プログラミング2

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 プログラミング2
科目番号 2E13 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:田中敏幸著「C言語プログラミング入門」(コロナ社)
担当教員 原田 裕二郎

到達目標

1.簡単なC言語プログラムが作成できる。
2.繰り返しや条件分岐についての概要および使い方を説明できる。
3.関数を使う利点、引数の意味や使い方について説明できる。 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1C言語プログラムを自由に作成できる。簡単なC言語プログラムを作成できる。問題なく動くC言語プログラムが作成できない。
評価項目2繰り返しや条件分岐を適切に用いたプログラムを作成できる。繰り返しや条件分岐を用いたプログラムを作成できる。繰り返しや条件分岐を適切に用いたプログラムを作成できない。
評価項目3関数を適切に用いたプログラムを作成できる。関数を用いたプログラムを作成できる。関数を適切に用いたプログラムを作成できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
プログラムを作成するには、プログラミング言語の知識を習得する必要がある。本科目では、C言語の文法や構造の基礎を学び、プログラムを記述する基本手法を習得する。
授業の進め方・方法:
学習においては、自宅での独習が重要である。自分でPC(Personal Computer)ソフトウェアの環境を整備し、教科書の内容を入力し理解を進める必要がある。
授業は演習を中心に講義を実施しながら進める。また、理解を深めるために、課題を課す。
注意点:
点数分配:試験60%、課題40%とする。
評価基準:60点以上を合格とする。
再試:再試を行う。再試験を受けた場合、総合評価の上限を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 C言語プログラミングの概要 C言語プログラミングの概要を理解する。
2週 計算結果の表示、変数、読込みと表示 計算結果の表示、変数、読込みと表示を理解する。
3週 演算と型 演算と型を理解する。
4週 プログラムの流れの分岐(if文、switch文) プログラムの流れの分岐(if文、switch文)を理解する。
5週 プログラムの流れの繰り返し(do文、while文、for文、多重ループ) プログラムの流れの繰り返し(do文、while文、for文、多重ループ)を理解する。
6週 配列 配列を理解する。
7週 多次元配列 多次元配列を理解する。
8週 関数の作成(型) 関数の作成(型)を理解する。
2ndQ
9週 関数の作成(変数と引数) 関数の作成(変数と引数)を理解する。
10週 基本型(整数型、文字型、浮動小数点型、演算) 基本型(整数型、文字型、浮動小数点型、演算)を理解する。
11週 基本型(整数型、文字型、浮動小数点型、演算) 基本型(整数型、文字型、浮動小数点型、演算)を理解する。
12週 プログラム作成応用(基本) これまでの学習したことから基本的なプログラムを作成できる。
13週 プログラム作成応用(発展) これまでの学習したことから発展的なプログラムを作成できる。
14週 文字列処理 文字列処理を理解する。
15週 文字列処理 文字列処理を理解する。
16週
後期
3rdQ
1週 復習(繰り返し文、配列、関数など) 繰り返し文、配列、関数などを理解する。
2週 ポインタの基礎 ポインタの基礎を理解する。
3週 ポインタの基礎 ポインタの基礎を理解する。
4週 ポインタの応用(関数の参照渡し) ポインタの応用(関数の参照渡し)を理解する。
5週 文字列とポインタ 文字列とポインタを理解する。
6週 文字列とポインタ 文字列とポインタを理解する。
7週 エラー(構文エラーと意味的エラー) エラー(構文エラーと意味的エラー)を理解する。
8週 エラー(エラー処理) エラー(エラー処理)を理解する。
4thQ
9週 型変換 型変換を理解する。
10週 線形リストの基礎 線形リストの基礎を理解する。
11週 線形リストの応用 線形リストの応用を理解する。
12週 構造体 構造体を理解する。
13週 再帰関数 再帰関数を理解する。
14週 プログラム作成応用(基本) これまでの学習したことから基本的なプログラムを作成できる。
15週 プログラム作成応用(発展) これまでの学習したことから発展的なプログラムを作成できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。2前1,前2
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。2前4,前6,前8
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。2前4,前6,前8
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。1前4,前6,前8
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3前4,前6,前8
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3前4,前6,前8
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3前4,前6,前8
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。2前1,前2
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。2前1,前2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している2前1,前2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。2前1,前2
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3前4,前6,前8
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3前4,前6,前8
変数の概念を説明できる。3前4,前6,前8
データ型の概念を説明できる。3前4,前6,前8
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。3前4,前6,前8
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。3前4,前6,前8
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。3前4,前6,前8
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3前4,前6,前8
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。3前4,前6,前8
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。3前4,前6
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。2前4,前6,前8
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。2前4,前6,前8
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。2前4,前6,前8
計算機工学整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。2前4,前6,前8
基数が異なる数の間で相互に変換できる。2前4,前6,前8
整数を2進数、10進数、16進数で表現できる。2前4,前6,前8
小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。2前4,前6,前8

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力3000004070
専門的能力300000030
分野横断的能力0000000