応用英語1

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 応用英語1
科目番号 4E01 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 Junnosuke Hamasaki著『Prinary Trainer for the TOEIC L&R Test』(センゲージラーニング)、ネットアカデミー
担当教員 德永 美紀

到達目標

1. 日常やビジネスでの英語での会話やアナウンスから必要な情報を聞き取ることができる。
2. 日常やビジネスにおけるメール、手紙、広告などの英文の大意を理解し、必要な情報を読取ることができる。
3. 上記に必要な語彙、文法、構文を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
リスニングテキストのリスニング問題を一度聞いて大意が理解でき、必要な情報を聞き取ることができる。テキストのリスニング問題を何度か聞いて大意が理解でき、必要な情報を聞き取ることができる。テキストのリスニング問題を何度聞いても必要な情報を聞き取ることができない。
リーディングテキストのリーディング問題の大意が辞書を使わずにつかめ、必要な情報を読み取ることができる。辞書を使ってテキストのリーディング問題の大意がつかめ、必要な情報を読み取ることができる。辞書を使い、時間をかけてもテキストのリーディング問題の大意がつかめず、必要な情報を読み取ることができない。
語彙、文法、構文テキスト本文で使用されている語彙、文法、構文の80%を習得する。テキスト本文で使用されている語彙、文法、構文の60%を習得する。テキスト本文で使用されている語彙、文法、構文の60%を習得できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
初級TOEIC対策の教科書を使用し、これまで学んできた英語が日常や旅行、ビジネスの場でどのように使われているのかを学ぶ。TOEIC対策としてだけではなく、リスニング問題のディクテーションや音読、リーディング問題のスキミングやスキャニング、文法事項の確認などを通して英語力全般の向上を目指す。
授業の進め方・方法:
授業内では、まず各ユニットにおけるリスニングとリーディングのポイントを説明し、練習問題を行ってからTOEIC形式の問題に取り組む。辞書を使わず大意をつかみ、必要な情報を見つける練習をするため、まず限られた時間内で問題を解き、その後ディクテーションや音読、文法説明などを通して理解を深める。毎回の授業で単語テストを行い、語彙の定着を目指す。
注意点:
(1)点数配分:中間試験30%、期末試験30%、課題・小テスト30%、ネットアカデミー10%
(2)評価基準:60%以上を合格とする。
(3)再試:ネットアカデミーの進捗状況やその他の課題への取り組みに問題が無い場合に実施する事がある。
(4)各ユニットの指定部分の予習、および復習プリントを課題として課す。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
Pre Test
予習や授業の進め方について理解する。
Pre TestでTOEICの形式を体験する。
2週 Unit 1 TOEIC L&Rテストの全体像を知る TOEIC L&Rテストの各セクションの問題の特徴を理解する。
3週 Unit 2 人物の動作に注目する 場面をイメージして会話を聞き取る。広告文を読み取る。主語と動詞を理解する。
4週 Unit 3 疑問詞を聞き取る 疑問詞を聞き取る。Eメールを読み取る。目的語と補語の違いを理解する。
5週 Unit 4 物の位置・状態を表す表現を身に付ける 位置や状態を表す表現を身に付ける。オンラインチャットを読み取る。節、句、語の違いを理解する。
6週 Unit 5 話がかみ合う応答を選ぶ 進行形の受動態に注意して聞き取る。告知文を読み取る。名詞を理解する。
7週 Unit 6 設問を先読みする Yes/No疑問文の特徴を知る。設問を先読みし、ポイントを絞って聞き取る。動詞の変化を理解する。
8週 中間試験 これまでの学習内容の理解度を測定する。
2ndQ
9週 Unit 7 文脈を意識する Yes/No疑問文の対応を理解して聞く。穴埋め問題で文脈を意識する。形容詞と副詞の違いを理解する。
10週 Unit 8 動名詞とto不定詞を理解する 提案・申し出への対応を理解して聞く。広告を読む。動名詞とto不定詞の使い方を理解する。
11週 Unit 9 手紙の特徴を理解する 依頼への対応を理解して聞く。手紙の構成を理解して読み取る。分詞の使い方を理解する。
12週 Unit 10 代名詞を理解する 選択疑問文への対応を理解して聞く。記事の構成を理解して読み取る。代名詞の使い方を理解する。
13週 Unit 11 意図問題を攻略する 否定疑問文・付加疑問文への対応に注意して聞く。ダブルパッセージの特徴を理解して読む。関係代名詞の使い方を理解する。
14週 Unit 12 複数のパッセージを攻略する 平叙文への対応を理解して聞く。トリプルパッセージの特徴を理解して読む。接続詞と前置詞の使い方の違いを理解する。
15週 まとめと復習 これまでの学習内容を復習し、知識を定着させる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前8,前15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3前9,前10,前11,前15
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前15
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3前11,前12,前15
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

中間試験期末試験課題・小テストネットアカデミー合計
総合評価割合30303010100
基礎的能力30303010100
専門的能力00000
分野横断的能力00000