到達目標
・様々な音楽を実践的に捉える中で,豊かな感性と,生涯にわたり音楽を愛好する心情を育てる。
・作品の歴史的背景や音楽の特徴等について学び,様々な音楽文化についての理解を深める。
・各ジャンルにおいてそれぞれ理想とされている発声法や演奏法で,歌唱や器楽演奏をすることができる。
・西洋音楽における基本的な楽典を理解し,正しく読譜や記譜をすることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標1 | 身の回りの音や音楽に興味を持ち,他者と共有することができる。 | 身の回りの音や音楽に興味を持つことができる。 | 身の回りの音や音楽に興味を示さず,消極的である。 |
到達目標2 | 歌唱や器楽演奏に意欲があり,理想とされている発声法や演奏法で演奏をすることができる。
| 歌唱や器楽演奏にやや意欲があり,理想とされている発声法や演奏法で演奏をしようとする態度が感じられる。
| 歌唱や器楽演奏に意欲がなく,理想とされている発声法や演奏法で演奏をしようとする態度が感じられない。 |
到達目標3 | 作品の歴史的背景や音楽の特徴を捉え,表現することができる。 | 作品の歴史的背景や音楽の特徴を捉え,表現しようとすることができる。 | 作品の歴史的背景や音楽の特徴を捉えることができず,表現できない。 |
到達目標4 | 西洋音楽における基本的な楽典を理解し,正しく読譜や記譜をすることができる。 | 西洋音楽における基本的な楽典をやや理解し,他者と共同しながら読譜や記譜をすることができる。 | 西洋音楽における基本的な楽典を理解でできていない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
・身近な音楽を深く掘り下げるだけではなく,新たな音楽概念との出会いを設定する。
・楽典をはじめとした,西洋音楽における基本的な決まりごとを理解することで,音楽に対する理解を深める。
・授業では作品をとおした音体験を中心とするが,関連する楽典の知識や歴史についても学ぶ。授業外で触れる音楽にも関心を持ち,有機的に繋げるようにしてほしい。
授業の進め方・方法:
・毎授業の最初に小テストを実施し,最後に振り返りを取り入れる。感覚的側面からだけではなく,理論的側面からも音楽を捉えられるようにする。
・コロナウイルス感染拡大防止の観点から,歌唱活動を省略する場合もある。
注意点:
・作品発表や実技試験を行う。欠席した場合や都合により受験できなかった場合は,自ら申し出て別日受験を設定すること。
・評価基準:60点以上を合格とする。
・事前学習:授業の最初に,楽典に関する小テストを実施する。基本的には授業でその時々に扱っている曲に関するものを出題する。楽譜に書かれている音符や記号は作曲家からのメッセージであるので,取りこぼしのないように楽譜に対峙すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション ミュージッキング / サウンドスケープ 教科書の表紙から |
授業の進め方や評価方法について理解する。 ミュージッキングの概念や,サウンドスケープに関するワークをとおして,音や音楽について再考する。
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2週 |
小テスト① 「Plymouth Rock」譜読み |
「Plymouth Rock」の演奏をとおして,八分音符や四分音符を中心とした基本的なリズムの記譜ができるようになる。
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3週 |
小テスト② 「Plymouth Rock」アレンジ |
グループごとにオリジナルのリズムを創作し,オリジナルで創作した部分を正しく記譜することができる。
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4週 |
小テスト③ 「Plymouth Rock」発表 「CUPS」 |
身の回りにあるものが保有する音の多様性に意識を向け,自ら新しい音に気づくことができる。
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5週 |
小テスト④ 歌唱「Ave Maria」ヴォイス・トレーニング |
曲にふさわしい発声,言葉の発音,身体の使い方などの技能の基礎を身につけることができる。
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6週 |
小テスト⑤ 歌唱「Ave Maria」「花」「夏の思い出」 |
楽譜を読み解き,曲にふさわしい表現を工夫して歌うことができる。
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7週 |
小テスト⑥ 歌唱「'O sole mio」「Les Champs-Élysées」 鑑賞「Heidenröslein」 |
さまざまな国の歌を歌唱・鑑賞し,諸外国の歌に親しむことができる。
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8週 |
小テスト⑦ 器楽(リコーダー)「天国と地獄」 |
リコーダーの歴史や奏法について知り,表現を工夫して演奏することができる。
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2ndQ |
9週 |
小テスト⑧ 器楽(リコーダー)「見上げてごらん夜の星を」 鑑賞「ピタゴラスイッチのテーマ」 |
リコーダーの種類や移調楽器について知り,複数の種類のリコーダーを用いたアンサンブルをすることができる。
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10週 |
小テスト⑨ 器楽(リコーダー)「見上げてごらん夜の星を」グループごとに選曲した任意の曲 |
グループごとに任意の曲を選曲し,リコーダーアンサンブルとして成立させるために,作品を設計することができる。
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11週 |
小テスト⑩ 器楽(リコーダー)「見上げてごらん夜の星を」グループごとに選曲した任意の曲 |
グループごとに選曲した任意の曲について,バランス等を考えながらアンサンブルをすることができる。
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12週 |
授業内発表会 器楽(リコーダー)自由曲・全体合奏「見上げてごらん夜の星を」 |
グループごとに選曲した曲を発表し,音楽的観点から相互評価する。
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13週 |
小テスト⑪ 鑑賞『カルメン』より「ハバネラ」「闘牛士の歌」 |
オペラの総合芸術性を知り,関心を深める。オペラ『カルメン』の登場人物の有する性格と声種について理解する。
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14週 |
小テスト⑫ 鑑賞『カルメン』より「お前の投げたこの花は」「ミカエラのアリア」「4幕の二重唱」 |
オペラ『カルメン』の中に出てくるアリアの分析をとおして,物語の中における音楽の役割について考えることができる。
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15週 |
小テスト⑬ ジャズ・ロックの歴史 |
ジャズやロックの歴史や,ジャズにおけるアドリブの仕組み等を知ることで,さまざまなジャンルの音楽に親しみを持つことができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 実技・態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 10 | 10 | 10 | 20 | 40 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 10 | 10 | 20 | 40 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |