リベラルアーツ特論2(日本語ディベート)

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 リベラルアーツ特論2(日本語ディベート)
科目番号 4E20 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 Let the Debate Begin!
担当教員 金城 博之

到達目標

1)社会で必要な日本語による論理的な話し方を身に付けるとともに、意思決定に活用できる。
2)書かれている文章を読んで、論理構造を認識できる。
3)ごく基礎的な英語を用いた英語によるディベートの形式を学び、フォーマットに沿った形であれば自分の考えを述べることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本語によるディベートができる。社会で必要な日本語による論理的な話し方を身に付けるとともに、意思決定に活用できる。論理的な話し方が理解できない。
評価項目2日本語で書かれた文章を読んで、論理的に反応(反論・同意)ができる。書かれている文章を読んで、論理構造を認識できる。日本語による文章の論理が指摘できない。
評価項目3英語によるディベートができる。ごく基礎的な英語を用いた英語によるディベートの形式を学び、フォーマットに沿った形であれば自分の考えを述べることができる。ディベート形式を与えられても、それに従って文を構成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会では様々な場面でコミュニケーション能力が必要とされていることは議論を待たない。この講義ではまず、日本語による論理的な話し方を学ぶ。学科のよるチームに分かれてディベートトレーニングを行い、議論における「論理」という暗黙のルールを学ぶ。そして最後に英語によるディベートを体験し自信を深め、相手の議論をよく理解し、自分の意見を述べる社会人として大切な態度を陶冶する。
授業の進め方・方法:
授業では各学科単位でチームを作り、各学科対抗のディベート活動を通して実践的に論理的な話し方を身に付ける。易しい内容を扱った活動から始めて段階的に実際のディベート形式の議論へと発展させる。
毎回英語を用いた活動も行う。
注意点:
教科書や参考書をはじめに挙げておくので学期が終わるまでに読んでおくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション 講義について理解する。
2週 「論理的」とはどういうことか学ぶ。 「論理的」であることを理解する。
3週 「根拠」と「主張」の関係について学ぶ。 議論の根幹をなす、「根拠」「主張」の流れを理解する。
4週 日本語ディベートの形式について学ぶ。 日本語ディベート形式を理解する。競技ディベートと実際の討論の違いを理解する。
5週 議題1についてグループで考える。ブレインストーミングの手法を学ぶ。 ブレインストーミングの手法を学ぶ。議論に参加できる。
6週 議論1について調べ、議論を組み立てる。 日本語ディベートの形式を活用して、議論が組み立てられる。
7週 日本語ディベート対戦 1 日本語ディベートを体験する。
8週 メモの取り方について学ぶ。
議題2について調べ、議論を組み立てる。
メモの取り方を学び、ジャッジの仕方を学ぶ。
4thQ
9週 日本語ディベート対戦 2 メモを取って、議論を理解できる。
10週 反論の仕方、質問の仕方について学ぶ。
議題3について調べ、議論を組み立てる。
反論の着眼点を理解できる。
11週 日本語ディベート対戦 3 反論を用いたディベートの流れを理解できる。
12週 英語によるディベートを学ぶ。
議論4について調べ、議論を組み立てる。
英語ディベートの形式が日本語ディベートと同じであることを理解する。
13週 英語による立論を学ぶ。 議論4について英語で立論を組み立てる。自分の意見を論理的に組み立てる訓練をする。
14週 英語による論の組み立て方を学ぶ。 英語による反論の仕方・表現を学ぶ。
15週 英語ディベート対戦 4 実際に英語ディベートに挑戦する。
16週 まとめ これまでの流れをまとめ、今後に活用できるようにする。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験ディベート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合3040010200100
基礎的能力3040010200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000