人文社会科学探求2

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 人文社会科学探求2
科目番号 3E03 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 藍澤 光晴

到達目標

①近・現代日本史の流れを理解できる。
②現代日本を取り巻く諸問題の歴史的な背景を理解できる。
③現代日本の置かれた立場を国際社会の観点から説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代日本の置かれた立場について歴史的な背景とともに説明できる。日本の近代から現代にかけての歴史的な流れを説明できる。近・現代日本史の歴史的な流れを理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
江戸末期から第二次世界大戦までの日本の歴史について学習します。最終的に現代日本の抱えている問題について歴史的背景とともに考察し、これからの日本の展望について考えられるようにしましょう。
授業の進め方・方法:
講義は、基本的に座学中心であるが、映像資料等も適宜活用し、受講者には講義中に発言を必ず求めることもある。議論に参加しない受講者は不合格となる可能性がある。
注意点:
成績評価は、定期試験(50%)、議論への参加もしくはレポート(50%)の割合で算出する。60点以上が合格となる。なお再試は行わない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業の進め方や成績評価について理解できる。
2週 近代国家の成立①
開国と幕末
開国の必要性と意義について理解できる。
3週 近代国家の成立②
明治維新と富国強兵
明治政府の富国強兵政策について理解できる。
4週 近代国家の成立③
日清・日露戦争と産業革命
日清・日露戦争の過程を理解し、戦後の産業革命と関連して理解できる。
5週 近代国家の成立④
日露戦争と国際関係
日露戦争後の日本をめぐる国際関係について理解できる。
6週 二つの大戦とアジア①
第一次世界大戦と日本
日本の第一次世界大戦の関わりについて理解できる。
7週 二つの大戦とアジア②
ワシントン体制
ワシントン体制の具体的な内容を理解し、日本の立場を説明できる。
8週 二つの大戦とアジア③
恐慌と軍部の台頭
日本の軍部の台頭の要因について理解できる。
4thQ
9週 二つの大戦とアジア④
第二次世界大戦
第二次世界大戦における日中、太平洋戦争の意義について理解できる。
10週 戦後の復興と日本経済①
占領下の諸改革
日本国憲法制定と占領下の日本経済について理解できる。
11週 戦後の復興と日本経済②
朝鮮戦争と高度経済成長
高度経済成長の要因について理解できる。
12週 戦後の復興と日本経済③
プラザ合意とバブル経済
バブル経済の発生の要因について理解できる。
13週 戦後の復興と日本経済④
デフレ不況
デフレ経済とは何かについて経済学的に理解できる。
14週 冷戦とパラダイムシフト①
冷戦とは?
冷戦の具体的な枠組みについて理解できる。
15週 冷戦とパラダイムシフト①
脱冷戦後の課題
民族紛争などの地域紛争についての冷戦後の世界情勢を理解できる。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3後15
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3後2,後3,後4
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3後6,後7,後8,後9
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3後10,後11,後14
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3後2,後3,後4,後5
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3後8
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3後9
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3後10,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000050100
基礎的能力50000050100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000