電気磁気学Ⅲ

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電気磁気学Ⅲ
科目番号 4E03 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:大木義路 編著 EE Text「電磁気学」オーム社。参考書:安達三郎、大貫繁雄「電気磁気学」森北出版
担当教員 山本 哲也

到達目標

1.磁気回路の計算ができる。
2.ファラデーの法則やインダクタンスに関する計算ができる。
3.電磁波に関する計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1磁気回路の計算が活用できる。磁気回路の計算ができる。磁気回路の計算ができない。
評価項目2ファラデーの法則やインダクタンスに関する計算が活用できる。ファラデーの法則やインダクタンスに関する計算ができる。ファラデーの法則やインダクタンスに関する計算ができない。
評価項目3電磁波に関する計算が活用できる。電磁波に関する計算ができる。電磁波に関する計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電磁気学の後半の分野である、磁界、電磁誘導、電磁波等について基礎を十分に理解し、明確に概念を把握する事を目的とする。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って講義を行う。教科書の内容で十分でない場合には、適宜補助プリントを配布する。理解度を確認するために演習問題などの課題を与える。
注意点:
中間試験40%、期末試験40%、課題レポート20%を原則の割合で評価する。
中間試験および期末試験の再試験は行わない。
総合評価に対する再試験を原則1回のみ実施する。
評価基準:60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 磁気回路 磁気回路を用いて磁界の計算ができる。
2週 磁気回路 磁気回路を用いて磁界の計算ができる。
3週 永久磁石 永久磁石について理解する。
4週 電磁誘導の法則(ファラデーの法則、交流の発生) 電磁誘導の法則について理解し、簡単な計算ができる。
5週 電磁誘導の法則(渦電流について) 渦電流について説明ができる。
6週 インダクタンス(自己インダクタンス) 自己インダクタンスについて説明ができる。
7週 インダクタンス(相互インダクタンス) 相互インダクタンスついて説明ができる。
8週 自己・相互インダクタンスの計算 自己・相互インダクタンスの計算ができる。
2ndQ
9週 磁界に蓄えられるエネルギー 磁界に蓄えられるエネルギーについて理解する。
10週 変位電流 変位電流について理解し、簡単な計算ができる。
11週 マクスウェル方程式 マクスウェル方程式を理解する。
12週 マクスウェル方程式 マクスウェル方程式を理解する。
13週 電磁波 電磁波について説明ができる。
14週 電磁波 電磁波について説明ができる。
15週 ポインティングベクトル ポインティングベクトルについて説明ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電磁気磁性体と磁化及び磁束密度を説明できる。4前1,前2,前3
電流が作る磁界をビオ・サバールの法則を用いて計算できる。4
電流が作る磁界をアンペールの法則を用いて計算できる。4
磁界中の電流に作用する力を説明できる。4
ローレンツ力を説明できる。4
磁気エネルギーを説明できる。4
電磁誘導を説明でき、誘導起電力を計算できる。4
自己誘導と相互誘導を説明できる。4
自己インダクタンス及び相互インダクタンスを求めることができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題レポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000