到達目標
1.電気電子工学で学ぶ分野について基礎的な説明ができる。
2.簡単な電気電子計測ができる。
3.英語で表された文章や情報、知識を活用できる。
4.電気電子機器に必要な基礎的な工作ができる。
5.班員と協力してグループ活動ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
電気電子工学で学ぶ分野について基礎的な説明できる。 | 電気電子工学で学ぶ分野について基礎的な説明ができる。 | 電気電子工学で学ぶ分野について基礎的な説明がある程度できる。 | 電気電子工学で学ぶ分野について基礎的な説明ができない。 |
簡単な電気電子計測ができる。 | 簡単な電気電子計測ができる。 | 簡単な電気電子計測がある程度できる。 | 簡単な電気電子計測ができない。 |
英語で表された文章や情報、知識を活用できる。 | 英語で表された文章や情報、知識を活用できる。 | 英語で表された文章や情報、知識をある程度活用できる。 | 英語で表された文章や情報、知識を活用できない。 |
電気電子機器に必要な基礎的な工作ができる。 | 電気電子機器に必要な基礎的な工作ができる。 | 電気電子機器に必要な基礎的な工作がある程度できる。 | 電気電子機器に必要な基礎的な工作ができない。 |
班員と協力してグループ活動ができる。 | 班員と協力してグループ活動ができる。 | 班員と協力してグループ活動がある程度できる。 | 班員と協力してグループ活動ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
電気電子工学科の学習や電気電子工学に関する事項について1年生に分かり易く演習を進める。電気電子工学、工学への導入のための演習を中心に工学一般に関する基礎知識の充実を図る。前期はクラス全員での演習を基本とする。後期は3班に分けて少人数での演習を行う。エネルギー、エレクトロニクス、実践的なコミュニケーション(日本語、英語) の各分野にバランスのとれたエンジニアとなるための基礎を固め、学習習慣の定着をはかる。実務経験のある教員による授業科目:この科目は企業で製作指導を担当していた教員が、その経験を活かして授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
前期は所属する教員すべてによりオムニバス形式で演習を進める。後期はクラスを3班に分けて4回を1セットとし「工作に関する基礎」、「電気電子工学に関する基礎事項」及び「ものづくりとコミニュケ―ション基礎」の3つの内容で演習する。Aの項は総合実験室、Bの項はものづくり教育センター、Cの項は電気機器自然エネルギー実験室を使用する。
注意点:
課題や提出物、授業中に実施する演習を総合評価する。評価基準:60点以上を合格とする。 後期、各項ごとに、配布する資料、別途指定する参考書を使用する。Cの項目で使用する「データベース4500 5th Edition」(桐原書店)はクラス全員が毎日使用する。学習方法はガイダンスで説明する。ガイダンスに従い、予習復習を行うこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 音声に関連する基礎的な事例 |
電気電子工学の身近な適用事例を挙げることができる 音声に関連する基礎的な事例を理解する
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2週 |
コンピュータに関連する基礎的な事例(office365-(1)) |
コンピュータに関連する基礎的な事例を理解する(office365:1)
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3週 |
コンピュータに関連する基礎的な事例(office365-(2)) |
コンピュータに関連する基礎的な事例を理解する(office365:2)
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4週 |
エネルギーに関連する基礎的な事例 |
エネルギー技術に関する例を理解する
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5週 |
電波に関連する基礎的な事例 |
電波技術に関する例を理解する
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6週 |
光とレーザーとその応用についての紹介 |
光とレーザー技術に関する例を理解できる
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7週 |
半導体に関連する基礎的な事例 |
半導体技術に関する基礎的な事例を理解する
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8週 |
前半についてのまとめ課題 |
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2ndQ |
9週 |
電子部品を活用する基礎的な演習(1) (2班編成で8週と9週は相互に内容を入れ替える) |
(1)実践的な回路技術に関する演習を行う
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10週 |
電子部品を活用する基礎的な演習(2) |
(2)回路技術の応用例に関する事例を理解する
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11週 |
集積回路に関連する基礎的な事例
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集積回路に関連する基礎的な事例を理解する
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12週 |
プラズマに関連する基礎的な事例 |
プラズマ技術に関する基礎的な事例を理解する
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13週 |
自力でできるやさしい計算解析 |
高専で学ぶ数学を活用するための方法を身につける
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14週 |
ロボットなど身の回りの電子機器に関連する基礎的な事例 後半についてのまとめ課題 |
電子制御技術に関する基礎的な事例を理解する
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15週 |
前期の総合まとめ |
前半と後半の総合まとめ
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
後期についてのガイダンス |
後期の3班編成とその概要を理解する
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2週 |
[A] 回路を作る 1.電気の安全とテスター |
電気の安全な使い方、計器とブレッドボードの使い方を理解する
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3週 |
[A] 回路を作る 2.抵抗器とオームの法則 |
抵抗器の表示の読み方やオームの法則の使い方を理解する
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4週 |
[A] 回路を作る 3.ダイオードとLED |
ダイオードの性質とLEDの使い方を理解する
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5週 |
[A] 回路を作る 4.トランジスタと電子回路 |
バイポーラトランジスタの性質や使い方を理解する
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6週 |
[B] 物を作る 1.旋盤(1) |
物づくりの基礎となる工作機械の基礎を理解する
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7週 |
[B] 物を作る 2.旋盤(2) |
物づくりの基礎となる工作機械の基礎を理解する
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8週 |
[B] 物を作る 3. けがき・穴あけ・タップ立て(1) |
物づくりの基礎となる穴あけ工作の基礎を理解する
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4thQ |
9週 |
[B] 物を作る 4.けがき・穴あけ・タップ立て(2) |
物づくりの基礎となる穴あけ工作の基礎を理解する
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10週 |
[C]ものづくりとコミニュケ―ション基礎 (1) |
人間の五感の役割とそれに相当する装置を理解する
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11週 |
[C] ものづくりとコミニュケ―ション基礎 (2) |
家電製品と日常生活の関連を理解し説明できる
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12週 |
[C] ものづくりとコミニュケ―ション基礎 (3) |
簡単な電気電子機器の事例を説明できる
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13週 |
[C] ものづくりとコミニュケ―ション基礎 (4) |
音の電気信号やセンサーを装備した電気電子機器の例をあげ概要を説明できる
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14週 |
総合まとめ |
演習全体のまとめ
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 2 | 前13,前14,前15 |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 2 | 前1,後1 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 2 | 後10,後11,後12,後13 |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 2 | 後10,後11,後12,後13 |
評価割合
| 課題 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 85 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 85 |
専門的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |
分野横断的能力 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |