概要:
ワンチップマイコンは計測や電子制御の分野などで広く活用されている。本科目では、このデバイスの構造から取り扱いまでを説明し、ワンチップマイコンのプログラムと動作に必要なハードウェアを組み合わせて、簡単な計測制御が実現できることを理解する。
授業の進め方・方法:
マイコンが動作するための電源回路や入出力かいろについて講義を行う。
汎用基板にはんだづけを行って小規模な入出力回路を試作する。
C言語あるいはアセンブリ言語を用いたプログラムを作成する。
試作した基板とマイコンを用いて動作の確認を行う。
関連科目:計算機アーキテクチャⅡ、マイコン応用
注意点:
60点以上を合格とする。再試は一回のみ行う。
参考図書:マグロウヒル大学演習 ディジタル回路 オーム社
:電子工作のためのPIC16F活用ガイドブック 後閑哲也 技術評論社
(この教科書は3年生以降も関連科目で教科書として使用予定)
その他:資料配布
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ワンチップマイコンの概要・応用例 |
ワンチップマイコンの概要・応用例について、具体的に学び、理解できる。
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2週 |
ワンチップマイコンの仕組み |
ワンチップマイコンの仕組みを理解できる。
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3週 |
各種レジスタの役割 |
各種レジスタの役割を理解できる。
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4週 |
入力回路1(プルアップ) |
スイッチを用いたプルアップ回路の動作原理を説明できる。
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5週 |
入力回路2(プルダウン) |
スイッチを用いたプルダウン回路の動作原理を説明できる。
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6週 |
出力回路1 (ソースドライバLED制御))(トランジスタを用いた拡張回路) |
ソースドライバLED制御出力回路の動作原理を説明できる。
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7週 |
出力回路2 (シンクドライバLED制御) |
シンクドライバLED制御出力回路の動作原理を説明できる。
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8週 |
MPLAB・C言語 |
MPLAB・C言語・アセンブリ言語 等の使用方法を身につける。
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4thQ |
9週 |
各種初期設定 |
各種初期設定ができる。
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10週 |
判定 |
回路基板が正常に動作するかを判定できる。
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11週 |
プログラム学習1 |
MPLAB・C言語を用いて簡単なプログラムを試作できる。
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12週 |
プログラム学習2 |
MPLAB・C言語を用いて用途に合わせてプログラムを試作できる。
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13週 |
プログラム学習3 |
タイマを用いて、簡単な制御を行なえるようなプログラムを作成できる。
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14週 |
プログラム作成1 |
用途に合わせて、少し複雑な処理ができるプログラムの作成ができる。
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15週 |
プログラム作成2 |
用途に合わせて、少し複雑な処理ができるプログラムの作成ができる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。 | 2 | |
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。 | 1 | |
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。 | 1 | |
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。 | 2 | |
論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。 | 2 | |
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。 | 2 | |
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。 | 2 | |
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。 | 1 | |
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。 | 1 | |
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。 | 1 | |
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。 | 1 | |
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。 | 2 | |
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。 | 2 | |
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。 | 2 | |
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。 | 1 | |
工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後15 |
コンピュータにおける初歩的な演算の仕組みを理解できる。 | 3 | 後8 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 3 | 後14 |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 3 | 後1,後9 |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 3 | 後11,後12,後13 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 情報 | プログラミング言語を用いて基本的なプログラミングができる。 | 3 | 後12,後15 |
制御 | ブロック線図を用いてシステムを表現することができる。 | 2 | 後11,後12 |
情報系分野 | プログラミング | 変数の概念を説明できる。 | 3 | 後11,後12,後13 |
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。 | 3 | 後9,後12,後13 |
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。 | 3 | 後10,後12,後13 |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 3 | 後8,後12,後13 |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 3 | 後14,後15 |
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 3 | 後14,後15 |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 3 | 後14,後15 |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。 | 3 | 後14,後15 |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 3 | 後14,後15 |