専門基礎(電気電子工学)

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 専門基礎(電気電子工学)
科目番号 3E19 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 電気電子工学科1年次、2年次で使用する関連科目のテキスト及びプリント等資料
担当教員 平川 靖之,加藤 直孝

到達目標

1.専門科目の理解に必要な読解力があり日本語で表現できる。
2.専門科目における基礎問題に解答できる。
3.ICT機器の基本操作ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1専門科目の理解に必要な読解力があり日本語で表現できる。 専門科目の理解に必要な読解力があり日本語である程度表現できる。 専門科目の理解に必要な読解力があり日本語で表現できない。
評価項目2専門科目における基礎問題に解答できる。専門科目における基礎問題にある程度解答できる。専門科目における基礎問題に解答できない。
評価項目3ICT機器の基本操作ができる。ICT機器の基本操作がある程度できる。ICT機器の基本操作ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
3年次に編入する留学生を対象とし、電気電子工学科1年及び2年次で学習する事項の理解を深め3年次における専門科目の学習の進捗に併せた学力充実を図る。また、専門科目に関連する教材を活用して、学習に必要な日本語力の向上を図る。
授業の進め方・方法:
3年生に編入学する留学生を対象とする必修科目である。講義は3年生の担任教員を中心に、関連科目の担当教員で実施する。1年、2年のカリキュラムで学習する内容の理解を深め、更に3年生での授業の理解を促進するよう、専門科目教科書の読解力向上、課題レポートを通じ日本語での表現力の充実を図る。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.ガイダンス ガイダンスを通して授業の内容、進め方について把握できる。
2週 2.専門科目の理解に必要な用語 専門科目の理解に必要な用語を覚え、使え回せることができる。
3週 3.電気電子工学基礎 電荷と電流、電圧を説明できる。
4週 3-1.電気回路の基本法則(抵抗、コイル、コンデンサ) キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。
5週 3-2.電気数学(複素関数) フェーザ表示を用いて、交流回路の計算ができる。
6週 4.電気電子工学実習に関する事項 電気電子工学実習に関する事項確認し、内容を理解できる。
7週 4-1.電子部品の基礎 電子部品の基礎を学習し、応用できる。
8週 4-2.電子回路の事例 電子回路の事例を通して理解を深める。
2ndQ
9週 4-3.簡単な電子回路の製作 簡単な電子回路の製作を通して、動作原理等を確認できる。
10週 5.電気回路 電気回路の基礎を復習し、理解を深める。
11週 5-1.直流回路(1)(2)   直流回路の基礎理解し、計算できる。
12週 5-2.交流回路(1)(2)   交流回路の基礎理解し、計算できる。
13週 6.電気磁気学 電気磁気学の基礎を復習し、理解を深める。
14週 6-1.物質と電荷 物質と電荷理解を深める。
15週 6-2.クーロンの法則 クーロンの法則を理解し、応用できる。
16週
後期
3rdQ
1週 6-3.静電誘導 静電誘導について理解を深める。
2週 7.ICTの基礎 ICTの基礎を理解できる。
3週 7-1.インターネット接続 インターネット接続を学習し、応用できる。
4週 7-2.インターネットリテラシ インターネットリテラシについて理解を深める。
5週 7-3.ネットワーク ネットワークについて学習し、応用できる。
6週 7-4.パソコンの活用 パソコンを活用できる。
7週 7-5.プログラミング プログラミングを学習し、作成できる。
8週 7-6.計算機アーキテクチャの基礎 計算機アーキテクチャの基礎を理解できる。
4thQ
9週 8.電気電子CAD 電気電子CADを学習し、応用できる。
10週 8-1.機械製図の基礎 .機械製図の基礎を学習し、応用できる。
11週 8-2.電子回路作図の基礎 電子回路作図の基礎を学習し、応用できる。
12週 8-3.CADの基礎 CADの基礎を学習し、応用できる。
13週 9.まとめ 学習した内容を纏める。
14週 9-1.諸項目に関する演習 諸項目に関する演習を通して理解を深める。
15週 9-2.諸項目に関する演習 諸項目に関する演習を通して理解を深める。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。4前2,前3
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。4前4
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。4前3,前4,前11
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。4前11
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。4前11
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。4前11
正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。4前5,前12
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。4前12
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。4前12
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。4前4,前12
瞬時値を用いて、交流回路の計算ができる。4前12
フェーザ表示を用いて、交流回路の計算ができる。4前5,前12
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。4前12
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。4前12
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。4前12
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。4前12
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。4前12
電磁気電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。4前13,前14,前15
電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。4前13
誘電体と分極及び電束密度を説明できる。4前13
静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。4前13
コンデンサの直列接続、並列接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。4前13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力100000515
専門的能力6000002585
分野横断的能力0000000