到達目標
1.誘導機および同期機の原理および構造について説明できる。
2.誘導機および同期機の等価回路を描き、電圧、電流などの計算ができる。
3.誘導機および同期機の特性や制御方法を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 誘導機および同期機の原理および構造上の工夫を説明できる。 | 誘導機および同期機の原理および構造について説明できる。 | 誘導機および同期機の原理および構造について説明できない。 |
評価項目2 | 誘導機および同期機の等価回路を描き、電圧、電流などの計算ができ、特性を求めることができる。 | 誘導機および同期機の等価回路を描き、電圧、電流などの計算ができる。 | 誘導の等価回路を描き、電圧、機および同期機電流などの計算ができない。 |
評価項目3 | 誘導機および同期機の特性や制御方法の特徴を説明できる。 | 誘導機および同期機の特性や制御方法を説明できる。 | 誘導機および同期機の特性や制御方法を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
制御信号に従って対象物を正確に動作させるアクチュエータ、特に電気的アクチュエータとしての電動機は、OA機器から産業機器に至る広い範囲で使用されている。本講義では、電動機を中心として、誘導機、同期機の動作原理、構造、特性、制御方法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
教科書を中心に,実機も用いて講義を行う。理解度を確認するために課題レポートを提出してもらう。
注意点:
評価基準:60点以上を合格とする。
中間試験、期末試験を実施する。
再試験は各試験につき原則1回実施し、100点満点で60点以上を60点とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
三相誘導電動機の原理と構造 |
回転磁界の発生方法など三相誘導電動機の原理と構造について説明できる。
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2週 |
三相誘導電動機の起磁力と誘導起電力 |
種々の巻線法を用いた三相誘導電動機について、誘導起電力を計算できる。
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3週 |
三相誘導電動機の等価回路 |
三相誘導電動機の等価回路を描け、無負荷試験や拘束試験により回路定数を算定できる。
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4週 |
三相誘導電動機の試験法 |
三相誘導電動機の等価回路より、入出力、損失、電流、トルクなどを計算できる。
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5週 |
三相誘導電動機の特性 |
三相誘導電動機の最大トルク、最大出力、比例推移について説明できる。
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6週 |
三相誘導電動機の始動法 |
三相誘導電動機の始動法について説明できる。
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7週 |
三相誘導電動機の速度制御法 |
三相誘導電動機の速度制御法について説明できる。
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8週 |
単相誘導電動機 |
単相誘導電動機の構造と始動法について説明できる。
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2ndQ |
9週 |
同期機の原理と構造 |
同期機の原理と構造について説明できる。
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10週 |
同期機の誘導起電力、電機子反作用 |
同期機の電機子反作用について説明でき、誘導起電力を計算できる。
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11週 |
同期機の等価回路 |
同期機の等価回路を描け、無負荷試験や短絡試験により回路定数を算定できる。
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12週 |
同期発電機の特性 |
同期発電機の無負荷飽和曲線、短絡曲線、外部特性曲線について説明できる。
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13週 |
同期電動機の特性 |
同期電動機の負荷特性や位相特性について説明できる。
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14週 |
同期電動機の速度制御法 |
同期電動機の速度制御法について説明でき、速度などを計算できる。
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15週 |
ステッピングモータ、ブラシレスDCモータ |
ステッピングモータやブラシレスDCモータについて、原理や構造について説明できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電力 | 誘導機の原理と構造を説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8 |
同期機の原理と構造を説明できる。 | 4 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 課題レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |