英語表現1

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 英語表現1
科目番号 1S08 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Vision Quest English Expression Ⅰ Standard、ビジョン・クエスト「総合英語」+基本例文集、Vision Quest English Expression Ⅰ Standard Workbook (啓林館)
担当教員 福田 かおる

到達目標

1.演習を通じて英語の基礎的な文法を習得する。
2.習得した文法を「読む」「書く」「話す」「聞く」ことに応用できるようにする。
3.日常生活に必要な語句や表現を身に付け、英語を使った初歩的なコミュニケーションができるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 英語の基礎的な文法を習得する高等学校1年レベルの基礎的な英文法の知識を習得している高等学校1年レベルの英文法について、参考書を見て理解できる文法の参考書を見ても基礎的な文法がわからない
評価項目2 文法知識を実際に活用できる英語による簡単な発話・作文ができる文法的な間違いはあっても英語で簡単な意思疎通ができる簡単な内容を英語で発信しても相手にほとんど意図が伝わらない
評価項目3 日常生活に必要な語彙を習得している教科書に出てきた単語・熟語は全て習得している教科書に出てきた単語・熟語の8割以上を習得している教科書に出てきた単語・熟語の習得率が6割以下である

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
中学校での学習内容を踏まえ、基礎的な文法事項について学習し、演習問題で確認しながら英語の基礎能力の育成を目指す。
授業の進め方・方法:
授業は教科書に沿って進める。Vision Quest 総合英語も参照するので、毎回持参すること。授業では各LesssonのBuild-upの説明とPracticeを行い、Model Conversationを使った発音練習やExpressingに沿った作文練習も行う。毎回その日の学習内容に対応したWorkbookの問題を宿題とし、次の授業で特に注意すべき点について確認する。ワークブックと教科書は定期的にチェックし、課題点とする。時間に余裕があればShow & Tellの発表を課題として評価する。Useful Words & Phrases は、毎週範囲を決めて小テストを行い、定期試験にも出題する。
注意点:
(1)点数配分:定期試験80%、課題20%
(2)評価基準:60点以上を合格とする。
(3)再試験を実施するが、課題を提出している学生を対象とする。
(4)準備学習:次回の授業で学習するLessonの語彙リストを完成させる。前回の授業範囲のWorkbookの問題を解く。Useful Words & Phrasesの小テストの範囲を学習する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Introduction シラバスの説明、Useful Words & Phrases 2
Lesson 1 文の種類
授業の進め方と学習の方法、及び評価法を理解する。
平叙文、疑問文、命令文、感嘆文の構成を理解する。
2週 Lesson 1 Expressing 自己紹介、Useful Words & Phrases 1
Lesson 2 文型と動詞① S+V, S+V+C, S+V+O
自己紹介をする。
文の主要素である主語、動詞、目的語、補語を理解する。
3週 Lesson 2 文型と動詞② S+V+O+O, S+V+O+C
Useful Words & Phrases 3&4, Follow-up 1
5つの文型と自動詞・他動詞について理解する。
文中の副詞表現を修飾語として理解する。
4週 Lesson 2 Expressing 興味・関心 、Follow-up 2
Lesson 3 時制①、Useful Words & Phrases 5&6
 
興味・関心のあることについて説明する。
現在形、現在進行形、過去形、過去進行形を理解する。
動作動詞と状態動詞を理解する。
5週 Lesson 3 時制②、Useful Words & Phrases 7&8
Lesson 3 Expressing 旅行
未来についての表現を理解する。
旅行の計画について説明する。
6週 Lesson 4 完了形①
Useful Words & Phrases 9&10
現在完了形、現在完了進行形を理解する。
現在完了形と過去形の違いを理解する。
7週 Lesson 4 完了形②、Lesson 4 Expressing スポーツ 
Useful Words & Phrases 11&12
過去完了形、過去完了進行形、未来完了形を理解する。
スポーツの経験について説明する。
8週 中間試験
2ndQ
9週 Lesson 5 助動詞①
Useful Words & Phrases 13 & 14
can/could, may/might, must/have to を使った表現を理解する。
10週 Lesson 5 助動詞②
Useful Words & Phrases 15
should, had better, will/would, used to を使った表現を理解する。
11週 Lesson 5 助動詞③、Lesson 5 Expressing 食事
Useful Words & Phrases 16
助動詞 + have + 過去分詞、wouldを含む慣用表現を理解する。レストランで注文する表現を学ぶ。
12週 Lesson 6 受動態①、Lesson 5 Expressing 観光
Useful Words & Phrases 17 & 18
未来を表す受動態、助動詞を含む受動態、進行形の受動態、完了形の受動態を理解する。歴史的建造物について説明する。
13週 Lesson 6 受動態②
Useful Words & Phrases 19
S+V+O+Oの受動態、S+V+O+Cの受動態、群動詞の受動態、by以外の前置詞が使われる受動態を理解する。
14週 Lesson 7 不定詞①
Useful Words & Phrases 20
不定詞の名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法を理解する。
15週 Lesson 7 不定詞②
Useful Words & Phrases 21&22
原形不定詞(知覚動詞、使役動詞)の使い方を理解する。
S+V+O+to不定詞、疑問詞+to不定詞による表現を理解する。
16週
後期
3rdQ
1週 Lesson 7 不定詞③、Lesson 7 Expressing 交際
Useful Words & Phrases 23
不定詞の否定形、不定詞が表す〈時〉、不定詞の進行形・受動態、不定詞を使った慣用表現を理解する。お礼の手紙を書く。
2週 Lesson 8 動名詞①
Useful Words & Phrases 24&25
動名詞の意味と用法を理解する。
3週 Lesson 8 動名詞②、Lesson 8 Expressing 娯楽
Useful Words & Phrases 26
動名詞の受動態、動名詞を使った慣用表現、動名詞と不定詞の使い分けを理解する。好きな娯楽について述べる。
4週 Lesson 9 分詞①
Useful Words & Phrases 27&28
名詞を修飾する分詞、補語になる分詞、知覚動詞や使役動詞と共に使われる分詞を理解する。
5週 Lesson 9 分詞②、Lesson 9 Expressing ルール
Useful Words & Phrases 29 「気象予報士」まで
分詞構文を理解する。
学校の制服について意見を述べる。
6週 準動詞(不定詞、動名詞、分詞)の復習
Useful Words & Phrases 29 「記者」から
不定詞、動名詞、分詞を復習し、定着を図る。
7週 Lesson 10 関係代名詞①
Useful Words & Phrases 30&31
関係代名詞who, whom, whose, which, that の使い方を確認する。
8週 中間試験
4thQ
9週 Lesson 10 関係代名詞②
Useful Words & Phrases 32&34
前置詞の目的語になる関係代名詞、関係代名詞what、関係代名詞の限定用法とや非限定用法を理解する。
10週 Lesson 10 関係代名詞③、Lesson 10 Expressing 文化
Useful Words & Phrases 33
関係副詞と複合関係詞を理解する。日本の文化について説明する。
11週 Lesson 11 比較①、Lesson 11 Expressing 社会問題
Useful Words & Phrases 35
原級を使った比較表現と比較級を使った比較表現を理解する。社会問題について意見を述べる。
12週 Lesson 11 比較②
Useful Words & Phrases 36
比較級を使った慣用表現、最上級を使った比較表現、原級・比較級を使って最上級の意味を表す方法を理解する。
13週 Lesson 12 仮定法①
Useful Words & Phrases 37&38
仮定法過去と仮定法過去完了を理解する。
14週 Lesson 12 仮定法②、Lesson 12 Expressing 悩み事
Useful Words & Phrases 39 「手をやけどする」まで
wish や as if を使った仮定法、仮定法の慣用表現、if を使わない仮定法を理解する。悩み事に対して助言する。
15週 関係代名詞、比較表現、仮定法の復習
Useful Words & Phrases 39「脚を折る」から & 40
関係代名詞、比較、仮定法を復習し、定着を図る。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1前1,前2,前4,前11,後3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1前1,前2,前4,前11,後3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。1前3,前5,前6,前7,前9,前10,前12,前13,前14
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。1前3,前5,前6,前7,前9,前10,前12,前13,前14
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1前2,前4,前11,後3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1前2,前4,前11,後3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。1前2,前4,前11,後3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。1前8,前15,後5
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。1前8,前15,後5
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1前8,前15,後5
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1前2,前4,前11,後3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。1前2,前4,前11,後3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。1前2,前4,前11,後3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。1前8,前15,後5
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。1前8,前15,後5
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。1前8,前15,後5
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1前8,前15,後5
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。1前8,前15,後5
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。1前8,前15,後5
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1前2,前4,前11,後3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。1前8,前15,後5
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1前8,前15,後5
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。1前8,前15,後5
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1前8,前15,後5

評価割合

試験課題合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000