到達目標
1.機械工学の基礎知識を理解し、問題解決に役立てることができる。
2.機械の構造・工具・加工法について理解できる。
3.各種機器の取り扱いや現象の理解に応用できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 機械工学の基礎知識を理解し、問題解決に役立てることができる。 | 機械工学の基礎知識を理解し、問題解決に役立てることが概ねできる。 | 機械工学の基礎知識を理解し、問題解決に役立てることができない。 |
評価項目2 | 機械の構造・工具・加工法について理解できる。 | 機械の構造・工具・加工法について概ね理解できる。 | 機械の構造・工具・加工法について理解できない。 |
評価項目3 | 各種機器の取り扱いや現象の理解に応用できる。 | 各種機器の取り扱いや現象の理解に概ね応用できる。 | 各種機器の取り扱いや現象の理解に応用できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
電気技術者にとっても必要である機械工学の基礎的な知識を習得することを目的とする。前期は、機械加工と材料力学について、後期はエネルギーの変換・伝達を扱う熱・流体工学について学習する。これらを通して、材料の特性、機械・工具及び各加工法、および流れや熱現象に関する基礎知識を体系的に学習し、ものづくりの基盤となる機械工学の概要を修得する。
授業の進め方・方法:
教科書・配布プリントに基づいて授業を進める。また現物を回覧し、理解させることがある。さらに課題レポートにまとめて提出させることがある。機械の諸現象を理解し、実務に活用できる機械工学を学習する貴重な機会であることに留意し、熱心に学習すること。また私語が多いなど受講とみなせない場合や他の学生の妨げとなる受講態度の場合は、早退として取り扱う。
注意点:
定期試験(中間試験を行う場合は中間試験を含む)の結果で評価する。中間試験は必要に応じて実施 し、実施した場合は、中間試験と期末試験は同等の割合で評価する。また、課題レポートを提出させ た場合は、定期試験(中間試験を行う場合は中間試験を含む)70%、レポート30%で評価する。 再試験は1回のみとし、その際の成績は60点を上限とする。 評価基準:60点以上を合格とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
機械加工の概要 |
機械とは何か、機械の歴史、機械工作法の分類について概要を説明できる。
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2週 |
鋳造 |
鋳造の概念と各種鋳造法について概要を説明できる。
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3週 |
鍛造・圧延 |
鍛造および圧延の概念と各種鍛造・圧延法の概要を説明できる。
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4週 |
プレス加工 |
各種プレス加工の概要と使い分けについて概要を説明できる。
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5週 |
溶接・熱処理 |
溶接の概念と各種溶接法および各種熱処理法の概要を説明できる。
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6週 |
切削加工 |
切削加工の概念と各種切削加工法の概要を説明できる。
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7週 |
研削加工・精密加工 |
研削加工の概念と各種研削加工法および各種精密加工法の概要を説明できる。
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8週 |
以上の復習 |
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2ndQ |
9週 |
材料力学の目的と材料の機械的性質 |
材料力学の目的と材料の機械的性質について説明できる。
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10週 |
静的強さと疲れ強さ |
静的強さと疲れ強さについて説明できる。
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11週 |
引張と圧縮 |
引張と圧縮の荷重、変形、応力、ひずみについて説明できる。
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12週 |
せん断 |
せん断の荷重、変形、応力、ひずみについて説明できる。
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13週 |
丸棒のねじり |
丸棒のねじりの荷重、変形、応力、ひずみについて説明できる。
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14週 |
はりの曲げ |
はりの曲げの荷重、変形、応力、ひずみについて説明できる。
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15週 |
座屈と応力集中 |
座屈と応力集中について説明できる。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
流体力学とは、流体の性質 |
流体の性質について概要を説明できる。
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2週 |
流体静力学1 |
圧力と深さについて概要を説明できる。
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3週 |
流体静力学2 |
圧力と浮力について概要を説明できる。
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4週 |
流体動力学1 |
ベルヌーイの定理について概要を説明できる。
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5週 |
流体動力学2 |
エネルギー損失について概要を説明できる。
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6週 |
流体抵抗1 |
抗力について概要を説明できる。
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7週 |
流体抵抗2 |
2次元物体まわりの流れについて概要を説明できる。
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8週 |
後期前半の復習 |
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4thQ |
9週 |
温度と熱 |
温度と熱について概要を説明できる。
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10週 |
圧力と仕事 |
圧力と仕事について概要を説明できる。
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11週 |
熱力学の第1法則 |
熱力学の第1法則について概要を説明できる。
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12週 |
熱力学の第2法則とエントロピー |
熱力学の第2法則とエントロピーについて概要を説明できる。
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13週 |
完全ガスと蒸気 |
完全ガスと蒸気について概要を説明できる。
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14週 |
サイクルと熱機関 |
サイクルと熱機関について概要を説明できる。
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15週 |
後期後半の復習 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 力学 | 物体に作用する力を図示することができる。 | 2 | |
力の合成と分解をすることができる。 | 2 | |
重力、抗力、張力、圧力について説明できる。 | 2 | |
フックの法則を用いて、弾性力の大きさを求めることができる。 | 2 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 力学 | 引張、圧縮を受けた物体の変形量を計算できる。 | 2 | |
せん断応力、せん断ひずみ、横弾性係数の関係を理解できる。 | 2 | |
曲げ応力あるいははりの断面の任意の箇所に生じる応力を計算できる。 | 2 | |
ねじりによるひずみを説明でき、その値を計算できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |