人間活動の特徴を理解することを目指す。
Style:
・授業参加者は、グループ(2〜5名程度)に分かれ、九州内の近代化・産業遺産について調査し、その内容をもとに資料作成および発表を行う。
・発表終了後、発表内容をもとに全員でディスカッションを行う。
・授業中は、担当者以外にも発言を求める。受講生全員による活発な議論を期待する。
・理由の如何を問わず、資料作成および発表を怠った場合は大幅に減点する。
Notice:
点数配分:事例調査および発表40%、学期末課題レポート60%
再試験:行わない。
評価基準:60点以上を合格とする。
Course Plan
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Theme |
Goals |
2nd Semester |
3rd Quarter |
1st |
ガイダンス |
本授業の目的と概要、評価方法等を理解できる。
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2nd |
導入:なぜ、現在、技術は哲学の根本問題となるのだろうか? |
村田純一『技術の哲学』の序章の内容を手がかりに、技術と哲学の関係を理解できる。
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3rd |
講義:近代化・産業遺産と九州 |
久留米を中心とした九州全域において、近代化・産業遺産が点在していることが認識できる。
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4th |
講義:技術史・産業史から観た久留米 |
久留米という土地が、技術史・産業史の観点から見て非常に多くの特徴を有していることを理解できる。
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5th |
担当者による発表(1) |
各班の発表とその後のディスカッションを通じて、郷土史・技術史に関する知識を獲得し、さらに技術と社会の関係に関する他者の意見に耳を傾ける態度・志向性を身につける。加えてそうした知識・態度・志向性をもとに、技術一般について哲学的考察を自ら深めることができる。
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6th |
担当者による発表(2) |
各班の発表とその後のディスカッションを重ねることで、前回よりも郷土史・技術史に関する知識の幅を広げ、技術一般について哲学的考察をさらに深めることができる。
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7th |
担当者による発表(3) |
各班の発表とその後のディスカッションを重ねることで、前回よりも郷土史・技術史に関する知識の幅を広げ、技術一般について哲学的考察をさらに深めることができる。
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8th |
担当者による発表(4) |
各班の発表とその後のディスカッションを重ねることで、前回よりも郷土史・技術史に関する知識の幅を広げ、技術一般について哲学的考察をさらに深めることができる。
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4th Quarter |
9th |
担当者による発表(5) |
各班の発表とその後のディスカッションを重ねることで、前回よりも郷土史・技術史に関する知識の幅を広げ、技術一般について哲学的考察をさらに深めることができる。
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10th |
担当者による発表(6) |
各班の発表とその後のディスカッションを重ねることで、前回よりも郷土史・技術史に関する知識の幅を広げ、技術一般について哲学的考察をさらに深めることができる。
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11th |
担当者による発表(7) |
各班の発表とその後のディスカッションを重ねることで、前回よりも郷土史・技術史に関する知識の幅を広げ、技術一般について哲学的考察をさらに深めることができる。
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12th |
担当者による発表(8) |
各班の発表とその後のディスカッションを重ねることで、前回よりも郷土史・技術史に関する知識の幅を広げ、技術一般について哲学的考察をさらに深めることができる。
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13th |
講義・ディスカッション:技術の光と影 |
これまでの発表・ディスカッションを通じて獲得した郷土史・技術史に関する知識と、それらをもとに培った哲学的思考能力とを活用し、技術の正負両側面について改めて中立的な立場から考察することができる。
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14th |
講義・ディスカッション:技術は倫理の問題となるか?また技術者は倫理的であるべきか? |
技術が哲学だけではなく、倫理学の問題ともなりうるという議論の内容を、本授業で身につけた知識・能力をもとに吟味できる。また「技術者は倫理的であるべきである」という命題を批判的に考察することができる。
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15th |
まとめ:技術者は技術にどう向かい合えばよいのか? |
技術と技術者のあるべき理想像、あるいは両者が向かうべき望ましい方向性について、自身の考えを持ち、さらにそれを他者に説明することができる。
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16th |
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Evaluation Method and Weight (%)
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | Total |
Subtotal | 0 | 40 | 0 | 0 | 0 | 60 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 20 | 0 | 0 | 0 | 30 | 50 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 20 | 0 | 0 | 0 | 30 | 50 |