総合基礎演習

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 総合基礎演習
科目番号 1E14 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント資料、データベース4500 5th Edition(桐原書店)
担当教員 平川 靖之,越地 尚宏,宮﨑 浩一,ウリントヤ ,中川原 光洋,山口 崇,山本 哲也,村上 秀樹,原田 裕二郎

到達目標

1.電気電子工学で学ぶ分野について基礎的な説明ができる。
2.簡単な電気電子計測ができる。
3.英語で表された文章や情報、知識を活用できる。
4.電気電子機器に必要な基礎的な工作ができる。
5.班員と協力してグループ活動ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電気電子工学で学ぶ分野について基礎的な説明できる。電気電子工学で学ぶ分野について基礎的な説明ができる。電気電子工学で学ぶ分野について基礎的な説明がある程度できる。電気電子工学で学ぶ分野について基礎的な説明ができない。
簡単な電気電子計測ができる。簡単な電気電子計測ができる。簡単な電気電子計測がある程度できる。簡単な電気電子計測ができない。
英語で表された文章や情報、知識を活用できる。英語で表された文章や情報、知識を活用できる。英語で表された文章や情報、知識をある程度活用できる。英語で表された文章や情報、知識を活用できない。
電気電子機器に必要な基礎的な工作ができる。電気電子機器に必要な基礎的な工作ができる。電気電子機器に必要な基礎的な工作がある程度できる。電気電子機器に必要な基礎的な工作ができない。
班員と協力してグループ活動ができる。班員と協力してグループ活動ができる。班員と協力してグループ活動がある程度できる。班員と協力してグループ活動ができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
電気電子工学科の学習や電気電子工学に関する事項について1年生に分かり易く演習を進める。電気電子工学、工学への導入のための演習を中心に工学一般に関する基礎知識の充実を図る。前期はクラス全員での演習を基本とする。後期は3班に分けて少人数での演習を行う。エネルギー、エレクトロニクス、実践的なコミュニケーション(日本語、英語) の各分野にバランスのとれたエンジニアとなるための基礎を固め、学習習慣の定着をはかる。実務経験のある教員による授業科目:この科目は企業で製作指導を担当していた教員が、その経験を活かして授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
前期は所属する教員すべてによりオムニバス形式で演習を進める。後期はクラスを3班に分けて4回を1セットとし「工作に関する基礎」、「電気電子工学に関する基礎事項」及び「ものづくりとコミニュケ―ション基礎」の3つの内容で演習する。Aの項は総合実験室、Bの項はものづくり教育センター、Cの項は電気機器自然エネルギー実験室を使用する。
注意点:
課題や提出物、授業中に実施する演習を総合評価する。評価基準:60点以上を合格とする。 後期、各項ごとに、配布する資料、別途指定する参考書を使用する。Cの項目で使用する「データベース4500 5th Edition」(桐原書店)はクラス全員が毎日使用する。学習方法はガイダンスで説明する。ガイダンスに従い、予習復習を行うこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
実験室等見学
電気電子工学に関する実験設備について理解する
2週 プラズマに関連する基礎的な事例 プラズマ技術に関する基礎的な事例を理解する
3週 エネルギーに関連する基礎的な事例 エネルギー技術に関する例を理解する
4週 電波に関連する基礎的な事例 電波技術に関する例を理解する
5週 光とレーザーとその応用についての紹介 光とレーザー技術に関する例を理解できる
6週 集積回路に関連する基礎的な事例 集積回路に関連する基礎的な事例を理解する
7週 ロボットなど身の回りの電子機器に関連する基礎的な事例 電子制御技術に関する基礎的な事例を理解する
8週 前半についてのまとめ課題
2ndQ
9週 電子部品を活用する基礎的な演習(1) 
(2班編成で9週と10週は相互に内容を入れ替える)
(1)実践的な回路技術に関する演習を行う
10週 電子部品を活用する基礎的な演習(2) (2)回路技術の応用例に関する事例を理解する
11週 半導体に関連する基礎的な事例 半導体技術に関する基礎的な事例を理解する
12週 自力でできるやさしい計算解析 高専で学ぶ数学を活用するための方法を身につける
13週 音響に関する基礎的な事例 音響技術に関する基礎的な事例を理解する
14週 後半についてのまとめ
15週 課題前期の総合まとめ 前半と後半の総合まとめ
16週
後期
3rdQ
1週 後期についてのガイダンス 後期の3班編成とその概要を理解する
2週 [A] 回路を作る   1.電気の安全とテスター 電気の安全な使い方、計器とブレッドボードの使い方を理解する
3週 [A] 回路を作る   2.抵抗器とオームの法則 抵抗器の表示の読み方やオームの法則の使い方を理解する
4週 [A] 回路を作る   3.ダイオードとLED ダイオードの性質とLEDの使い方を理解する
5週 [A] 回路を作る   4.トランジスタと電子回路 バイポーラトランジスタの性質や使い方を理解する
6週 [B] 物を作る 1.旋盤(1) 物づくりの基礎となる工作機械の基礎を理解する
7週 [B] 物を作る 2.旋盤(2) 物づくりの基礎となる工作機械の基礎を理解する
8週 [B] 物を作る  3. けがき・穴あけ・タップ立て(1) 物づくりの基礎となる穴あけ工作の基礎を理解する
4thQ
9週 [B] 物を作る 4.けがき・穴あけ・タップ立て(2) 物づくりの基礎となる穴あけ工作の基礎を理解する
10週 [C]ものづくりとコミニュケ―ション基礎 (1) 人間の五感の役割とそれに相当する装置を理解する
11週 [C] ものづくりとコミニュケ―ション基礎 (2) 家電製品と日常生活の関連を理解し説明できる
12週 [C] ものづくりとコミニュケ―ション基礎 (3) 簡単な電気電子機器の事例を説明できる
13週 [C] ものづくりとコミニュケ―ション基礎 (4) 音の電気信号やセンサーを装備した電気電子機器の例をあげ概要を説明できる
14週 総合まとめ 演習全体のまとめ
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力850000085
専門的能力100000010
分野横断的能力5000005