人文社会科学探求1

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 人文社会科学探求1
科目番号 3E02 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 川北稔ほか『新詳新世界史B』帝国書院
担当教員 岡本 和也

到達目標

1.古代から現代に至るまでの大きな歴史の流れを把握すること。
2.上述の目的を達成するために、教科書の記述の中で関心があることについて、批判的に検討し、何らかの問題を設定できるようになること。
3.その問題について、調べ、その結果得た自分の見解を論理的に説明したレポートを作成できるようになること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
歴史の流れの理解古代から現代に至るまでの大きな歴史の流れを理解できる古代から現代に至るまでの大きな歴史の流れを思い出すことができる古代から現代に至るまでの大きな歴史の流れを理解していない
批判的検討と問題設定教科書の記述を批判的に検討し、何らかの問題を設定できる教科書の記述を批判的に検討できる教科書の記述を批判的に検討できない
レポート作成自分の見解を論理的に説明したレポートを作成できる論理的に不十分ではあるが、自分の見解を説明したレポートを作成できる自分の見解を論理的に説明したレポートを作成できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
歴史的知識を獲得することを通じて、論理的思考力を養い、論理的な文章を作成する能力を向上させること。
授業の進め方・方法:
授業は基本的に配布するプリントを中心に行う。教科書は各自適宜参照すること。
注意点:
評価基準:60点以上を合格とする。再試験は行わない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション 授業内容を理解する
2週 市民革命 市民革命について理解する
3週 産業革命 産業革命について理解する
4週 日清戦争 日清戦争について理解する
5週 レポートの書き方について 授業の課題となるレポートについて理解する
6週 レポートの書き方~構想メモを書く~ 構想メモを書く
7週 レポートの書き方~文章を書く~ 構想メモを書く
8週 日露戦争 日露戦争について理解する
2ndQ
9週 明治維新 明治維新ついて理解する
10週 第一次世界大戦 第一次世界大戦について理解する
11週 第二次世界大戦 第二次世界大戦について理解する
12週 大戦後の社会 大戦後の社会について理解する
13週 定期試験に関する説明と復習 これまでの内容を復習し、理解する
14週 レポートの返却とその解説 作成したレポートの評価を理解する
15週 定期試験に関する質問の時間 定期試験の内容に関して質問し、理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3前3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前12
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前8
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前10
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3前11
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

試験態度出席その他合計
総合評価割合500050100
基礎的能力500050100
専門的能力00000
分野横断的能力00000