リベラルアーツ特論2(円周率πの歴史)

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 リベラルアーツ特論2(円周率πの歴史)
科目番号 4E26 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリント
担当教員 松田 康雄

到達目標

1.円周率πの歴史を学ぶことによって,数学の理解を深める。
2.数学の研究および研究発表の方法を学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 πの歴史の理解πの新たな計算方法を考える。πの計算法を理解する。πの計算法が理解できない。
評価項目2 研究発表・プレゼンテーションテキストの内容を理解し,工夫して発表できる。テキストの内容を理解して説明できる。テキストの内容を説明できない。
評価項目3 πの歴史に関するレポート作成。πの歴史について新たな視点を含めて作成できる。πの歴史についてレポートをまとめられる。とめることが出来ない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
円周率πは数学の大きな研究テーマであり現在もそうである。この円周率πの歴史を学ぶことにより,数学の理解を深めることが大きな目標である。
具体的にはこれまで学んできた三角関数,数列,積分等を応用してπの値を求めることにより,数学を自在に使いこなすことを目標にする。
また,講義だけなく、演習、研究、プレゼンテーションの場を用意するので、この授業に積極的に参加することを期待する。
授業の進め方・方法:
πの歴史をまとめたプリントをテキストとし、それをもとにゼミ形式で授業を進める。
ゼミの形式をとり、参加者が輪番でプレゼンテーションする。
πの歴史についてレポートをまとめる。
注意点:
各自が積極的に授業(ゼミ)に参加することを期待する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 概論 πの歴史の全体像をつかむ。
2週 πの歴史(1) 古代のπの計算法を理解する。
3週 πの歴史(2) 和算におけるπの計算法を理解する。
4週 πの歴史(3) ヴィエタの公式を理解する。
5週 πの歴史(4) ウォリスの公式を理解する。
6週 πの歴史(5) グレゴリーの級数を理解する。
7週 πの歴史(6) ビュホンの針について理解する。
8週 中間のまとめ・発表 中間のまとめのレポートを作成する。
4thQ
9週 πの歴史(7) アークタンジェント関数を理解する。
10週 πの歴史(8) アークタンジェント関数、マチンの公式を利用してπを計算する。
11週 πの歴史(9) ゼータ関数を理解する。
12週 πの歴史(10) ベータ関数、ガンマ関数を理解する。
13週 πの歴史(11) ベータ関数とガンマ関数のつながりを理解する。
14週 πの歴史(12) BBP公式等現代におけるπの計算法を理解する。
15週 総まとめ 全体のまとめのレポートを作成する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合030030400100
基礎的能力02402432080
専門的能力06068020
分野横断的能力0000000