電熱・空調

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電熱・空調
科目番号 0226 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:植月唯夫編「電気応用とエネルギー環境」コロナ社。参考図書:佐藤清史 著『照明・電熱』、東京電機大学出版局。井上宇市 監修『建築設備 〈第三版〉』、市ケ谷出版社。堀 克彦 編著『改訂 工業用電気加熱』、省エネルギーセンター。山田信亮 ほか 著『図解 空調設備の基礎』、ナツメ社。
担当教員 掛橋 英典

到達目標

1.伝熱現象を理解し簡単な熱計算ができる。
2.各種の電気加熱方式を理解できる。
3.空気調和を理解し,ヒートポンプのしくみを説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
伝熱現象と熱計算伝熱現象を詳細に説明でき熱計算に習熟している伝熱現象を説明でき基本的な熱計算はできる伝熱現象を説明できない.基本的な熱計算ができない
各種電熱方式各種の電熱方式を詳細に理解している基本的な電熱方式について理解している基本的な電熱方式を理解していない
空気調和とヒートポンプ空気調和を十分理解し,ヒートポンプを詳細に説明できる空気調和の基本を理解し,ヒートポンプの考え方を説明できる空気調和を理解できていない.ヒートポンプの考え方を説明できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
生産設備や建築設備に広く使われる電気加熱と空気調和の基礎知識を修得し、電力の身近な応用への理解と省エネルギーへの関心を深める。
授業の進め方・方法:
主に板書により授業を進める。また、適宜、演習問題を配布し、それまでの講義の内容の復習を行う。本科目の内容は、「電気主任技術者」(電気加熱のみ)、「エネルギー管理士」の資格試験にも関連するので、それらの参考書などもあわせて学習することをすすめる。
注意点:
中間と期末の定期試験を100点法で行う。定期試験後再試を行うことがある。定期試験の平均点(80%)と課題(20%)で評価し60点以上を合格とする。
    

     

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 電熱概要 電気加熱の特長を説明できる
2週 電熱計算(基礎) 熱オーム則を用いて基本問題を計算できる
3週 電熱計算(応用) 熱抵抗が分布する物体の電熱計算ができる
4週 電熱計算(過渡現象) 熱容量を用いて過渡現象の計算ができる
5週 加熱方式 加熱方式の種類と特徴を説明できる
6週 抵抗加熱 抵抗加熱の原理を理解し諸量の計算ができる
7週 誘導加熱 誘導加熱の動作原理と特長,用途を説明できる
8週 誘電・マイクロ波加熱 誘電・マイクロ波加熱の動作原理と特長,用途を説明できる
4thQ
9週 その他の加熱 アーク・赤外線・レーザ加熱など特長,用途を説明できる
10週 電熱のまとめ 電気加熱のまとめと復習
11週 空気調和の概要 空気調和の考え方を理解できる
12週 湿り空気線図 湿り空気線図を用いて各諸量の導出ができる
13週 ヒートポンプ ヒートポンプの動作原理と特長を説明できる
14週 熱負荷 熱負荷の考え方について理解できる
15週 空調のまとめ 空気調和のまとめと復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題演習合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000