到達目標
1.仮想サーバーを構築できる.
2.Linuxの基本的な設定ができる.
3.セキュリティーを考慮した,リモートアクセスサービスやWebサービスを構築できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 独力で基本的な仮想サーバーを構築できる. | 指導を仰ぎながら仮想サーバーを構築できる. | 仮想サーバーを構築できない. |
評価項目2 | 基本的なLinuxの操作ができる. | 調べながらLinuxの操作ができる. | Linuxの基本的なコマンドを理解していない. |
評価項目3 | 独力でセキュアーなWebサーバーを構築できる. | 調べながらセキュアーなWebサーバーを構築できる. | Webサーバーが構築できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この授業は,独力でセキュアーな仮想サーバーを構築できる能力を獲得することが目的である.授業は実習が主体となり,構築した仮想サーバーが成果物(提出物)となる.授業の前半では,VMWare workstation player 16のインストール,Linuxの操作の復習を中心とし,後半では,OpenSSHやApacheを導入するとともに,セキュアーなシステム構築を学習する.担当教員はIBMでの長い実務経験を有している.
実務経験のある教員による授業科目:加藤は企業(IBM)でコンピューター・システムの開発を担当していた.その経験を活かしサーバー・システム構築に関する授業を行う.
授業の進め方・方法:
授業では,指定した教科書を中心に授業と実習を進めて行く.BYOD(Bring Your Own Device)を基本とする.学校の実験室のPC上で作業を行うこともできるが,2人で1台を共用することになる.先に作業が完了した学生は,完了していない学生をサポートすることで,さらに理解を深めることとする.
注意点:
多くの場合教科書通りに作業を進めうるが,OSのバージョンアップ等で教科書通りに行かないのが常である.適宜Googleを活用して問題解決をはかる必要がある.
評価方法の詳細:
評価の中心は構築する仮想サーバーである.
実習に取り組む態度20%、構築したサーバーのできを80%として評価する。
60点以上を合格とする。再試は行わない.
次回の授業範囲を予習し、教科書の該当範囲を事前に読んでおくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション |
ネットワーク接続試験を始める.PC(BYOD)を持参すること.
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2週 |
仮想化のソフトウェアについて説明する.VMWare Workstation player を Install する(1) Ubuntu をDownloadする. |
システムの仮想化について理解する. VMWare workstation player のインストールを完了する. Ubuntu を Download する.
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3週 |
VMWare workstation player の設定項目を説明する. VMWare workstation player を設定する. |
VMWare workstation player の設定項目を理解する.
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4週 |
Ubuntuの設定項目を説明する. Ubuntu サーバーの基本設定で OS をインストールする. |
Ubuntu の設定項目の概要を理解する. 基本設定で OS をインストールする.
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5週 |
予備 |
予備
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6週 |
Linuxの復習(1) 6-9週はLinuxの復習を行う.ここに記述したこと以上の深い内容を説明する. コマンド操作とroot権限 |
コマンド操作とroot権限を理解する.
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7週 |
Linuxの復習(2) パッケージの管理・サービスの管理・ユーザーの管理 |
パッケージの管理・サービス管理・ユーザーの管理などいろいろな管理を理解する.
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8週 |
Linuxの復習(3) ファイルシステムとストレージの管理(a) |
ファイルシステムとストレージの管理を理解する.(a)
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2ndQ |
9週 |
Linuxの復習(4) ファイルシステムとストレージの管理(b) |
ファイルシステムとストレージの管理を理解する.(b)
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10週 |
リモートアクセス・サービス(1) SSHの説明をした後,OpenSSHを導入し,SSHでログインを試す. |
リモートアクセス・サービス(1) OpenSSHを導入を完了し,SSHでログインを試す.
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11週 |
リモートアクセス・サービス(2) 非対称鍵暗号を話を少し行い, SSHで鍵交換方式による認証を試す. |
リモートアクセス・サービス(2) SSHで鍵交換方式による認証を試す.
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12週 |
Webサーバーの構築(1) Apacheの説明とApacheの導入,Webページの公開 |
Webサーバーの構築(1) Apacheの導入し,Webページを公開する.
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13週 |
Webサーバーの構築(2) 電子証明の発行を試す.
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Webサーバーの構築(2) 電子証明の発行を試す.
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14週 |
成果物(VMWare workstation player ovaファイル)をサーバーにアップロードする.
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成果物(VMWare workstation player ovaファイル)をサーバーにアップロードする.
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15週 |
予備 |
予備
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 1変数関数のテイラー展開を理解し、基本的な関数のマクローリン展開を求めることができる。 | 4 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 情報通信ネットワーク | ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。 | 3 | |
インターネットの概念を説明できる。 | 3 | |
ネットワークを構成するコンポーネントの基本的な設定内容について説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他,成果物 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 80 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 80 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |