到達目標
1.伝熱現象を理解し、簡単な熱計算ができる。
2.発熱体や各種の電気加熱方式を理解できる。
3.照明の基礎的な諸量や単位を理解し計算できる。
4.各種の光源の特性を理解し、光束、照度の計算ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
伝熱現象と熱計算 | 伝熱現象を詳細に理解でき、熱計算に習熟している。 | 伝熱現象を理解でき、基本的な熱計算ができる。 | 伝熱現象を理解できない。基本的な熱計算ができない。 |
電気加熱方式 | 各種の電気加熱方式を詳細に理解している。 | 基本的な電気加熱方式を理解している。 | 基本的な電気加熱方式を理解していない。 |
照明に関する諸量 | 照明に関する諸量を詳細に理解している。 | 照明に関する諸量を理解している。 | 照明に関する諸量を理解していない。 |
光束、照度の計算 | 光束、照度の計算に習熟している。 | 基本的な光束、照度の計算はできる。 | 基本的な光束、照度の計算ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
生活や産業で広く使われる電気加熱と照明の基礎知識を習得し、電力の身近な応用への理解と省エネルギーへの関心を深める。
授業の進め方・方法:
教科書にそって主にスライドを使って講義する。本科目の内容は、「電気主任技術者」、「エネルギー管理士」の資格試験にも関連するので、それらの参考書などもあわせて学習することをすすめる。
注意点:
評価方法
(1) 課題(レポート,演習,小試験など)100%で評価する。
(2) 評価基準:60点以上を合格とする。
(3) 定期試験、再試験は実施しない。
参考書
[1] 堀 克彦 編著『改訂 工業用電気加熱』、省エネルギーセンター。
[2] 照明学会 編『照明工学』(2012年版)、オーム社 。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
伝熱と熱計算の基礎 |
伝熱の仕組み理解し、簡単な熱計算ができる。
|
2週 |
電気加熱の概要 |
電気加熱の特徴と方式,用途の概要を理解できる。
|
3週 |
温度の測定と制御 |
高い温度の測定と制御の方法を理解できる。
|
4週 |
発熱体 |
発熱体の種類と特性を理解できる。
|
5週 |
耐熱・保温材料 |
耐熱材料や保温材料の種類と特性を理解できる。
|
6週 |
電気炉 |
電気炉の種類と用途を理解できる。
|
7週 |
電気乾燥 |
誘電加熱や赤外線加熱の特性と用途を理解できる。
|
8週 |
電気溶接 |
電気溶接の原理と種類,用途を理解できる。
|
4thQ |
9週 |
家庭用電気加熱 |
家庭で用いられる電気加熱の器具と加熱方式を理解できる。
|
10週 |
照明の概要 |
照明の諸量の定義,視覚の特性を理解できる。
|
11週 |
各種の光源 |
温度放射,ルミネセンスを理解できる。
|
12週 |
光源の光度と光束 |
光度、光束の測光法を理解できる。
|
13週 |
配光特性 |
光源の配光特性を理解できる。
|
14週 |
光束の計算 |
配光特性から光束を計算できる。
|
15週 |
照度の計算 |
光源の配置から照度を計算できる。
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電力 | 電気エネルギーの発生・輸送・利用と環境問題との関わりについて説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |