到達目標
1.応用倫理学における概念や議論について、正確かつ十分な説明をあたえることができる。
2.学習内容を自分自身の生活に適用し、適切な具体例を考えることができる。
3.学習内容を踏まえ(もしくは批判的に受け止め)、自分自身や社会のあり方について、自らテーマを見つけて、十分に説得力のあるかたちで考察することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | 1.応用倫理学における概念や議論について、正確かつ十分な説明をあたえることができる。 | 1.応用倫理学における概念や議論について、必要最低限の説明をあたえることができる。 | 1.応用倫理学における概念や議論について、説明することができない。 |
| 評価項目2 | 2.学習内容を自分自身の生活に適用し、適切な具体例を考えることができる。 | 2.学習内容を自分自身の生活に適用し、具体例を考えることができる。 | 2.学習内容を自分自身の生活に適用し、具体例を考えることができない。 |
| 評価項目3 | 3.学習内容を踏まえ(もしくは批判的に受け止め)、自分自身や社会のあり方について、自らテーマを見つけて、十分に説得力のあるかたちで考察することができる。 | 3.学習内容を踏まえ(もしくは批判的に受け止め)、自分自身や社会のあり方について、自らテーマを見つけて一定の考察ができる。 | 3.学習内容を踏まえ(もしくは批判的に受け止め)、自分自身や社会のあり方について、考察することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
■私たちは普段の生活のなかで、善いことや悪いことを体験したり見聞きしています。身の回りで、もしくはテレビやインターネットで、こうしたことに触れない日はありません。しかし何が善く、何が悪いのか、自分自身で考えなければならない状況に置かれたとき、私たちはしばしば途方に暮れてしまいます。そうしたとき私たちはどのように考え、行動することができるのでしょうか。
■この授業では、応用倫理学という学問のアプローチを学習します。応用倫理学とは現実世界の具体的な様々な事柄について倫理学的に(すなわちその善悪を)徹底的に考え抜く学問です。とりわけ本授業では、環境、生命、ロボット、情報といった諸テーマを取りあつかいます。こうしたテーマを学習することで、そこで提示されている視点と方法論を理解し、それを批判的に検討して自分自身のものの見方や考え方を発展させてゆきます。
■各回には講義の主題となる問いが設定されています。各回終了時点で、各々の学生が自分なりにその問いに回答できるように授業が設計されています。とりわけ具体的な事例に基づいて考察することを心がけます。倫理学的思考が必要とされる問題状況や困難な状況について担当教員が適宜具体例を提示するほか、学生も主体的に自身の生活を振り返って具体例に基づいて考察します。
授業の進め方・方法:
■事前学習について
・本授業は事前学習が必須です。
・教員は毎回の授業の最後に一枚のプリントを学生に配布して次回授業までに取り組むよう指示します。学生は、配布されるワークシートの設問に回答して授業に臨んでください。
■授業について
・授業は大きく分けて二つのパートからなります。まず、教員が各回の重要なテーマについて講義をおこないます。次に、ワークシートを用いたグループワークをおこないます。
■事後学習
・授業後、学生はワークシートを持ち帰り、これを事後学習および中間・期末試験対策に役立てます。
注意点:
■成績評価その他
(1)点数配分:平常点(グループワーク)60%、中間・期末試験合計40%
(2)評価基準:60点以上を合格とする
(3)再 試:再試は行わない
(4)学修単位:本科目は学修単位であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す
■中間・期末試験について
・資料持ち込み不可です。授業内で扱ったことを確認します。
■欠席について
・欠席者分の配布資料は保管しません。欠席時はクラスメートにコピーさせてもらってください。
・授業を欠席すると平常点がありません(公欠の場合も同様)。公欠の場合は連絡すること。代替措置があります。また、グループワークに参加しない者(睡眠する、また討論に参加しないなど)は欠席とみなします。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
イントロダクション 授業方針の説明 |
授業を受けるにあたっての基礎的な知識を得る。授業方針を理解する。
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| 2週 |
環境倫理 「温暖化を止めるために地球を改造するってアリですか?」
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人新世、ジオエンジニアリングなどの考え方を理解する。
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| 3週 |
ロボット倫理 「ロボットと恋愛するってアリですか?」
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ロボットの行為者性、被行為者性などの考え方を理解する。
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| 4週 |
視覚技術の倫理 「視覚が価値観を変えるって本当ですか?」 |
視覚が価値観を変えるという考え方を理解する。
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| 5週 |
中間試験へのイントロダクション +ナッジの倫理 「選択肢を操作されることは不快ですか?」 |
ナッジやリバタリアン・パターナリズムなどの考え方を理解する。
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| 6週 |
公衆衛生の倫理 「政府が健康に生きさせてくれる! 受け入れますか?」 |
中間試験の受け方を理解する。 公衆衛生の倫理の考え方を理解する。
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| 7週 |
意思決定の倫理 「自分で決めることの価値って何ですか?」 |
自律、パターナリズムなどの考え方を理解する。
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| 8週 |
中間試験 |
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| 4thQ |
| 9週 |
エンハンスメントの倫理 「より優れた人間になるために薬や手術に頼ることってアリですか?」 |
エンハンスメントなどの考え方を理解する。
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| 10週 |
プライヴァシーの倫理 「防犯カメラで常に監視されてたら犯罪も起こらない! 賛成ですか反対ですか?」 |
監視、プライヴァシーなどの考え方を理解する。
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| 11週 |
モラルエンハンスメントの倫理 「AIに手伝ってもらって善いことをするってアリですか?」 |
AIモラルエンハンスメントなどの考え方を理解する。
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| 12週 |
行動嗜癖の倫理 「ハマるゲームをつくることは操作みたいで危ない! 賛成ですか反対ですか?」 |
行動嗜癖などの考え方を理解する。
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| 13週 |
ゲノム情報の倫理 「自分や他人のゲノム情報を活用したらいろいろ捗る! 賛成ですか反対ですか?」 |
ゲノム情報、遺伝子差別などの考え方を理解する。
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| 14週 |
情報コミュニケーション倫理 「スマホだと温もりある人間関係が育たない! 賛成ですか反対ですか?」 |
コミュニケーション理論などの考え方を理解する。
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| 15週 |
答案返却とクロージング 「結局わたしたちはどのように技術開発するべきですか?」 |
教員のプレゼンテーションを聴講する。その内容についてまとめ、意見交換する。
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| 16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | |
| 自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | |
| 現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
| 総合評価割合 | 40 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
| 基礎的能力 | 20 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
| 専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 分野横断的能力 | 20 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |